« June 2007 | Main | September 2007 »

July 29, 2007

「夕凪の街/桜の国」こうの史代

[コミック]★★★★☆

ちょっと気がひけて発売当初は手が出せなかったコレ。
少し後になって読んでみたところ
想像と少し違って面食らった記憶があります。
先日公開で実写映画化されたようで
予告編を観ていたら読みたくなって
薄いコミック本なので再読してみました。
すこぶる感動したり、涙が出るわけではないですが、
絵柄の素直さと広島弁の優しく飄々とした言い回し、
それに反する厳しい現実が絶妙に描かれています。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

物語は大きく2部構成。

第1部は「夕凪の街」
終戦約10年後の広島。
父、姉、妹を原爆で亡くした23才の皆実は
病気がちな母親とバラックで二人暮らし。
皆実が会社で働き、母の裁縫で貧乏ながら何とか暮らしていた。
一見復興したように見えるが、まだ傷跡の癒えない街や人々…
そんな皆実にもついにいい人が現れたのだが
原爆はまだ殺人を止めずにいた…

第2部が「桜の国」
その1前編が、
それから約20数年後?の東京新井薬師。
皆実の弟、養子に出た旭の娘の七波が主人公。
小学生の七波は、息持ちの弟凪生と
病気がちな祖母フジと父の旭との4人暮らし。
野球好きの七波はお隣の女の子らしい東子ちゃんと仲良し。
一見普通の家族だが、母は原爆症で若くして亡くなっていたのだ…
その2後編が、
そして、更に約20年後の平成16年。
最近動がおかしい父を久しぶりに偶然再会した、
幼なじみの東子と追った事で、七波と弟の凪生にも、
終わらない原爆の傷がふりかかっている事を再認識する事となる。
そして、父と母のなれそめに想いをはせるのだ…

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

そう。遺伝子にも刻まれるという放射能の傷。
地獄絵図を体験した人はもちろん、その子孫にまで及び続けているのだ。
ソレが原因ではないかもしれないのに差別や偏見すらまだまだ存在している…

少し前に原爆についての失言で更迭された人がいたが、
現在も終わらぬ戦いを強いられている国民がいる事を胸に刻んで頂きたい。

忘れ去られた遠い過去に起きた事ではないし、核兵器はまだ存在しているのだから…
自分の身内に被爆した人がいたら、絶対あのような発言は無いはずだもの…。


皆実の最期の描き方は秀逸。
押し付けがましくなく、そんな事を思える作品でした。
映画は…劇場ではなくDVD化を待つ予定です。


4575297445夕凪の街桜の国
こうの 史代
双葉社 2004-10

by G-Tools

「夕凪の街 桜の国」オリジナル・サウンドトラック
サントラ
B000PIU02A

| | Comments (0)

July 28, 2007

「選挙」

[劇場映画]★★★★☆

政治の素人山内和彦さんの川崎市議会議員への
自民党からの立候補…しかも立場的に微妙な落下傘候補。
この2005年の選挙戦を追った生々しいドキュメンタリー。
手持ちカメラも揺れるけれど、その姿もガタガタ…
彼のキャラにどんどんこちらものせられて
ちょっと応援したくなったりするのが面白い。

____________

「選挙」
 洋題:CAMPAIGN

製作国:日本/アメリカ(2006)
監督・撮影・編集:想田和弘
英語字幕:キャメロン・スティール

主な登場人物 :敬称略・肩書きは当時のもの
山内和彦(川崎市議会補欠選挙・自民党公認候補)
山内さゆり(山内和彦の妻)
浅野文直(川崎市議会議員)
石田康博 (川崎市議会議員)
石原伸晃 (衆議院議員・元行政改革・規制改革担当大臣・元国土交通大臣)
荻原健司 (参議院議員・オリンピック金メダリスト)
川口順子 (元外務大臣・元環境大臣・参議院候補)
小泉純一郎 (総理大臣)
高尾紀久雄 (参議院議員小泉昭男の秘書)
田中和徳 (衆議院議員)
永井はる子 (山内和彦事務所)
橋本聖子 (参議院議員・オリンピック銅メダリスト)
松川正二郎 (元田中和徳第一秘書)
持田文男 (神奈川県議会議員)
矢沢博孝 (川崎市議会議長)
山際大志郎 (衆議院議員)
山田甫夫 (山内和彦後援会会長)
川崎市の皆さん
自民党川崎支連の皆さん
各後援会の皆さん
ウグイス嬢の皆さん
東大同窓生の皆さん

