「王と鳥」
[DVD映画]★★★★☆
思い切りブラックなダンタジー・アニメなのだが
何故か悪を憎みきれない…
ジブリの巨匠達に影響を思い切り与えたこの作品は観るべし!
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「王と鳥」
原題:LE ROI ET L'OISEAU
製作国:フランス(1980)
監督:ポール・グリモー
原作・脚本:アンデルセン『羊飼い娘と煙突掃除人』
脚本・台詞:ジャック・プレヴェール
音楽:ヴォイチェフ・キラール/ジョセフ・コズマ
声の出演
王(パスカル・マゾッティ)
鳥(ジャン・マルタン)
警官長(レイモン・ビュシェール)
羊飼い娘(アニエス・ヴィアラ)
煙突掃除人(ルノー・マルクス)
助言者(ユベール・デシャン)
盲人(ロジェ・ブラン)
エレベーター係/スピーカーの声(フィリップ・デレーズ)
猛獣使い(アルベール・メディナ)
宮殿の市長(クロード・ピエプリュ)
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原作のアンデルセンの『羊飼い娘と煙突掃除人』を元に
独特の構図とアイロニーいっぱいの
階級社会や独裁制への批判がテーマになっている
ちょっとブラックなおフランスのファンタジー・アニメーション。
面白い罠や仕掛けだらけのお城や大きなロボット兵
極端にデフィルメされた構図など
宮崎駿監督の作品にかなり影響を与えているのは一目瞭然。
デジタルリマスターしているとはいえ
1980年という微妙な時代の作品だけど
今観て新しい…というか色あせていないのが素晴らしい。
どこかマヌケな鳥さんやその子供達。
更にマヌケな城の家臣達。
地下に生活する人々や動物達。
そして暴君すら、皆幸せになりたいし、音楽が大好き♪
恐怖政治の支配下…絶望の中にあった地下の住人も
鳥達が迷い込んで来た事によって
何かが動き変化し始めた。
彼らが見た事の無い空を飛ぶ鳥の知識の広さ、力強さ
そして自由な言動に突き動かされる。
それにしても、子供達への絶対的な愛といい
IQ高い鳥さんってば、凄いすぎ!強過ぎ!!
ラストのシーンがしんみりと印象的。
独りよがりでワガママな王と頭の良い鳥との対決は
下層社会対支配階級だったのね。
もっと羊飼いの女の子と煙突掃除の男の子
クローズアップされるのかと思ったら
意外とサラッと流されていたのが少し残念。
鳥さんに助けられっぱなしだし
王と鳥のキャラの濃さに負けていましたもん。
寓話的に考えてみると
王は独裁者、鳥は自由な国からの使者
絵画の中の少女と少年は夢見るだけのティーンエイジャー
地下の人々は支配されつつも本当に国を支えている国民達といった所かな。
〈特典映像〉
[1]太田光(爆笑問題)×高畑勲 劇場初日対談
コレがかなりブラックで面白い!
[2]ターニング・テーブル(ポール・グリモー短編アニメーション集)
グリモー監督が過去の作品をキャラクターと一緒に紹介してくれる
この約75分も必見♪
・こっくりさんの会(1931年)
・音符売り(1941年)
・大熊座号の乗客(1942年)
・かかし(1943年)
・避雷針泥棒(1945年)
・魔法のフルート(1946年)
・ダイアモンド(1970年)
・王様の道化(1988年)
・音楽狂の犬(1973年)
・小さな兵士(1947年)
[3]「王と鳥」劇場予告編 など
![]() | 王と鳥 スタンダード版 ポール・グリモー ジャン・マルタン パスカル・マゾッティ ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント 2007-04-04 by G-Tools |











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