「ドラキュラ」
[DVD映画]★★★★☆
ゲイリー・オールドマンのドラキュラ伯爵が素晴しい!
新しさは無いけれど、ブラム・ストーカーの原作に忠実に作ってみたという
フランシス・フォード・コッポラによる1992年の「ドラキュラ
」。
15世紀…ワラキアの王ヴラド・ドラキュラ公(ゲイリー・オールドマン)は、
キリスト教の神の名の元に、トルコ軍との戦いで奇跡的な勝利をおさめるが、
新婚で最愛の王妃エリザベータ(ウィノナ・ライダー)は、
王戦死という誤報で川に飛び込み自殺してしまう。
こうしてヴラドは人の血を飲んででも神への復讐をったのである…。
そして1897年英国。
愛しい婚約者ミナ(ウィノナ・ライダー)を残して、
青年弁護士ジョナサン・ハーカー(キアヌ・リーヴス)は、
ロンドンの大きな物件の契約のためトランシルヴァニア地方の城へと向かう。
前任者の同僚レンフィールド(トム・ウェイツ)は、
この仕事で精神に異常をきたし、病院へ収容されたまま…。
はるばるやってきたその城で彼を待っていたのは、
ドラキュラ伯爵(ゲイリー・オールドマン)という無気味な老人。
そして彼はその城に監禁されてしまう。
その頃ロンドンに残されたミナは、
裕福で奔放な親友のルーシー(サディ・フロスト)の家に居た。
ルーシーはある夜、突然夢遊病のような行動をするようになった為、
看病をしているのだが、帰って来ないジョナサンの事も心配だ。
ある日、彼女は街で不思議な男…トランシルヴァニアの伯爵に出会い、
どんどん心惹かれるのだった…。
その頃、ロンドン中で奇怪な事件が多発していた。
ルーシーを診察していたヘルシング教授(アンソニー・ホプキンス)は、
彼女の行動の原因を吸血鬼の仕業だと確信し始めていた。
そんな時、ずっと連絡の無かったジョナサンから無事との連絡があり、
トランシルヴァニアで結婚式をすぐ挙げる為に旅立とうとするのだが…
* * * * * * * * * * * * * * *
う〜懐かしい作品!
そりゃもう巨匠コッポラさんなので、
物語的にはかなり弱〜いものなのだが、
影の使い方や、キャラクターの作り込み、
美しくもドロドロした映像が素敵だし、
何よりキレキャラのオンパレードでテンション高い高い!!!
重鎮アンソニー・ホプキンスだの、
キレ度ナンバーワン俳優ゲイリー・オールドマンだの、
愛しの酔いどれミュージシャン、トム・ウェイツだの
犯罪者演らせたらぴったりの役者揃い♪
とにかくゲイリーさんの変化が素晴しい!!!
奇怪な老人、ダンディな男前から醜い怪物まで全部彼!!!!!
こりゃもう好青年役のキア・リーヴスの存在が薄〜くなっも仕方が無い。
千夜一夜物語でポッとなってしまう、
ウブな可愛い可愛いウィノナ・ライダーを虜にするのは簡単でしょうよ。
生真面目な婚約者より、情熱的で官能的な怪しい男との横恋慕。
このエピソードはなかなかリアルで好き。
そして、普通だったらドラキュラ伯爵役であろう、
アンソニー・ホプキンス演じるヘルシング博士のいい加減さも面白い。
ぶっとびまくっているが目が怖いって(笑)
それにしてもお友達の赤毛のルーシーちゃんはお気の毒…。
これまで数々の男をたぶらかしてきたお仕置きかな…。
いや、ルーシーちゃんにメロメロだった3人衆が一番可哀想か。
苦手なもの、日光、十字架、聖水、鏡、にんにく、木の杭、etc
必需品、生まれた土地の土、棺桶、生き血。
そして、ドラキュラ伯爵の3人の花嫁達。対するヘルシング教授!
吸血鬼のモチーフの基本形がここに集約されているようだ。
結果的に愛と神によって奇跡がもたらされるわけだが、
そもそもが宗教的な背景ありきで生まれた物語ゆえ、
日本人にとってはご都合主義に感じられてしまうのは否めない。
怖くは無いがきっちり作られた作品であるので、
このあたりは割り切って楽しもう。
ドラキュラ
ゲイリー・オールドマン フランシス・F・コッポラ ウィノナ・ライダー 










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