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October 09, 2004

「修羅雪姫 怨み恋歌」

[DVD映画]★★★★☆

昨日の小池一雄、上村一夫原作の劇画「修羅雪姫」の映画化作品、
「修羅雪姫」の続編となる作品。
監督は同じく藤田敏八、制作年は1974年。
原田芳雄、吉行和子、南原宏治、岸田森、伊丹十三などの、
これまた濃ゆい個性派俳優陣に負けない、梶芽衣子の存在感!!!

日露戦争後の日本。
無実の罪で殺された両親の仇をうった鹿島 雪(梶芽衣子)は
死刑を待つ身で獄中にいた。
ところが絞首刑執行の日、とある人物によって助けられ、
それとひきかえに、秘密文書とその持ち主の命を狙う刺客となることに…。
そして政治的動乱にどんどん巻き込まれてゆく雪の先には、
またもや鮮血の花が咲くのである…。

この「修羅雪姫 怨み恋歌」は前作の“劇画の映画化”とは違い、
独立した物語となっている。
『怨み恋歌』というタイトルにもあるように、
修羅の子雪がなんと助けられた街医者(原田芳雄)に恋をする。
この『怨み恋歌』では雪の人間的な一面、
正義感による依頼者への裏切りや愛する男への愛などが描かれている。
もう彼女は親の仇に生きる修羅の子からは解放されたのだ。
とはいえ、凄腕の刺客である雪が放っておかれるはずは無い。
やはり親ではないが、依頼者の怨みを晴らさねばならないのだ…。

貧民窟の街医者(原田芳雄)と徳永乱水(伊丹十三)はもちろん。
特高警察長官菊井(岸田森)、蜍(南原宏治)この二人の怪演がものすごい…。
ひたすら痛い目にあう丸山警部(山本麟一)、
初々しく美しい吉行和子の大胆な格闘シーンも含め、
とにかく登場人物が皆怪しく光るの作品なのだ。
そして、雪…梶芽衣子さん!

前作よりもたちまわりも上達し、
ちょっとけだるいかんじの梶芽衣子さんが粋。
特典のインタビューで『最も忙しく、とにかく疲れていた時期』と語っておられた。
その力の抜けた感じがまたソソるわけであった…。
ちなみにこのインダビューは、女優へのきっかけなど
貴重なエピソードが満載。
インタビューが終わって、一瞬『素』に戻る顔にドキッ。
そういえば先日始まった「大奥」にも梶さん出演されていますね。
日本髪と着物。やっぱり現在もお似合い…。

この他DVD特典にはもちろん原作者の小池さんのインタビュー、
上村さんの原作画集、及び内封に上村さんの原画ポストカードなども有り。
満足の逸品!!

修羅雪姫 怨み恋歌
修羅雪姫 怨み恋歌
 
上村一夫の作品
■ 上村一夫の作品紹介1はこちら
■ 上村一夫の作品紹介2はこちら

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Comments

> とにかく登場人物が皆怪しく光る作品なのだ。

そうそう!
そのため、相対的に雪がふつうに見えちゃったりして(笑)。

Posted by: albrecht | February 15, 2005 at 02:40 AM

albrecht さん

TB&コメントありがとうございます!
岸田森さん、南原宏治さんは特に怪し過ぎでしたね。
とにかく俳優さんが皆、濃ゆかったです。
 

Posted by: garam | February 15, 2005 at 05:54 AM

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