「ドニー・ダーコ」 D[di:]
[書籍]★★★★★
先日の映画「ドニー・ダーコ」のノベライズ版。
「ドニー・ダーコ」D[di:](ソニー・マガジンズ)
書いているのは、映画「ジョゼと虎と魚たち」の
オープニングの絵も担当したD[di:]さん。
作家であり、イラストレーターであり、モデルであり、ミュージシャンでもある
かなりマルチなアーティスト。
小説とコミックをミックスしたノベル・コミックという手法での作品。
映画のガイドとしてもかなり楽しめる本である。
腕に書かれた28:06:42:12の文字と、
ドニーの1988年10月のカレンダー、人物相関図で始まるこの作品。
きっちりノベライズされており、
なんと、付録として映画の中に出て来る
『タイム・トラベルの哲学』ロバータ・スパロウ著
が図解付きで掲載されているのだ!!!
こんなことが書いてあったのね…。くらい重要な事が!
映画より、ちょっと過激な?ドニーの感情と思考が細かく描かれ、
不明だった部分もかなり明解になってくる…。
ご本人のコメントの
「いろいろなモチーフのチョイスの仕方にシンパシーを感じ、
これは絶対私が描かなきゃ!って思った」
「前作『キぐるみ』アメリカ版と思って描いた」
というのは大変良く解る。
まさにキュートでパンクでちょっと病んだD[di:]さんワールド炸裂。
彼女の書くキャタクターは映画の“銀色ウサギ男”よりも
かなりキュートでデスな感じ。
基本的に鉛筆のドローイングなので、イメージはかなり違う。
この手のゆるさが自分的にはかなり好きなので、
これを読んで、またもう一度本編を観なおすハメに…。
『何度も観たくなる作品にしたかった』リチャード・ケリー監督の思惑に、
まんまとハマってしまったのであった…。

ノベル・コミック「ドニー・ダーコ」
D[di:](ソニー・マガジンズ)










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