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January 29, 2006

「ランド・オブ・ザ・デッド」

[DVD映画]★★★☆☆

今度のゾンビには知能があり、武器を持って襲ってくる…!!!
“ゾンビ”の生みの親ジョージ・A・ロメロ監督が、
ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」「ゾンビ」「死霊のえじき」に続く
待望の2005年のロメロ・ゾンビの新作「ランド・オブ・ザ・デッド」!!!
 
ゾンビで溢れた近未来の地球。
突然死者が甦り人間を襲いその新鮮な肉を喰う生ける屍ゾンビ。
襲われた人間もゾンビとなるためその数は増えるばかり…
もはや生き残った人間は少数となっていた。
人間たちは、二つの川に挟まれた要塞都市を作り
ゾンビの侵入に対抗しながら何とか生活していた。
その都市の中心にそびえる高層ビルでは周囲を貧困層の住民に警備をさせて、
一部の金持ちと権力者が以前と変わらぬ、安全かつ贅沢な暮らしをしていた。
しかも彼らは傭兵を雇い都市の警備と、ゾンビがうろつく街の外から
物資を調達させていたのだ。
危険かつ貧困生活に不満を抱く人間がクーデターを企てつつある中で
実はゾンビにも驚愕の変化が起こっていた…。

* * * * * * * * * * * * * * * *

生前の習慣からか今度は花火に釘付けになるゾンビ達の姿に爆笑。
いや、音・光に反応する…その隙に
棒立ちになっているゾンビちゃんをバッサバッサと倒す人間達。
そこで発見したのは…

ゾンビの進化系達。
感情や学習能力を持った賢いゾンビが発生したのだ!!
武器を持ったゾンビちゃんがのろ〜りのろ〜り、と
鉄砲や斧持ってやって来る…。
もはやこりゃ原始人(笑)?
彼らは知能や武器を使い戦う事を覚え始め、
倒されそうな仲間は助け、仲間が殺される?と悲しげに哭き叫ぶ。
もはや彼らにとっての一番の敵は腐敗なのかもしれない…。

そんな中で、高層ビルの中で安全に暮らす裕福な支配者層の人間。
常に死の恐怖に怯えて支配者層の犠牲になりながら生きる貧困層の人間。
そして“進化”したゾンビ。
今度はこの三者の欲望に忠実な戦いだ。

酷い扱いに我慢が出来ないライリー(サイモン・ベイカー
片目だけれど銃の名手チャーリー(ロバート・ジョイ
ライリーの片腕ながらもリッチな生活を望むチョロ(ジョン・レグイザモ
超自己中でリッチなキレ・キャラおやじのカウフマン(デニス・ホッパー
ゾンビのエサにまでされそうになった娼婦のスラック(アーシア・アルジェント
余談だがこのアーシア・アルジェントはあのダリオ・アルジェントの娘さん。
子供の頃からホラー映画のセットで育ったという(笑)ホラー界のサラブレッド娘。
そして…進化した黒人のゾンビのリーダー(ユージン・クラーク)!!!
役者さん達もノリノリなのだが、ちょっと感情移入はしづらいキャラだった。

水から大勢でぞろぞろ上がってくるゾンビ達、
武器もってよたよた襲ってくるゾンビ達、
生肉バリバリいただいているゾンビ達、
こちらのロメロ節は健在かつ今回のゾンビメイクはかなりリアルでゾワッとするが、
いつもロメロ監督の描く切ないゾンビちゃんと醜い心の人間。
この図式も進化して生ける屍になったゾンビのほうが正しく思える。
でも、ゾンビが心を持ってしまったら、こりゃもう別の生き物!
ソンビは生前の記憶など関係無しに、本能のみで誰彼構わず襲ってくるから怖いので、
友情や愛情芽生えてしまったら…!!!
まるで野生動物か原始人か新人類みたいなゾンビちゃん達だった。
という事は…やはり腐りゆく体のゾンビ・ワールドになってしまうのか???
ラストでのゾンビと人間とのちょっと友情めいたセリフには思わず苦笑い。

突っ込み所は満載だけど、ロメロ監督を愛する人達と共に作られた
愛に溢れる作品になっている事だけは確かだ。
ただ、ゾンビがゾンビで無くなった気がして、
個人的にはちょっと寂しなぁ。

[特典映像]
メイキング・オブ・“Land of the Dead”や未公開シーン
ジョージ・A・ロメロ監督、などの音声解説など多数あり!!!
個人的にはこっちのほうが楽しかった♪
 

ランド・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット
サイモン・ベイカー ジョージ・A・ロメロ ジョン・レグイザモ
B000BK4D1G


「ランド・オブ・ザ・デッド」オフィシャル・サイト
 
■映画「ゾンビ 米国劇場公開版」レビュー
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Comments

この作品は劇場でみたのですが
>花火に釘付けになるゾンビ達
これには自分も爆笑でしたよ^^
今作はゾンビの進化形なのでしょうか?
それを受け入れるか否かによって好き嫌いが別れるところ
なんでしょうね。
自分はどちらも可でした^^

Posted by: Kaworinlove55 | February 02, 2006 at 10:22 PM

Kaworinlove55 さん

これ、小ネタや小ワザが楽しかったですね♪
超自然的なゾンビ達のほうが
生きるために仲間のために戦う感じで
私利私欲のために仲間を犠牲にする人間達よりまともに見えました。
個人的には本能?だけで動くゾンビのほうが好きですが、
ある意味こちらのほうが救いがあるのかも。
ラストの爽やかに別れるシーンには思わず、
おいおい…とツッコミ入れました(笑)。
ところで「ショーン・オブ・ザ・デッド」がいつも貸し出し中でなかなか観ることが出来ません…。
楽しみにしてるんですけど♪
 

Posted by: garam | February 03, 2006 at 03:21 AM

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