May 29, 2008

「ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛」

[劇場映画]★★★★★

待ちに待っておりました…
やっと公開された「ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛
街にも大きなポスターが貼ってあるし
予告編を観るだけでもうワクワクしちゃいます…
でも今回の主役はカスピアン王子。
少し不安だったのも吹っ飛ぶ素晴らしさで普通に満足!!!
こりゃまたDVD購入してしまいますな。

大好きだったイギリスの作家、C.S.ルイス(1898-1963)原作の
ナルニア国ものがたり」シリーズの映画化第2弾!
今回は2008年5月21日と水曜公開…(泣)
週末いてもたってもいられず劇場へやっぱりむかっちゃいました♪
またもや最終回だったけど、家族連れも多かったですね。
年齢層が若くて反応が面白かったです。
入りは普通にほぼ満席…と1作目と同じ感じ。
監督は「シュレック」「シュレック2」のアンドリュー・アダムソン
 
____________________

ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛(2008)
原題:THE CHRONICLES OF NARNIA: PRINCE CASPIAN

製作国:アメリカ
監督:アンドリュー・アダムソン
製作:マーク・ジョンソン/アンドリュー・アダムソン/フィリップ・ステュアー
製作総指揮:ペリー・ムーア
原作:C・S・ルイス
脚本:アンドリュー・アダムソン/クリストファー・マルクス
   スティーヴン・マクフィーリー
撮影:カール・ウォルター・リンデンローブ
プロダクションデザイン:ロジャー・フォード
衣装デザイン:アイシス・マッセンデン
編集:シム・エヴァン=ジョーンズ
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ

出演:
ジョージー・ヘンリー(ルーシー・ペベンシー)
スキャンダー・ケインズ(エドマンド・ペベンシー)
ウィリアム・モーズリー(ピーター・ペベンシー)
アナ・ポップルウェル(スーザン・ペベンシー)
ベン・バーンズ(カスピアン王子)
ピーター・ディンクレイジ(トランプキン)
ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ(グロゼール)
セルジオ・カステリット(ミラース)
ワーウィック・デイヴィス(ニカブリク)
コーネル・ジョン(グレン・ストーム)
ヴィンセント・グラス(コルネリウス博士)
ダミアン・アルカザール(ソペスピアン卿)
シェーン・ランギ(アステリウス)

声の出演:
リーアム・ニーソン(アスラン)
ケン・ストット (松露とり トリュフハンター)
エディ・イザード(リーピチープ)
____________________

前作の白い魔女の100年の冬支配時に現れ
春をもたらしたペベンシー4兄妹が人間界へ戻って
ナルニア国では1303年後(人間界では1年後!)
テルマール人によってナルニアは支配され
土地も生き物も破壊され追いつめられていた…
そんな時テルマール王国の後継者であった
カスピアン王子が、叔父のミラースの陰謀により
命を狙われてしまう…
ナルニアの森へ逃亡するのだが…
教師であるコルネリウス博士に持たされた“魔法の角笛”によって
その持ち主であったスーザンらペベンシー兄妹を
ナルニア国へ再び呼び寄せてしまった…
王であったその場所へ戻ってきた彼らは
ナルニアの悲惨な変貌に驚く。
一体何が起きたのか…アスランはどうしているのか…

* * * * * * * * * * * * * * * *

どうやらカスピアン王子のイケメン具合が話題のようなのですが
(実際女子高生はカッコイ〜と大人気、グッズもカスピアングッズばかり…)
ワタシはペベンシー兄妹の…
中でもピーターお兄ちゃん好きなので
今回はあちらこちらと妙なところで涙すら出る始末…。
少し大人になったピーター君に
やっぱりもうメロメロですよ。

前作はまさに監督の思惑どおりに
昔読んだ「ナルニア」の世界が
自分のイメージに近く見事に映像化されてる事に感動したのですが
今作はもはやそれはないわけでちょっと心配していたけれど
150分間!!!飽きる事なく観る事が出来たのはさすが。
原作の再読は映画を観る前にはよろしくないと
程良く内容を忘れた感じでの鑑賞は正解だったかな。