「選挙」オフィシャル・サイト
→山さんブログ
→監督ブログ

____________

今週末また参議院選挙があるそうで…
街頭演説がそろそろ始まりましたね。
ちょっとコレが気になっていたので久しぶりに劇場鑑賞。
ドキュメンタリー作品なのであえてクレジットを
がっつり入れさせていただきました。

2005年の川崎市議会議員補欠選挙に
東大卒という事と小泉さんのファンだったから…という事で
自民党から持ち上げられた
無縁の切手コイン商だった山内和彦さんが立候補。
これを彼と同級生だった想田和弘監督が
選挙戦の約2週間密着した台本の無いドキュメンタリー。

ただただ、政治と無縁の素人が
自民党の先生達に助けられながら?
まことに情けなく滑稽でもあるが
先生達の笑顔や完璧すぎる一挙一動が、
これまた滑稽かつ不気味にすら思える。

党を上げて次席獲得の為にどんどん盛り上げ
応援演説に小泉元首相も一応ご登場。
(そういえば小泉さん一昨年前、各地で応援演説されてましたね)
そんな中、地元出身でもない落下傘候補のこの候補者…
天下の自民党のバックアップがありながらも
自腹を切って有り金はたいて、妻も前面的に協力…
選挙のために引越してきた小さなアパートで
布団1枚で疲れきって寝る姿には哀愁が…
誰も聞かない駅や住宅地での街頭演説、
票の為には…と電信柱にも頭をさげろという文字通りの姿
諸先輩型が叱咤激励してくれるが体育会系のノリについて行けない
運動会やお祭りなどへの参加などなど…
議員先生達のご苦労も、ある種滑稽。

そもそも議員って何???とか…
こんな形で政治家を生み出して良いのか?
大丈夫かな…というのと同時に
この国大丈夫なのかな…と解っていたが正直思う。

この映画の山さんも…具体的な政策が今ひとつでした。
東大卒、自民党公認、小泉さんファン
党から指示された公約並べたトコロで
突っ込まれると、笑顔で頭をさげお願いするしかない山さん…。
これでは議員さんになられても大変です。

その他には海外向けの英語の字幕が意外と楽しめたり
アメリカ在住の監督さんだけに意図したものでしょうが。
ちなみに山さん…今年の春で任期満了。
出馬せず切手コイン商にお戻りのよう。
6月にはお子さんも産まれたそうです。

一市民として選挙について考えさせられたのと
マニュフェストや公約をもっと一般市民にも理解しやすい
ちゃんとした選挙公報を配ってもらいたいのと
何より意志のある候補者に立候補していただきたい。
今回も入れたい人がいない…というのが実情です。

→「選挙」CAMPAIGN商品を探す

| | Comments (0)

July 27, 2007

「デート・ウィズ・ドリュー」

[DVD映画]★★★★☆

リスクを恐れていては夢は叶わない。
それを十二分に教えてくれる
期待以上に楽しめる元気トライ系ドキュメント。

____________

「デート・ウィズ・ドリュー」

製作国:アメリカ(2004)
監督:ブライアン・ハーズリンガー/ジョン・ガン/ブレット・ウィン
製作:ケリー・デヴィッド
   ジョン・ガン/ブライアン・ハーズリンガー/ブレット・ウィン
製作総指揮:クラーク・ピーターソン/アンドリュー・ライマー
編集:ブライアン・ハーズリンガー/ジョン・ガン/ブレット・ウィン
音楽:スティーヴン・M・スターン/スチュアート・ハート
出演:ブライアン・ハーズリンガー
   ドリュー・バリモア
   エリック・ロバーツ
   コリー・フェルドマン
   ケリー・デヴィッド
   ジョン・オーガスト
   ビル・デリア

「デート・ウィズ・ドリュー」オフィシャル・サイト(日本語)
「デート・ウィズ・ドリュー」オフィシャル・サイト (英語)

____________

ハリウッドに一応住んでいたりする
映画監督を目指しながらも職無しビンボーな27歳のブライアンは
クイズ番組で$1,100当たったので
(何と答えがドリュー・バリモア)
それをきっかけに6歳の時「E.T.」を観てファンになった
“ドリュー・バリモアとのデートを30日間で実現する!!!”
…というドキュメンタリーを撮る事を決意!!!
友人のジョンとブレッドと共に
ビデオカメラを入手するところから撮影開始した♪

