「ターミナル」
[DVD映画]★★★★☆
せっかくはるばる来ておきながら…こんな事になるなんて!!!
思ったより登場人物のちょっとした意地悪さと優しさが心地よい
なかなか楽しい秀作「ターミナル」。
言葉の通じない異国への一人旅でのトラブル。
これを経験した人はツボも多いはず。
オープニングがベタな割には洒落ていて、
エンディングもサインとひっかけてあり、なかなかステキ。
細かい気配りはさすがである。
スティーヴン・スピルバーグ監督による2004年の作品。
この作品ではもはや、作り手、役者、音楽、効果などなど…。
全てにわたる職人技の凝縮されている。
ロシアの小国クラコウジアから空港に到着したおのぼり旅行者ビクター。
クーデターによって事実上祖国が消滅してしまい、パスポートが無効になり、
アメリカへの入国を目前で閉ざされてしまった…。
ある“目的”のために彼は、どこの国にも属さないすきまに落ちた人間として、
空港のターミナル内で生活をし始める。
無事祖国に平和が訪れて、アメリカへ入国出来るのを待ちながら…。
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スピルバーグ監督の弱い立場の者に対する優しさが一杯、
強い立場の者に対するちょっとシニカルな部分を上手く利用した
非常にハリウッド的な善い作品。
強いて言うなら、あのラブ・ストーリーは微妙だったが、
(ポケベルでのコミュニケーションなんて懐かしすぎ…)
いかんせんアクの強いキャラクターに大笑い。
ビクター(トム・ハンクス)の情けない(体型も含めて)演技の上手さ!
インド人の掃除夫のとっつあんグプタ(クマール・パラーナ)の密かな娯楽と特技!。
ラテンなフード・サービスの兄ちゃんエンリケ(ディエゴ・ルナ)の恋。
おちゃめな荷物運搬のおっさんマルロイ(チー・マクブライド)。
入国係員の綺麗な姉さんトーレス(ゾーイ・サルダナ)、
若見え不倫スッチーのアメリア(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)
そしてターミナルの店員達…。
警戒し排他的だった彼等が、
ビクターの生真面目で器用な人柄に助けられ、
どんどん心を開いてゆき…山羊事件でいつしかヒーローに!
出世しか考えていない空港の警備局主任ディクソン(スタンリー・トゥッチ)、
意外と見る目のある警備員(バリー・シャバカ・ヘンリー)
誰もが考える困った時の小銭の稼ぎ方。意外と約に立つのが職人技!
何でも揃い、生活出来てしまう、
あらゆる国籍のあらゆる年齢のあらゆる人種が行き交う特異な場所、ターミナル。
人生の縮図というより人間の縮図であろうか。
ふだん多くのものに囲まれて生活をしているが、
長い旅に出掛けて気づくのは、
鞄ひとつで生活出来てしまう事への感動。
無ければ知恵をしぼれば何とか出来てしまったりする、ありがたい世の中。
そこで大切なのはやはり人とのつながり。
旅先での思いもかけない人々との出会い。
そこから発展する友情や愛情。
発展しない、通りすがりの、でも想い出に残るその時間と出来事。
「せっかくだから…」諦めずに努力してみる事。
その大切さを思い出した。
ビクターの小さな“目的”は大好き(笑)。
とっても気持ちは解ります♪
あのターミナルのセット作って撮影中店鋪が営業していた…なんて裏話も面白い。
中でも吉野屋が妙に印象的だった。日本人だな…。
ターミナル DTSスペシャル・エディション
トム・ハンクス スティーブン・スピルバーグ キャサリン・ゼタ=ジョーンズ 
「ターミナル」オフィシャルサイト
ターミナル内のバーチャルツアーも出来ます。
なかなか楽しいオフィシャルサイト。










Comments
自分はCMなどをみて観る前のイメージとして感動ものの作品なのか?
と思っていたので
面白いシーンが結構多くてちょっと「あれ?」でしたが
全体的にも最後の締めもさりげないけど綺麗で
さすがスピルバーグ!といった感じでした。
なかなかの秀作ですね!
カートを元に戻す仕事?は良かったっす^^
自分もあれならターミナルに住めそうかも(笑)
Posted by: Kaworinlove55 | November 15, 2005 at 12:27 AM
Kaworinlove55 さん
そうなんですよ!
ワタシもそう思っていました(^^;)
空港で働く人達のちょっとした意地悪や悪戯、意外な特技が楽しくて♪
人物を美しく描きすぎない所が良かったです。
ビクターのお父さんの願いも小さいけれどステキだったし、
一人旅に出た時のトラブルなんかを色々思い出したりして、
素直に楽しめました〜!
Posted by: garam | November 15, 2005 at 01:33 AM