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January 12, 2006

「エターナル・サンシャイン」

[DVD映画]★★★★☆
 
記憶を消してしまいたいほどの恋って???
実に不思議なラブ・ストリー。
豪華なキャストながら、役者さん達が演技の新境地を見せていた。
特にジム・キャリーとケイト・ウィンスレットは、
これまでにないキャラクターでは???

ヒューマンネイチュア」のコンビで、
脚本チャーリー・カウフマン、監督ミシェル・ゴンドリー
記憶を消したカップルと、その記憶を描いた、
風変わりっだけれど、実に古典的で切ないラブ・ストーリー。
2004年制作のアメリカの作品「エターナル・サンシャイン」。

ヴァレンタインデーを前に、独り寂しく帰宅したジョエル(ジム・キャリー)。
最近喧嘩して別れてしまったクレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)に
会いに職場の本屋に行ったのだが、彼女は自分の事をすっかり忘れて、
新しいボーイフレンドがいた事にショックを受けていた。
だが、実は彼女は特定の記憶を消す仕事を請け負うラクーナ社に
彼の記憶を消去する依頼をしていたのだった…。
ポストの中にそれを知らせる手紙を発見したジョエルは、
彼もクレメンタインの記憶を消す事を決意!
彼女との想い出の品々を集めてラクーナ社へ!!
一晩で彼女の記憶をリセットし、新たに出直すために…

以下がっちりネタバレ有り。
これから観る方はこの先を読まない事をお勧めします

* * * * * * * * * * * * * * * *

“○○はあなたの記憶を全て消し去りました。
 今後、○○の過去について絶対触れないようにお願いします。
                       ラクーナ社”

突然ポストにこんな手紙が入っていたら?
恋人や家族でなくても誰もがまず信じないであろう。
実際記憶を無くしていたら、どんなに悲しく寂しい思いをするだろう?
だからまだ彼女を愛しているのに、そんな現実に耐えられず、
ジョエル自身も記憶を消そうとするのだが、
その作業中に眠りながら夢の中で記憶を辿るうちに、
忘れたくない彼女との幸せで美しい数々のエピソードを思い出し、
ドクター・ハワード(トム・ウィルキンソン)に伝えていない、
古い記憶の中へ隠れようとする。
だが、どんなに「やめてくれ!」と叫んでも、あとのまつり。
しかも新しいボーイフレンドはラクーナ社のパトリック(イライジャ・ウッド)?
いてもたってもいられないジョエルなのだ!

しかもあんないい加減な作業で、
そんな簡単に都合良く“二日酔い程度”のリスクで
特定の記憶…忘れたい記憶だけを消す事が出来たら?
もしくは、忘れたくないのに忘れさせられてしまったら?
確かに便利そうだが、実は無意味だったりするのでは。
病気や事故なんかで記憶を失うのとはわけが違う。

この二人もやはり記憶を消しても振り出しに戻り、また同じ事をくり返す。
やっぱり出会うと惹かれ合ってしまう所がちょっと運命的。
だが、自分の無くした過去を知ったからこそ、
最後にやはり“イエス”と言えたのだと思う。
それにしても、まさか…あの人まで記憶を消していたなんて!!!。
こればっかりは気づかなかった!この人も同じ事をくり返しでいたし、
あの、ラクーナ医院で飼い犬を忘れようとしたご婦人も、
きっとまた犬を飼ってしまったような気がするなぁ。
自分の過去の行動にはある程度責任を持って、
つらい事でも受け入れ乗り越えるのが、学習であり人生の醍醐味。
愛情は深く心は広くなるというものだ。

ところでジム・キャリーってこんなに素敵だっけ?
生真面目な面白くない普通の男、いい人ジョエルを好演。
青だの赤だのグリーンだの髪の色がコロコロ変わる自由奔放なハデハデ姉さん、
気分次第でストレートに発言し行動するクレメンタインを演じる、
ケイト・ウィンスレットも若く見えてキュート。
不倫の受付嬢メアリー(キルステン・ダンスト)もこういう役にはぴったり。
個人的にはドクターがの右腕スタン(マーク・ラファロ)が渋くて素敵…。
イライジャ・ウッドが微妙なチョイ役というのも贅沢ですな。
 
実はこの作品、現実と回想と非現実が行ったり来たりして混乱しがちだが、
非現実なジョエルの記憶の中のシーンがとにかく楽しい!
キッチンシンクのお風呂や、室内での雨、突然消える人や物など
シュールかつコミカルな場面がくるくる展開して、非常に効果的で面白い。
この映像の洪水に流されながら、真相がどんどん見えてくるのだ。
二人の出会い〜幸福な絶頂期〜倦怠期〜別れ、
ジョエルの子供時代の記憶に逃げ込んだ彼らの体験などの、
数々の想い出をランダムにアルバムを繰るように目撃しながら、
成長してゆく愛の形の変化を登場人物と共に味わおう。
運命的な出会いや真実の愛を信じる事が出来るかも!

エターナル・サンシャイン DTSスペシャル・エディション
ジム・キャリー ミシェル・ゴンドリー ケイト・ウィンスレット
B0007TW7W8

エターナル・サンシャイン
サントラ ジョン・ブリオン E.L.O.
B0007G8CSE

「エターナル・サンシャイン」オフィシャルサイト

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Comments

ホントに不思議な感じのラブ・ストーリーでしたね。去年見た中ではとても印象に残っています。カウフマンってダメな人はダメなんでしょうけど、私は好きですね。

ということで、拙ブログの更新も去年の後半からスローペースになっておりますが、ことしもよろしくお願いします。

Posted by: yyz88 | January 15, 2006 at 08:40 PM

yyz88 さん

こちらこそ!
本年もマイ・ペースだと思いますが(笑)
宜しくお願い致します♪

ずっと観たかったこの作品、面白かったです!
「マルコヴィッチの穴」もですが、カウフマンのシュールでちょっと下らないあのセンスは好きですね…。
役者さん達の使い方も絶妙で楽しめました♪
 

Posted by: garam | January 17, 2006 at 12:35 AM

こんばんは!
TBとコメントありがとうございました(^^)

どう捕らえていいのか…恋愛映画が苦手な私にとっては解読困難な不思議系映画でした(^^;)

ドクター・ハワードに『バットマン・ビギンズに出てたおっさんや!』とか…イライジャ・ウッドを観て『あっ!この映画にも出てたんや』とかそんな所ばっかり観てました(汗)

Posted by: 稲葉 | January 26, 2006 at 11:32 PM

稲葉 さん

>どう捕らえていいのか…恋愛映画が苦手な私にとっては解読困難な不思議系映画でした(^^;)

いや〜かなり不思議系ですよ、コレ!!
くるくる展開するシュールなシーンばかり!!!
あの人も、この人も…と記憶を消しまくっていたら、
混乱するだろうなぁ〜という所に
ワタシは気をとられていましたね(笑)。

個人的にはぶっとびキャラのクレメンタインは、
恋愛での楽しくない部分と向き合う事が嫌で
割と勢いで記憶を消したんではないかな…と思っています。
でも結局また好きになっちゃうあたりが懲りないというか、
タイプなんでしょうね〜お互いに♪
やっとこれで倦怠期を乗り越えられた…そう観ております。
 

Posted by: garam | January 27, 2006 at 01:40 AM

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