「ある日どこかで」
[DVD映画]★★★★★
B級ながら長年心に残る…タイム・トラベルもの。
美しい音楽と映像に包まれながらゆったり進むストーリー。
クリストファー・リーヴがジェーン・シーモアの
モノクロ写真に見入るシーンが忘れられない。
肖像写真の女優に恋をして70年近くの時空間をタイム・トラベルして
彼女に会いに行くというSFチックなラブ・ストーリー。
監督は「ジョーズ2」のジャノー・シュワーク、製作はスティーブン・ドイッチ、
原作・脚色はリチャード・マシスン、撮影はイシドア・マンコフスキー。
故クリストファー・リーヴの「スーパーマン」とは違った
ロマンチックな演技が素敵な1980年製作のアメリカの作品「ある日どこかで」。
1972年。
ミルフォード大学の学生リチャード(クリストファー・リーヴ)は
彼の書いた脚本が初演され大成功をおさめた、そのパーティで、
彼は見知らぬ老婦人に声をかけられ美しい金時計を渡された。
「私のところへ戻って来て」と言い残しその老婦人は去って行ったが、
その後8年間その事は忘れていた。
劇作家として見事に成功したリチャードだったが、
最近スランプ気味で、気晴らしのために旅に出る。
特にあては無く車を走らせ、懐しいミルフォードに辿り着き、
何となく、あのグランド・ホテルに宿をとった。
夕食までの間、暇つぶしにホテルの史料展示室を見物中に
ある1枚の美しい女性のポートレートに目が釘付けになってしまう…。
そう、彼はこの写真の女性に恋をしてしまったのだ。
5才からこのグランド・ホテルに居るという、
年老いたボーイのアーサー(ビル・アーウィン)に、
その女性がエリーズ・マッケナ(ジェーン・シーモア)という当時の人気女優で
このホテルに滞在し、当時公演を行った事を教えてもらった。
彼女の事が知りたくて町の図書館で彼女の資料を探し出し、
エリーズの秘書であったローラ(テレサ・ライト)を訪れたリチャードは、
8年前のあの老婦人がエリーズその人だったと確信する。
あの金時計はエリーズの宝物。「私のところへ戻って来て」という言葉。
だが、あの後間もなく彼女は亡くなっていたのだ…。
恋心と好奇心はリチャードを駆り立てた!
彼はエリーズに会いに行くために「タイム・トラベル」という本を書いた
超心理学の著者を訪ね、タイム・トラベルの方法・体験談を聞き出した。
リチャードはグランド・ホテルのあの部屋で、1972年と決別し、
服装・持ち物など当時のものを用意して、カセットテープに自分の声を吹き込み、
1912年に行こうと自分に暗示をかけ始めた…
* * * * * * * * * * * * * * * *
昔録画して伸びてしまったビデオテープを格安DVDで買いなおすシリーズの1本。
最初観た時は、んなアホな!と別に感動はしなかったものの、
どうもあの出会いのシーンが忘れられない。
ストーリーを忘れた頃に観たくなる…
歳を重ねるたび、イメージが変わり、
どんどんセツなくなってゆく…そんな不思議な作品だ。
本や雑誌のピンナップ、映画の中の主人公…
フィルムの中の人物から目が離せなくなった事は誰もが有るだろう。
それはその美しさかもしれないし、
何か訴えるような表情だったりするのかもしれないし、
ただ何か気になるだけかもしれないのだが、
この映画のあのシ−ンにはちゃんと恋に堕ちる理由があったのだ。
ホテルの窓から幻想的に差し込む光に浮かび上がるあの写真の人物は、
撮られた時も、まさに彼を見つめていたのだから…。
全てを捨てて彼女に行こうと必死に祈るリチャード!
やっとタイム・トラベルに成功する事が出来、
1912年、グランド・ホテルで遊ぶ子供のアーサーとの遭遇。
そして、夢にまで見たエリーズへの挨拶を練習するリチャード!!
エリーズのマネージャのロビンソン(クリストファー・プラマー)から邪魔され、
それでも運命に引き寄せられるように結ばれる二人。
だが、小さな失敗から過去から引き戻されてしまったリチャード!!!
抜け殻のようになってしまい衰弱しきった彼の悲愴な顔!
そもそも誰のものか不明だが、時を越えて二人を繋ぐ金時計。
人生を犠牲にする程の出逢い。
彼らの人生は最初から運命づけられていたのかもしれない…。
[特典映像]
この映画のB級ながら多くの人に支持される理由は
製作陣・役者陣のこだわりや愛情たっぷりつまっているからだった!!
製作者・出演者のインタビューもたっぷり。
痛々しい姿のクリストファー・リーヴの臨死体験にはセツなくなるが、
かなり盛り沢山で見る価値大!
ある日どこかで
クリストファー・リーヴ ジュノー・シュウォーク ジェーン・シーモア 










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