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February 11, 2005

「女はみんな生きている」

[DVD映画]★★★★☆

のっけから緊迫感をあおる音楽とスピーディーな展開で、もう目が離せない!
こんな勢いのあるパワフルなフランス映画ははじめて!!
赤ちゃんに乾杯!」のコリーヌ・セローが監督・脚本・台詞を担当した
コメディ・ドラマ「女はみんな生きている」。
2001年の作品で原題は『Chaos(カオス)』

ディナーの約束に間に合わない!と夫ポール(ヴァンサン・ランドン)と共に
どたばた支度をする妻エレーヌ(カトリーヌ・フロ)。
車を飛ばす二人の前にあらわれた怪しげな男たちに追われる若い女!
それを無視するポールは車のドアを開けない。
女は男達につかまり、ポールの車のフロントガラスに頭を打ちつけられ血まみれに。
“彼女”を助けようとするエレーヌに、ポールは
「ティッシュを」と大怪我している彼女には見向きもせず、
血で汚れたフロントガラスを拭くのだ…。
そして、救急車も呼ばずに『洗車』へと向かう。
翌日も、母親が尋ねてきても居留守を使うポール。
家庭より、仕事と会社が第一の、そんな男だった。

エレーヌは怪我をした女が気になって仕方がない。
そして救急病院にいる瀕死の彼女を見つけ出して、
病院で泊まり込んで看病を始める。
すると例の怪しげな男達が現れた…。
エレーヌは“彼女”のそばにいたいと思い、語り始める。
「私はエレーヌ。他人だけど、あなたに生きて欲しいの。」

エレーヌが帰らないので、家庭は無茶苦茶。
ポールは「アイロンがかかってない!」とエレーヌの携帯にまで伝言を入れてくる。
独り息子ファブリス(オレリアン・ウィイリク)がこれまた女にだらしないドラ息子。
ファブリスのガールフレンドが何人も家におしかけてくる。
そこで、エレーヌは家を出て本格的に“彼女”を守り家を出る事に。
エレーヌの献身的な介護のおかげで奇跡的に回復した“彼女”は、
信じられないような身の上を話し始めた。
彼女はノエミ(ラシダ・ブラクニ)というかなりワケありの売春婦だった。

娘を売り飛ばすような家族を持ち、“組織”に利用されるノエミ。
田舎から出て来て息子に30分程息子とお茶するためにでも、
1ケ月間もホテルで待つポールの母親(リーヌ・ルノー)。
家庭や家族を全くかえりみないポールの妻、普通の主婦エレーヌ。

この映画はダメで酷い男達にしいたげられてきた女達が
その男達に頭脳戦で立ち向かい復讐する、その力強い姿を描く。
女達は自分の事よりも『他の誰か』の事なると強いのなんの!
一方ダメ男達は自分の事で手一杯。
「魚は食べたくない!」なんて、子供じゃないんだから…。
もちろん、全ての男女がこんな関係では無いが、
万国共通で、こんな差別意識があるのか…と少し驚いた。

頭の良いノエミのとんでもない過去とパワフルなエピソード。
そんな彼女に魅了されたエレーヌの家族達!!!
経験豊かすぎるノエミを女性陣は愛しみ影響され、男性陣は彼女のテクに骨抜きに。
ちょっとヤリ過ぎだけれども、
鮮やかな彼女達の手口は活き活きとしていて爽快感がある。
特にノエミ!そして、エレーヌのキレのある動きも探偵顔負け!
次から次へと何が起こるのか?とドキドキし通し。
ノエミの目覚めた顔!!!あの目は一生忘れないだろう!!!!

[映像特典]
メイキングとトレーラー。
この作品はデジタル・カメラで撮ったそう。
そんな世の中なんですね。

公式サイト
ドキドキする音楽も聴けます。

http://onna-minna.jp/

女はみんな生きている
カトリーヌ・フロ コリーヌ・セロー ヴァンサン・ランドン

by G-Tools

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Comments

これ女性必見の映画のような気がします^^ 私は男性でもかんり楽しめましたが(笑)

こういう映画はやはりハリウッドではできないなという感じがします。

Posted by: yyz88 | February 11, 2005 at 11:45 PM

yyz88 さん

トラックバック&コメント有難うございます!

>これ女性必見の映画のような気がします

期待以上に冒頭から最後まで楽しめました♪
世の女性にはゼヒみてもらいたいですね〜。
この作品で不愉快になる男性は“身に覚えがある”かのかも…なんて。

>こういう映画はやはりハリウッドではできないなという感じがします。

たしかに絶妙な毒気や洒落などは、ハリウッドでは無理かもです。
きっと別なものになってしまうんでしょうね!!
 

Posted by: garam | February 12, 2005 at 02:51 AM

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