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October 28, 2004

「ドニー・ダーコ」

[DVD映画]★★★★★

ドニー・ダーコ16歳。
1988年10月1日。
彼は、『世界の終わりまで、あと28日6時間42分12秒』と
ある日、謎の声に起こされ告げられた。

リチャード・ケリーの脚本にプロデュースと出演のドリュー・バリモアが惚れこんで
映画化へ至った2001年アメリカの作品。
2001年サンダンス映画祭で大いにもりあがった…らしい。
SF、サイコサスペンス、青春ドラマ、犯罪映画、オカルト、ホラーなど、
あらゆるジャンルがつまった異色作品「ドニー・ダーコ」

1988年10月2日。
そしていつもの夢遊病状態でゴルフ場で寝ていたドニー(ジェイク・ギレンホール)の
腕には刻まれた[28:06:42:12]の文字が…。
家に帰ると飛行機のエンジンが家に落ちていて大騒ぎ。
丁度ドニーの部屋だという…。
“あの声”に救われた?
それから“あの声”の銀色のドクロウサギ男が現れて、
奇妙な出来事が起りはじめる…。

恩人である“銀色ウサギ男”は友達でもあり、
知識も豊富で、謎の言葉を発して色々命令をするのだ。

精神科医のサーマン先生(キャサリン・ロス)への告白。
口うるさいがドニーを愛している母ローズ(メアリ・マクドネル)。
すっとぼけているが、なかなか寛大な父エディ(ホームズ・オスボーン)。
美人教師カレン(ドリュー・バリモア)の英語の授業と
グレアム・グリーンの短編「破壊者」。
自己啓発セラピストのジム・カニングハム(パトリック・スウェイジ)。
ジムを心酔する体育教師キティ(ペス・グラント)の天然イカれぶり。
転校生の美少女グレッチェン(ジェナ・マローン)。
ホーキング博士。物理教師のモニトフ(ノア・ワイリィ)のタイム・トラベルの話。
死神オババ=ロバータ・スパロウ著「タイム・トラベルの哲学」。
二人で観る「死霊のはらわた」と初体験。
そして
地下室の扉…。

様々な出来事すべてが“銀色ウサギ男”の予言と関わる。
1988年10月30日。
“銀色ウサギ男”とは誰か?
世界の終わりで彼を待っているのは一体何なのか?

オープニングからエコー&ザ・バニーメンの『キリング・ムーン』!!
ティアーズ・フォー・フィアーズ『ヘッド・オーバー・ヒルズ』、
ジョイ・ディヴィジョンの『ラブ・ウィル・ティア・アス・アパート』
デュラン・デュラン『ノトーリアス』などなど
ザ・チャーチ『アンダー・ザ・ミルキィ・ウェイ』
時折挿入される80'sのUK ニュー・ウェーヴが懐かしい。
これがまた謎解きのキーにもなっているのだから心にくい。
そう、これは1988年の物語なのだ。
ラストに流れる『マッド・ワールド』という曲が痛くセツない。

すぐに何でも『精神病』としてカウンセリングと薬物投与で
片付けようとしあげくの果てに自己啓発セミナーを学校で行う教師達の教育問題や、
それを容認し助長する親や家庭の問題。
落ちたエンジンの飛行機が不明だったり、
死神オババ(ペイシェンス・クリーヴランド)とタイムトラベルの哲学の謎。
初々しいドニーとグレッチェンのラブ・ストーリー。
色んなエピソードですら実はキーになる。

そして「宇宙戦艦ヤマト」的な、シークェンスごとに入る
「世界の終りまであと○○日」というベタなテロップも
28日後、世界の終わりに何が起るのか?とドキドキさせてくれて効果的。

「観終わっても、何度も観たくなる映画にしたかった」という、
リチャード・ケリー監督の言葉どおりの作品であったが、
ラストでスカッとなるか、うなるか、打ちのめされるかは観た人次第。
ちなみに自分的には、ちょいとうなりつつ、どちらかというと大変セツなかった…。
一番好きなのがオープニング。ミステリアスで空が綺麗で…。
一度レビュー書いてからもう一度観ると、
ものすごく濃密な伏線いっぱいで驚きでした。
ジェイク・ギレンホールくんも観れば観る程魅力的♪

オフィシャルサイトはこちら
ややこしい、人間関係はここでクリアになるはず。

http://www.donnie.jp/

ドニー・ダーコ
ドニー・ダーコ


オリジナル・サウンドトラック盤“ドニー・ダーコ”
サントラ

関連音楽(このアルバムに紹介した曲が入ってます)
ダンシング・ホーシズ(ザ・シングルズ) Tears Roll Down (Greatest Hits 82-92) Substance Greatest
 
 
 
そして、この映画をノベライズ?というかD[di:]さんによって、
ノベル・コミック化された作品がこれ。
ドニー・ダーコ
D[di:](ソニー・マガジンズ)
ドニー・ダーコ
 
■ ノベル・コミック「ドニー・ダーコ」のレビューはこちら
 

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Comments

お!サントラも出ているようですね~
今度HMVにでもいって探してみます^^
私的にはOPのシーンに流れた音楽が一番すきだったかな

Posted by: Kaworinlove55 | February 09, 2006 at 11:25 PM

Kaworinlove55 さん

>私的にはOPのシーンに流れた音楽が一番すきだったかな

エコ・バニの『キリング・ムーン』かしら???
この曲はサントラには入っていないんですが、
ラストに流れる『マッド・ワールド』はオリジナルよりサントラのアコースティックな感じのほうが素敵です。
全体的に静かでズンとくるサウンドもなかなか良かったですね〜♪
この映画でジェイク・ギレンホール君のファンになりました。
何とも言えないさり気ない演技はサラブレッドだからでうかね〜!!!
 
 

 

Posted by: garam | February 10, 2006 at 05:32 AM

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