実はカスピアン王子役のベン・バーンズ君が
自分のイメージと違ったのもあり
王子の苦悩がいまひとつヒシヒシと感じられずに
ちょっと残念だったのですが
ペベンシー兄妹4人の成長した姿は懐かしくて嬉しかったなぁ。
今回も最初から最期まで
ペベンシーの子供達の危なっかしさ
唯一子供っぽいルーシーちゃんもさながら
悩めるお年頃のピーター&スーザンに
結末は解っていてもドキドキハラハラ…。
淡い恋心の結末も素敵でしたね。
彼らのリーダーシップ、兄弟の結束力には感服です。
エドのナイスフォローも褒めておきたい!!!
彼もぐんと素敵になっていたし。

しかしながら…この物語。
ストーリー的には暗いし、増々宗教的で
つっこみどころも満載で
(どうして放っておいたの…アスラン…とか
 そりゃ反則でしょ…的な自然の力とか…)
とっつきにくい部分も我々には多いのも確か。
原作自体がそうなので、しょうがないのですが
そのトコロをクローズアップするよりは
子供達の成長ストーリーとして楽しむほうが良いと思います。
権力への争いというものに目を背けず
考え直してみる機会にもなるかも。

それにしてもピータ&スーザンは
大人になってしまったのね…
今回も挿絵のシーンが何度か甦って
色々と思い出して、じ〜んとしまいました。
個人的にはやっぱりピータ役のウィリアム・モーズリー君を応援したいな。
ピーターの迷いを吹っ切り闘う凛々しい姿が素敵すぎです!
いい役者になると思うんだけど…。

B0015RAYDAナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛 オリジナル・サウンドトラック
サントラ レジーナ・スペクター オーレン・ラヴィー
エイベックス・エンタテインメント 2008-05-21

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ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女
C・S・ルイス アンドリュー・アダムソン ジョージー・ヘンリー
B0006ZFKMW

TVドラマ版
ナルニア国物語 マジカル・コレクターズ・エディション
C.S.ルイス
B000BIX7QU

原作本
カスピアン王子のつのぶえ (ナルニア国物語)
ポーリン・ベインズ 瀬田 貞二
4001163721


ナルニア国物語セット(全7巻)カラー版
ナルニア国物語セット(全7巻)カラー版
『ライオンと魔女』
『カスピアン王子のつのぶえ』
『朝びらき丸東の海へ』
『銀のいす』
『馬と少年』
『魔術師のおい』
『さいごの戦い』
 
→ナルニア国物語オフィシャルサイト
→ウィリアム・モーズリー 特別ファンサイト

■映画「ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女」レビュー
■書籍「ナルニア国ものがたり」レビュー

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May 28, 2008

「終わりのない物語〜アビバの場合」

[DVD映画]★★★★☆

1人のアビバという少女を
何人ものキャラクターが全く違った俳優が演じる事によって
この極端なエピソードの羅列から
実は普遍的な物語…という事をゴリゴリと強要してくる
ものすごくパワフルな作品だ!!!

_______________

「終わりのない物語〜アビバの場合」
原題:PALINDROMES

製作国:アメリカ(2004)
監督:トッド・ソロンズ
製作:デリッック・ツェン/マイク・S・ライアン
脚本:トッド・ソロンズ
撮影:トム・リッチモンド
プロダクションデザイン: デイヴ・ドーンバーグ
衣装:ヴィクトリア・ファレル
音楽:ネイサン・ラーソン

出演:
エレン・バーキン(ジョイス・ヴィクター アビバの母)
スティーヴン・アドリー=ギアギス(ジョー/アール/ボブ)
リチャード・メイサー(スティーヴン・ヴィクター アビバの父)
ジェニファー・ジェイソン・リー(“マーク”アビバ)
デブラ・モンク(ママ・サンシャイン)
シャロン・ウィルキンス(“ママ・サンシャイン”アビバ)
マシュー・フェイバー(マーク・ウィーナー)
ウィル・デントン
ヒラリー・B・スミス
ダントン・ストーン
_______________

かなり前に観てレビュってなかったコレ。
細部にわたるこだわりといい…
可愛いテイストと毒満載。
記憶しておきたかったので、観て直ぐにメモっておいたのが下記。
自分用の覚書なのであしからず…