クレジットを見ればおわかりのとおりの
ブライアン&ジョン&ブレット達の手作りムービー♪
とにかく彼とその仲間が明るいのなんの。
預金残高ゼロ、しかも無職、彼女も現在無し、
容姿は極めて普通、毛深くちょっと小太り…と
失うものは何もないブライアンは
親、友人、知人、知人のまた知人…を巻き込んで
異常なまでのプラス指向でグイグイ突き進む。

しかしながら、さすがのハリウッドといえど
ケリーさんの手腕ではじめは外堀ぜめで楽勝かと思いきや
最後のツメの部分で意外と手強く難行…
結局『チャーリーズエンジェル フルスロットル』の
プレミアム試写会に潜入する事となる…
さて、ブライアンは無事ドリューとアポイントが取れるのか???


ストーカーに間違われないよう(笑)気を配り
自分磨きやリサーチ、デートの予行練習etc…
七転び八起き的にたくましいブライアンとその仲間達を
思わず応援しちゃいます。
懐かしい子役も登場したり、結構いいトコロまで行くんだけど
あと一歩が…難しい。
でも諦めないでギリギリまでやった事が、功を奏したのでしょうね。

ネットの戦略は最初にやれよ…と思わずツッコんだけど
苦しまぎれにやってみたまさか占いが当たるとは!!!
ファンクラブに入ってて良かったねぇ…ブライアン君。
何よりドリュー最高!!!可愛い!!!さすがプロデューサー♪
最初から最後までハイテンションで盛り上がるブライアンと
力になってくれる彼らには心洗われました。

とにかくやってみなきゃ。
努力しないで諦めたらそこで終了だもの。
リスク無しで何かを得ようなんて虫が良すぎます。
こうしたい、と思うだけでも、
思わないより、夢や希望にほんの少しでも近くなるはず!
行動すればさらに近づき叶う確率も間違いなくアップするはず!!
バカバカしいながらも、それを教えてくれる良作!!!

B000PJZYUMデート・ウィズ・ドリュー
ブライアン・ハーズリンガー ドリュー・バリモア エリック・ロバーツ
アミューズソフトエンタテインメント 2007-06-22

by G-Tools

| | Comments (0)

「時をかける少女」(アニメ版)

[TV放映映画]★★★★☆

いやはや見事によく出来たリメイクアニメ版!!!
主人公のスタンスが少々違うけれどちゃんとメッセージが伝わってくる。
20年以上前の原田知世主演の映画版が苦手な方にもおすすめ。

____________

「時をかける少女」(アニメ版)

製作国:日本(2005)
監督:細田守
アニメーション制作:マッドハウス
プロデューサー:渡邊隆史/齋藤優一郎
原作:筒井康隆『時をかける少女』(角川文庫刊)
脚本:奥寺佐渡子
音楽:吉田潔
キャラクターデザイン:貞本義行
作画監督:青山浩行/久保田誓/石浜真史

声の出演:
紺野真琴(仲里依紗)
間宮千昭(石田卓也)
津田功介(板倉光隆)
芳山和子(原沙知絵)
藤谷果穂(谷村美月)
早川友梨(垣内彩未)
紺野美雪(関戸優希)

「時をかける少女」(アニメ版)オフィシャル・サイト
____________

実写版映画の20年後の現代の設定…となっていました。
なぜか絵の履修家になっている和子の姪っ子
おてんばな現代っ子マコトの物語。

これがヒットしたのも頷ける
なかなかいい青春ドラマになっていた。
チアキとコウスケといつも野球にいそしんでいたマコト。
ある日滑って転んだ実験室で何かが起こり
タイムリープする事が出来るようになった
高校生のマコトちゃん。
身の危険に遭遇すると、記憶はそのままで時間が逆戻りし
もう一度やり直す事が可能だなんて。
こりゃ便利と何度もタイムリープしていたが
ある日手についた数字を発見。
そんな時に大事件が…

いつまでも男女関係なくずっと遊んでいたい。
仲が良ければ尚更…そして淡い恋心…♪
ああ…その気持ち解ります…
それこそ20年程前の記憶ですが…(汗)
そして恋した彼は手が届かない存在に。
単細胞であっけらかんとした現代っ子だが
素直に泣きじゃくるマコトちゃんには共感できます。

さすが映画のファンだったという監督。
リメイクアニメながらもちゃんとツボをおさえていますな。
「未来で待ってる」というセリフも効いているし。
和子おばさんの存在と体験をうまく利用し
ちゃんと観客にメッセージを届けようとしています。
流される昭和の女子高生和子とは違った
活発で意志を持ったマコトちゃんがいきいきと見えますね。
知世ちゃんの映画が苦手なワタシは
個人的にはコチラに軍配。
ああ…青春…

