「えびボクサー」
[DVD映画]★★★☆☆
く…下らないのに大真面目!これぞB級ヒューマン・コメディ!!!
もちろん、アルバトロスさん配給の「えびボクサー」。
監督・脚本は日本初登場のマーク・ロック。
編集を「バロン」のピーター・ハリウッド。衣裳は「穴」のシャロン・ギラーム。
役者も「スライディング・ドア」のケヴィン・マクナリー、
「ぼくの国、パパの国」のマドハヴ・シャルマと、ちょっぴりメジャ−???
イングランドでかつてボクサーだったビル(ケヴィン・マクナリー)は、
パブを経営している嫌味でしょぼくれた中年男。
客には「バーのつまみは、人の小便で汚れている」と言って出す始末。
こんなでは店が繁盛するわけが無い。
ある日、友人何でも屋アミッド(マドハヴ・シャルマ)に、
カリブ海に生息するマンティス・シュリンプ=カマキリエビが、
獲物を巨大なハサミで殴って気絶させる映像を見せられ、
その中で体長2メートルに達する巨大えびが見つかったので、
人間VSえびのボクシング試合で金を儲けようと提案される。
そこで、ビルは全財産を使いミスターCという巨大えびを購入しバンに積み込み、
若いアマチュア・ボクサーのスティーヴ(ペリー・フィッツパトリック)と、
その恋人シャズ(ルイーズ・マーデンボロー)と共に夢に向かって走り出す!
だが…前途多難な一行だった。
まず、巨大えびミスターCの飼育が大変!
小えびを1日18kg食べさせ(共食い?)、殻に補湿クリームを1日3回塗り、
エラの下や、関節マッサージを1日10分してあげる。
自分達の生活もままならぬまま、ロンドンで売り込みを始めるが
なかなか上手くゆかない。所持金も底をつく。
しかし、ビルは成功を信じ、ミスターCに情を感じ…そして愛しながら?
テレビ出演のために努力する…さて運命の結末は???
冒頭から手を抜かずにクソ真面目に美しい映像としっとりした音楽♪
中年おやじの荒唐無稽の儚い夢と、愛情を描いたこれでこそ B級!!な映画。
とにかくチープな造りのミスターC!
これがまた、顔見知りは大事にしたり、海を恋しがったり…なかなか可愛い。
でも自分に攻撃するヤツには破壊力満点のパンチを出すのだ。
ファイト・シーンもほとんど無く、これは間違っても格闘モノではない。
ミスターCに出会う事によってそれぞれの道や愛を見つける、
おバカな人間達のヒューマン・コメディなのだ。
役者のおかげか、演出のおかげか、脚本のおかげか、
日本でこれにインスパイアされ制作された「いかレスラー」のような寒さは無い。
腰抜けするほどバカバカしい内容なのだが、呆れる程の温かい気分で映画は終わる。
ケヴィン・マクナリーはビル役のために6キロ増量したそう。
真剣におバカなものを作る姿勢。
これが出来上がりに反映している気がするのであった。
「えびボクサー」オフィシャルサイト
↓
http://www.albatros-film.com/movie/ebi/











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