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ドーン・ウィーナーを偲んで
 ラビの葬式…

 ・ドーン 黒人の少女アビバ 死んだいとこのドーンのようになりたくないと懇願。
               妊娠しても子供は絶対殺さない。沢山欲しい。
               いつも誰かを愛することが出来ると…
 ・ジュダ ブルネットのアビバ 数年後 遊びに行ったウォレス家のジュダと初体験。
                数分で終了。
 ・ヘンリー 赤毛のアビバ 妊娠発覚!両親は激怒。
              でもアビバは子供が出来ご機嫌。
              親から産むなら出て行けと…ヘンリーという
              産まれなかった弟の話を聞かされ堕胎を強制されたが  
              そのため子供を産めない体になってしまう。
              おろした子供の名前をヘンリエッタと名付けるアビバ。             
 ・ヘンリーエッタ カーリーヘアのアビバ 家出し、ヒッチハイクで出会った男性
                     ボブと一夜を共にするが…
 ・ハックルベリー ショートボブでスレンダーなアビバ モーテルに置いてけぼりに…
                           田舎を放浪していて
                           森でボートに乗る。
 ・ママ・サンシャイン おデブな黒人のアビバ 森の中で眠る彼女にピーター・ポール
                       という少年と出会い、彼の居るという
                       サンシャイン・ホームに連れて行くと
                       優しく接してくれる。
                       経歴に嘘をついて迎え入れてもらうが
                       明るすぎる“事情”持ちの子供達と
                       クリスチャン達!
                       だがそこに現れたのは…あのボブ?
                       大人達の会話で衝撃的な事実が発覚!
 ・ボブ 黒髪のアビバ サンシャイン・ホームからこっそり抜け出しボブの所へ。
            フライシャー、あの医者の暗殺に参加する事に。
 ・マーク 金髪のアビバ 帰ってきたドーンのパーティが催される。
             葬式の…あのマーク!!!
 ・アビバ おデブのジュダと再会!
      今までのアビバがコロコロ変わって出てくる。
      もちろんラストは…!!!!最初のアビバちゃん!
      あの夢が本当だったら…不毛なんだけど、明るく終了。  

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

何か全てにわたって不愉快かつ悲惨な割には
あっけらかんと終わってしまったのが
かなり強烈に印象的。
どこぞやの田舎で街で…
有りそうで無さそうな物語。
ただ“子供が欲しかっただけなのに…”
興味の有る方限定で観て下さい。

おわらない物語~アビバの場合~
おわらない物語~アビバの場合~トッド・ソロンズ

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May 27, 2008

「アイム・ノット・ゼア」

[劇場映画]★★★★☆

詩人・アウトロー・映画スター・革命家・放浪者・ロックスター
この6つのキャラクターを6人の豪華キャストが演じる異色作。
様々な側面を持つボブ・ディラン?という人物に
ますます興味が湧いてくる作品。

_______________

「アイム・ノット・ゼア」
原題:I'M NOT THERE

製作国:アメリカ(2007)
監督:トッド・ヘインズ
製作:クリスティーン・ヴァション/ジェームズ・D・スターン
   ジョン・スロス/ジョン・ゴールドウィン
原案:トッド・ヘインズ
脚本:マット・グリーンハルシュ/オーレン・ムーヴァーマン
撮影:エドワード・ラックマン
音楽監修:ランドール・ポスター/ジム・ダンバー

出演:
クリスチャン・ベイル(ジャック/ジョン牧師)
ケイト・ブランシェット(ジュード)
マーカス・カール・フランクリン(ウディ)
リチャード・ギア(ビリー)
ヒース・レジャー(ロビー)
ベン・ウィショー(アルチュール)
ジュリアン・ムーア
シャルロット・ゲンズブール
ミシェル・ウィリアムズ
デヴィッド・クロス
ブルース・グリーンウッド
__________________

シネマライズにて鑑賞。
6人の演じるディランの人格が交差して描かれるため
ちょっと入りにくいのと
エピソードや曲を知らないと面白さ減だが
それぞれのキャラクターのセリフが印象深く
とても面白いつくりになっていた。
まだまだ自分の中で消化出来ていない部分もあるのでざっくりと感想を。

奇しくもトッド・ソロンズの『アビバの場合』のようなものを
想像していたのだが、アプローチが似て異なるものだったかも。
名前も年齢も性別すらも違う6人の物語をとおして
たしかにボブ・ディランという人物像が浮かび上がってくる。

リアルタイムではないのだが一度生で観ていたボブ・ディラン大先生。
その昔その歴史も本にて仕入れて勉強したが
見事に抜けている部分も多く…
もう一度ちゃんとアルバムを聴きたくなってしまう。

