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September 30, 2004

「コールドマウンテン」

[DVD映画]★★★★★

『たった一度のキスで恋人を何年も待てるのか』

雑誌についていたプロモDVDを観て、こりゃどうかな〜と疑って
ミンゲラ監督ごめんなさい!
実際観て、これはありだと思ってしまった。妙なトコロで泣けた泣けた…。
チャールズ・フレイジャーの同名のベストセラー小説「コールドマウンテン」
(祖先の実話)を文芸ロマンの巨匠アンソニー・ミンゲラ監督が映像化。
2003年アメリカの作品「コールドマウンテン」

南北戦争末期の1864年。
南軍兵士としてヴァージニア州の戦場に出征したインマン(ジュード・ロウ)は、
一緒に戦場に向かった仲間も失い、瀕死の重傷を負い、病院に収容される。
回復を待つインマンの脳裏に浮かぶのは、故郷のコールドマウンテン…
出征前にただ一度だけキス交わした恋人エイダ(ニコール・キッドマン)。
看護婦に読んでもらったエイダの手紙と日々の戦闘=殺人に疑問を感じるインマンは
彼女に会うべく、脱走兵として死罪に問われるのを覚悟の上、
500キロにも及ぶ故郷、コールドマウンテンへをひたすら目指すのであった。

インマンの帰りを待つ間に父を亡くしてしまった浮き世離れしたエイダは、
生活力も無く、明日の食べ物にも事欠くほどの窮地に追い詰められていた。
そんな荒れ果てた彼女の家にに近所のサリーが、
流れ者のルビー(レニー・ゼルウィガー)を送り込み、
この地で生き抜く術=労働を教え、
ルビーはまたエイダから文学や音楽や恋愛について学んでゆくのであった。
街は義勇軍によって若い男がいないのをいい事に、すさんでゆく一方。
脱走兵による処罰もどんどんエスカレート。
そこへひょっこり、フィドル弾きのルビーの父親がやって来て、
事体は思わぬ方向へ…

とにかくその壮大さに圧倒される。制作期間4年ほど。
ルーマニアの1800年代そのままの山村地帯に農場や街を作ったらしい。
戦闘シーンの木々もイメージどおりにするために植えたそう。
チャールストンには種をまきとうもろこし畑までも。
ミンゲラ監督らしいこだわりで、
あるシーンはルーマニア、次のつながったシーンは実はアメリカ。
部屋の中だけ駅の一室などなど、
監督の頭の中のシーンをあらゆる手法を駆使して撮影したようだ。
撮影前に音楽も準備したらしい。だからしっくりハマるのか。
冒頭から伏線がたくさんひかれているので、
1度目はひたすら物語にひたり、2度目はコメンタリーを聞きながら、
伏線を発見しつつ撮影ウラ話しを聞くのが楽しい。

ジュード・ロウの素直な演技、
『ザ・女優』ニコール・キッドマンにもってこいの演技、
レニー・ゼルウィガーの『職人芸』的演技もいい。
登場人物全てのキャラクターがいきている。
個人的には義勇軍のティーグやポジーのキレキャラが気になった。

さて、インマンとエイダの『純愛』の行方は???。
途中、幾度も危機や誘惑がありながらも
お互いの『鉄版写真』を眺め思いを馳せながら、
ひたすら歩き続けるインマンと、たくましく生活しながら待ち続けるエイダ。
監督曰く、現代からは想像も出来ない事だ。
ただし、この時代を考えると大いにあり得ると。
ええ〜?現代でも意外とありそうですよ。
逆に熱烈なキスだけだったから、相手を美化して思い焦がれたのでは?
と思ってしまったわけである。
戦争&文通&写真。これが彼等の『純愛』にとって曲者だった。
だからこそ、燃え上がり信じあえたのだ。
それにしても、脱走兵って相当いたんですね…。

コールドマウンテン
コールドマウンテン

コールドマウンテン コレクターズ・エディション

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