「太陽を盗んだ男」
[DVD映画]★★★★★
沢田研二がマッド・サイエンティストな犯罪者を、
それを追う刑事を菅原文太が演じるサスペンス・アクション「太陽を盗んだ男」。
中学の物理教師がなんと、アパートの自室で「原爆」を製造・完成させ、
政府への脅迫がエスカレートしてゆくという衝撃的な物語。
脚本は「ザ・ヤクザ」のレナード・シュレーダーと
「青春の殺人者」の長谷川和彦の共同執筆、
監督は長谷川和彦、助監督には相米慎二という、制作陣も豪華な1979年の作品。
中学の物理教師・城戸誠(沢田研二)は、原子爆弾を自分で作ろうとしていた。
原子力発電所からプルトニウムを強奪する下見のため
生徒たちと原発見学へ行くのだが、そこでバスジャックにあう。
負傷しながら生徒たちを助けて犯人を逮捕した山下満州男警部(菅原文太)と
城戸は事件解決の貢献者として表賞された。
ここから城戸の“夢?”と“執着”は現実となり加速し始める。
アパートの自室で原爆を製造を開始。
冷蔵庫で冷却、オーブンで過熱など、なんとも危険な作業を
自宅のキッチンで行っているのである。
ラジオのDJトークに鼻歌まじりで原爆製造、
野球観戦に熱中して薬剤の過熱のしすぎに気付かないなど、
観ているだけでドキドキする。
原爆製造作業で疲れたこの教師がうたた寝していても
誰も気付かないくらい存在は薄い。
ところが、さすがマッド・サイエンティスト。
見事、手作り原爆を完成させてしまった。
手始めに『野球中継を最後まで放映しろ』と政府を脅迫し、なんと成功。
次の要求は麻薬で入国許可の下りない
『ローリングストーンズ日本公演の開催』。
要求はエスカレートし、更にサラ金から借りた金を返すため
『現金5億円の要求』へ…。
なんとも個人的なしょぼい要求が多いのであるが、
原爆を爆破されては困るので政府も無視は出来ない。
そしてこれらの連絡相手は…あの山下警部なのだ。
ラジオの人気DJに池上季実子、プロデューサーに風間杜夫、
交番の警官に水谷豊、サラ金の男はスリムだった西田敏行、小松方正…と、
カルトな内容の割に非常に豪華なキャスト、
ストーリーも運がいいんだか悪いんだか、2転3転ありで、
アクション満載の娯楽大作となっている。
沢田研二演じる城戸が魅力的な犯罪者なのでDJの姉さんもメロメロになるわ、
山下刑事ですらなかなか彼の本性に気付かない。
コスプレ………女装、変装がまた似合い過ぎなのだ。さすがジュリー。
放射能の副作用に悩みながらも、逆に怖いもん無しと突き進む城戸。
原爆抱えての山下警部とのカーチェイスや対決はかなりの迫力。
最後の最後までハラハラする見応え十分な作品だ。












Comments
はじめまして
すいませんが手違いでTBを何回か送信して
しまいました。お手数ですが削除をお願いします。m(__)m
Posted by: Kaworinlove55 | November 30, 2004 at 09:28 AM
Kaworinlove55さん
こちらこそ!
いや〜面白くて、怖い話です。
こんなもの自宅でハンドメイドしないで欲しいです。
ラストシーンのジュリーの顔が印象的でした。
TBは大丈夫ですよ。削除しておきました。
Posted by: garam | November 30, 2004 at 12:22 PM
確かにジュリーには不思議な魅力がありますよね。
あと個人的に山下警部(菅原文太)との屋上での
戦いがよかったです(^^)
Posted by: Kaworinlove55 | December 01, 2004 at 10:06 AM
Kaworinlove55さん
あの戦いは迫力&ハラハラしどおしでした。
特に菅原文太さん!
まるでゾンビのごとく!!。
Posted by: garam | December 02, 2004 at 02:17 AM