前評判どおりケイト・ブランシェットがとにかく似ているというか
性別を越えてなりきっているそのたたずまいと演技が素晴らしい!!!
時代を感じるエピソードも多いので
音楽ファンには一見の価値有り。
ラストのご本人のライブ映像が効いてます。

「アイム・ノット・ゼア」オフィシャル・サイト

アイム・ノット・ゼアアイム・ノット・ゼア
サントラ カレン・オー ロジャー・マッギン メイソン・ジェニングス ロス・ロボス ジェフ・トゥイーディー マーク・ラネガン ウィリー・ネルソン エディ・ヴェダー ソニック・ユース ジム・ジェームス

ニューポート・フォーク・フェスティバル 1963~1965 LIVE キープ・イット・シンプル DYLAN ボブ・ディランのテーマ・タイム・ラジオ・アワー

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アイム・ノット・ゼア (クリスチャン・ベイル、ケイト・ブランシェット出演)
B00130HI4C

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April 24, 2008

「コントロール」

[劇場映画]★★★★☆

数多くのミュージシャンの写真を撮ってきたフォトグラファー
アントン・コービンの映像作品は30年弱前に彼が出会ったバンド
ジョイ・デヴィジョンの亡きヴォーカル、イアン・カーティスの生涯を
1974年〜1980年まで描いた映画。
モノクロームのスクリーンに切り取られた完璧な構図の中に
悩めるバンド青年の姿が狂おしいまでに美しく映し出されていた。

_______________

「コントロール」
原題:CONTROL

製作国:イギリス/アメリカ/オーストラリア/日本(2007)
監督:アントン・コービン
製作:オライアン・ウィリアムズ/アントン・コービン/トッド・エッカート
原案:デボラ・カーティス『タッチング・フロム・ア・ディスタンス イアン・カーティスとジョイ・ディヴィジョン』(蒼氷社刊)
脚本:マット・グリーンハルシュ
撮影:マーティン・ルーエ
音楽監修:イアン・ニール
スペシャルサンクス:ニュー・オーダー

出演:
イアン・カーティス(サム・ライリー)
デボラ・カーティス(サマンサ・モートン)
アニーク・オノレ(アレクサンドラ・マリア・ラーラ)
フッキー(ジョー・アンダーソン)
バーナード・サムナー(ジェームズ・アンソニー・ピアソン)
ロブ・グレットン(トビー・ケベル)
トニー・ウィルソン(クレイグ・パーキンソン)
スティーヴン・モリス(ハリー・トレッダウェイ)
ケヴィン〈イアンの父〉(リチャード・ブレマー)
_______________

デビューアルバム1枚を残し1980年5月18日に23歳で自殺した
ジョイ・ディヴィジョンの亡きボーカル、
イアン・カーティスの学生時代から
結婚しバンドに入り自殺するまでを描いた作品。
監督が彼らとなじみの深いフォトグラファーのアントン・コービン。

ニュー・オーダーの前身バンドだと言う事と
度々カヴァーされている名曲達は知っていたが
イアン・カーティスについてはあまり知らなかった。
デヴィッド・ボウイやルー・リードのようになりたかった詩人のイアン。
無垢なデヴィーの笑顔に恋をし若くして結婚したイアン。
職業安定所の職員だった生真面目なイアン。

そんな彼がロックバンド、ワルシャワに参加し
ジョイ・ディヴィジョンとして本格的な活動を開始してから
ありがちなロック・スターの転落人生へとまっしぐら…
TV出演、アルバム制作、ツアの日々…
疲れからか癲癇の発作を起こし、以後持病となってしまう。
追っかけ記者との恋がきっかけで、妻や娘の存在がうっとおしくなってくるし
どんどん忙しくなり欧州、果てはアメリカツアーまで決定。
自分が思い描いていたヴィジョンとはどんどんかけ離れ
ステージでも癲癇の発作を起こし
加速してゆくバンドのサクセスストーリーの中で
自分の存在について自信が持てず、コントロール出来ず
家族と恋人の間で板挟みになり
ついにステージで歌えなくなってしまう…
それでも何とかやり直そうとするイアンだが
アメリカツアーを前に、命を断ってしまった…。
後に『ブルー・マンデー』という曲になる彼の最期。
ジョイ・ディヴィジョン時代の数少ないヒット曲の歌詞の意味が
コレを観る前と全く違って感じられた。