B000MEXAOM時をかける少女 通常版
仲里依紗 石田卓也 板倉光隆
角川エンタテインメント 2007-04-20

by G-Tools

時をかける少女 限定版
仲里依紗 石田卓也 板倉光隆
B000MEXAOC

時をかける少女 オリジナル・サウンドトラック
サントラ 吉田潔
B000FGG80K

| | Comments (0)

July 21, 2007

「時をかける少女」

[TV放映映画]★★☆☆☆

ある日突然タイムトラベラーとなってしまった
女子高生の青春ファンタジー。
実はそれにはある日の事件が…

____________

「時をかける少女」

製作国:日本(1983)

監督:大林宣彦
製作:角川春樹
プロデューサー:山田順彦/大林恭子
原作:筒井康隆
脚本:剣持亘/大林宣彦
音楽:松任谷正隆

出演:
芳山和子(原田知世)
深町一夫/ケン・ソゴル(高柳良一)
堀川吾郎(尾美としのり)
深町正治(上原謙)
芳山哲夫(内藤誠)
津田ゆかり
岸部一徳
根岸季衣
入江たか子
松任谷正隆

____________

なんて懐かしい〜
明日のアニメ版の放映に合わせたようですね。
映画を深夜やっていたので、つい観てしまいました。

筒井康隆の原作短編は結構好きだったのですが、
尾道三部作以降特に大林監督は少し苦手。
主演の原田知世も、彼女と同世代のワタシには当時苦手。
さらに彼女が歌う主題歌の『時をかける少女』の
あまりの下手さに度肝を抜かれたり…
この映画「時をかける少女」はあまり好きでは無かったのですが
尾見としのり好きではあったりして
テレビで何度も放映されていたのを
これまでも何度となく観た記憶があります。

今ではいい役者さんになった原田知世ちゃんですが
がドラマ「セーラー服と機関銃」でデビューした時の
極めて地味なルックスとか細い声
衝撃的な棒読み演技がダメでして…(笑)
世の男どもがメロメロなのが
どうしても理解出来なかった記憶もあります。
今思えば清楚で凛とした清潔感と透明感
そして何となくはかないあのキャラは
アイドル界では新鮮で男心をくすぐりますね。


さて、本編ですが…
土曜日の実験室でのシーンが印象的で
すっかり忘れていたスキー合宿のシーンにまずびっくり。
やはり、こっぱずかしいセリフのてんこもりですが
こんなはじまりだったとは…

そして登場した高柳良一氏にまたびっくり。
すっかりサラリーマンになったらしい彼…
そういや角川作品にがっつり使われていた男前スターでしたね。
りりしいお顔はすっとぼけた尾見くんと対照的。
でも演技は知世ちゃんと同じくらい棒読み(笑)
やっぱり尾見くんキャラが好きですねぇ…

恋した花好きの青年の秘密、叶わぬ切ない恋…
尾道を舞台にしたのは大正解。
坂道だらけの時間が止まったようなレトロな町…
何が起きてもおかしくないような美しく不安定な所があり
この雰囲気にかなり救われる。
ラベンダーの香りで…のタイムスリップのシーン
その強引さと合成のつたなさは
今観ると逆に新鮮で面白い。

しかし『桃栗三年』の歌の酷さ。
ラストのエンディングが最高です。
見事に主題歌「時をかける少女」のPVになっていたのに
もはや拍手しそうでした。これは一見の価値有り!!!
とっても正しいアイドル映画になっております。

20年以上経って観てみると
色々新たに発見する事もあり意外にも楽しめました。
髪型は、当時流行っていたな…とかしみじみ。
大林監督の作品では「転校生」「青春デンデケデケデケ」
だけが好きなんですが、この考えもゆらいできました。
おばちゃんになってから解る事もあるんですねぇ。
今年は「転校生 -さよなら あなた-」を撮っているそうだし
機会があれば観てみようと思いました。

B000IU3A2M時をかける少女
原田知世 高柳良一 尾美としのり
角川ヘラルド映画 2006-10-20

by G-Tools

DREAM PRICE 1000/原田知世 時をかける少女
原田知世
B00005V4D5

時をかける少女
サントラ
B00005FQ3U

時をかける少女 〈新装版〉
筒井 康隆
4041305217

時をかける少女 通常版
仲里依紗 石田卓也 板倉光隆
B000MEXAOM

| | Comments (0)