モノクロームなアントンの写真のようなシーンに
ニュー・ウェーヴ・ムーブメントの楽曲や
もちろんジョイ・ディヴィジョンのサウンドが流れ
頭をぐるぐる回って離れない。
とにかく主演のサム・ライリーの素晴らしい演技力
ライブ・パフォーマンスと常にどこか寂しげな表情が印象的だ。
パンフレットにも書いてあるが、特に似ているわけでもないのに
どんどんイアン・カーティスに見えてくるのだ。
劇中の彼らの演奏にも妙な迫力と狂気があり
グイと心の底をつかまれてしまう。

ミュージシャンにありがちな事だし
持病の癲癇の恐怖もあっただろうが
真面目すぎるゆえ、若さゆえ…
逃げ道を閉ざされてしまったのだろうか。
『LOVE WILL TEAR US APART』がとにかく心に沁みた…

〈東京では2008/3/25まで渋谷シネマライズにて上映中〉

コントロール
サントラ ニュー・オーダー デヴィッド・ボウイ

コントロール
スティル【コレクターズ・エディション】 アンノウン・プレジャーズ【コレクターズ・エディション】 クローサー【コレクターズ・エディション】 The Best of Joy Division シャドウプレイヤーズ - ファクトリー・レコードとマンチェスターのポスト・パンク 1978~81
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ジョイ・ディヴィジョンのシングル集
サブスタンス
ジョイ・ディヴィジョン
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■ ミュージシャン系カテゴリー
■ 「ドニー・ダーコ」レビュー

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September 15, 2007

ツナガリレビューリスト 221〜240

これまでのレビューリスト221〜240。

↓今までのレビューにリンク

「エル・マリアッチ」 [DVD映画]★★★☆☆
「フロム・ダスク・ティル・ドーン」 [DVD映画]★★★★★
「グラインドハウス U.S.A.バージョン」 [劇場映画]★★★★★
「アトミック・カフェ」 [DVD映画]★★★★☆
「夕凪の街/桜の国」こうの史代 [コミック]★★★★☆
「選挙」 [劇場映画]★★★★☆
「デート・ウィズ・ドリュー」 [DVD映画]★★★★☆
「時をかける少女」(アニメ版) [TV放映映画]★★★★☆
「時をかける少女」 [TV放映映画]★★☆☆☆
「鳥」 [DVD映画]★★★★★

「フォレスト・オブ・ザ・デッド」 [DVD映画]★★★★☆
「変態村」 [DVD映画]★★★☆☆
「ハード キャンディ」 [DVD映画]★★★★☆
「ローズ・イン・タイドランド」 [DVD映画]★★★★☆
「初恋」 [DVD映画]★★★☆☆
「彼女を信じないでください」 [DVD映画]★★★☆☆
「私の頭の中の消しゴム」 [DVD映画]★★★☆☆
「明日の記憶」 [DVD映画]★★★☆☆
「ゆれる」 [DVD映画]★★★★☆
「麦の穂をゆらす風」 [DVD映画]★★★★☆


221〜240 2007.7.04〜2007.09.11
→ リスト一覧はこちらへ

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September 11, 2007

「エル・マリアッチ」

[DVD映画]★★★☆☆


ロバート・ロドリゲスが最大限に節約し7000ドルで自主制作し
サンダンスで評価されたという長編デビュー作。
スペイン語圏市場用に作ったため全編スペイン語(笑)
脱獄囚と間違えられたマリアッチ(流しの歌手)志望の青年が
とんでもない騒動に巻き込まれてゆく…という
メキシコ舞台のアクションもの。

_______________

「エル・マリアッチ」
原題:EL MARIACHI

製作国:アメリカ(1992)
監督:ロバート・ロドリゲス
製作:カルロス・ガラルドー/ロバート・ロドリゲス
原案・脚本・撮影:ロバート・ロドリゲス
音楽:マーク・トルエーロ/アルバロ・ロドリゲス/ファン・スアレス
   セシリオ・ロドリゲス/エリック・ガスリー

出演:
エル・マリアッチ(カルロス・ガラルド)
ドミノ(コンスエロ・ゴメス)
ビゴトン(ジェイム・デ・ホヨス)
アズール(レイノル・マーティネス)
モーリシオ(ピーター・マルカルド)
_______________

これも懐かしい〜作品ですな。
おそらく「サボテン・ブラザース」とか「エル・パトレイロ」とか…
あのあたりの作品と2本立てかなんかで観た記憶が…。

さて、久しぶりにちゃんと観ましたが
やはりゆる〜いながらも結構イケます!!!
ゆるゆるまった〜りした部分と、
スピード感のあるアクション部分とくだらない演出が妙にマッチ。
ギターケースの中の銃…ってのがミソですね。
一応続編とされている「デスペラード」で
ギターケースが大活躍するわけですが
この「エル・マリアッチ」では
ギター弾きの兄ちゃんが殺し屋と間違われて命を狙われる中
望まずしてハードボイルドな男に成長?してゆく所が面白い。

役者はほとんど素人やスタッフばかりなので演技力がどうとかではなく
とにかく素人ならではのキャラがたっていますね。
ホテルのおやじの電話とか、悪役の彼のマッチとか、
微妙なルックスの姉さん達にもツッコミ入れながら笑えます。
小物や生き物を使って無理矢理まとめている青臭さもグッド!

コレをサンダンス映画祭で評価されて
コロンビアに買い取られたというロドリゲスの出世作。
制作費7000ドルとひたすらケチった低予算を売りにしているトコロも笑えるが
怪我の功名というか、低予算ゆえの対策が面白いと評価され世の中わからんもの。
最初の長編…習作的な作品って、色々詰め込みすぎがちなのに
この「エル・マリアッチ」はいたってシンプル
撮りたいもののビジョンも明確で
情熱と創意工夫だけで、粗いけれど力強い作品になっています。
元々スペイン語圏で売ろうとスペイン語で作った…という
ニッチな発想が逆に利いていたりもしたんでしょうね。

ちなみに映像特典&監督コメンタリーは一見の価値あり。
まずこれから映画を撮る人に…『30本目までは駄作だから』と言い切り、
リーズナブルにビデオでガンガン作品作って
金のかかるフィルムは映画会社に任せよう!と指導(笑)
そういやこの「エル・マリアッチ」の映像がキレイだったのも
オリジナルはビデオだったからなのね…
(映画館で観たのはかなりノイズあった記憶が)
現在ではデジタルで更に撮影&編集もリーズナブルに出来るようになったので
とにかく“やってみる”事が大切ですな。

そしてとにかくセコイ!
いかに無駄をはぶいてケチるか…という監督のコメントが炸裂!!!
だが、何となく貧乏な同世代のワタシとしては
別に映画を作っているわけではないけれど
わかる…わかるよ…そうなんだよ…とひたすら同感。
たしかにギャラと食事代はバカにならんですからね。
サンダンスに出品されているものには
超低予算のものが多いけど、この作品の徹底っぷりには爆笑。
そして基本的には全部自分で行い身内&地元を上手く使い
役者の拘束時間を減らすのが安く上げるコツと連呼。

数年後に自宅にスタジオを作り制作している彼の言葉だけに
妙〜な説得力がありますが、
多才な完璧主義というより地元&ファミリー大好きな貧乏性という気が…
身内友人のキャスティングもひいき目というより
なんだかケチっている気がしてならないですね(笑)

映像特典で何よりも注目すべきはモノクロ短編の『BED HEAD』
寝癖ヘアで粗野なお兄ちゃんをコントロールしちゃう小さな妹の物語で
当然チープでバカバカしいんですが
おしゃれとは正反対のダサダサ加減と
その、どうしようもない“下らなさ”と明解さがグッドです。
好き嫌いは激しく分かれるでしょうが
自分の子供のためだけに?キッズムービー作ったり
家庭崩壊しつつも大金使ってチープなおバカな映画作ったり
初心を貫いているのか、興味の赴くままなのか…
生真面目素直にダサいおバカ映画を作るロドちゃんの姿勢は微笑ましい。
今後も素直な映画バカを極めて欲しいですな。


B000OPOBHOエル・マリアッチ コレクターズ・エディション
カルロス・ガラルド コンスエロ・ゴメス ロバート・ロドリゲス
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2007-05-30

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デスペラード三部作のお得なパック。
ちゃんと特典映像もそれぞれ入っているのでおすすめです♪
3MY BOX デスペラード三部作パック
アントニオ・バンデラス カルロス・ガラルド ロバート・ロドリゲス
B000BVVFSY

ロバート・ロドリゲスのハリウッド頂上作戦
―23歳の映画監督が7,000ドルの映画でメジャー進出!

ロバート ロドリゲス Robert Rodriguez とちぎ あきら
4880082554

■ 監督:ロバート・ロドリゲス

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