July 20, 2007

「鳥」

[DVD映画]★★★★★

サスペンス&ホラーの巨匠ヒッチコックの傑作は
何年経っても素晴らしい!!!
わけのわからない怖さ…
人間の心理をズボッと刺激する手法は凄い。

____________

「鳥」

製作国:アメリカ(1963)
監督・製作:アルフレッド・ヒッチコック
原作:ダフネ・デュ・モーリア
脚本:エヴァン・ハンター
音楽:バーナード・ハーマン

出演:
ティッピー・ヘドレン
ロッド・テイラー
スザンヌ・プレシェット
ジェシカ・タンディ
ヴェロニカ・カートライト
ドリーン・ラング
エリザベス・ウィルソン

____________
 
何度観ても怖いのなんの…
ゾンビものに通じる、いや以上かも。
サスペンス映画の巨匠ヒッチコックの描く
恐怖映画のバイブルともいえる傑作。

子供の頃から(親がヒッチコック好きだったので)
何度もコレを観て少々トラウマ気味で
カラスにも馬鹿にされないよう
日常生活でも細心の注意を払っているワタシだが(笑)
久しぶりに観てもやっぱりゾゾッとしますね。

もちろん古いカラー作品。
鳥さんは合成だってバリバリ解る画面ですが
そんな事以上に、大量の鳥がキーキー啼きながら人間を襲い
家の窓はもちろん、扉ですらも命がけで突き破ってくるんです…
窓に目張りをして家具でおさえて
家の真ん中で静かに隠れる主人公達…
それでもどんどん体当たりし、少しでも身を出そうものなら
血が出るまで攻撃してくるあたり
ゾンビのお約束のシチュにかなり近い。

そして一番怖いのは、何となくラジオで流れてくる情報はあるものの
『理由が解らず,群れて集団で襲って来るトコロ』
鳥の襲ってくる周期が解っても、
根本が解決されないのだから救いが無い。
車で逃げ出す者達をざまみろと言わんばかりに見送るヤツら…
自然の力に人間は屈するしかないのだ…

鳥
ロッド・テイラー ジェシカ・ダンディ ティッピ・ヘドレン

裏窓 ハリーの災難 めまい フレンジー ロープ

by G-Tools

| | Comments (0)

July 19, 2007

「フォレスト・オブ・ザ・デッド」

[DVD映画]★★★★☆

環境問題について紛糾してみた?エコ・ゾンビ♪
これが意外と面白かった〜。
キャッチコピーの『木、切るな!』がイカしてます!

_____________

「フォレスト・オブ・ザ・デッド」
 原題:Severed

製作国:アメリカ(2005)未公開
監督:カール・ベッセ
脚本:カール・ベッセ/トラビス・マクドナルド
出演:
ポール・キャンベル
サラ・リンド
ジュリアン・クリストファー

_____________

『木、切るな!』というコピーに大爆笑。
とはいえ意外と真面目なゾンビもの。
環境問題をとりあげた?
エコロジー・ホラーだそう…(苦笑)

樹木伐採中にとある木の樹液を浴びた
作業員の様子がおかしくなった。
助けようとする仲間達だったが…

バイオ技術を駆使して生産量を高めようとしている企業の御曹司が
父親の指示で事故のあった現場に向かうと
そこは想像もしない悲惨な状態…
辺りをうろついているのは…そう、ゾンビだったのだ。
生き残っているわずかな者と
何とか逃げ出したものの、社によって森は閉鎖されている…
とにかく自分が生き抜くためにあらゆる手段をつくさねばならない。
ある者は仲間を犠牲に
ある者は研究第一
ある者は…利益を重視し…
ある者達は…ゲーム感覚でゾンビを退治…
森の中のわずかな生存者達の人間関係すらどんどん崩れてゆく。
果たして生き残る事が出来る者はいるのだろうか???

大量伐採に座り込んで抗議していた環境保護団体の人々すら
ゾンビと化すのが何とも皮肉。
なぜ樹液で…とか、突っ込みどころは満載だけれど
ロメロへのオマージュもたっぷり感じられるしテンポも良く
B級とはいえ意外とちゃんとしたゾンビものになっていた。
社長さんも自業自得と、無理矢理オチていたのが個人的に好き♪
期待しなかっただけに結構楽しめました。


B000EBDEW6フォレスト・オブ・ザ・デッド
ポール・キャンベル サラ・リンド ジュリアン・クリストファー
ジェネオン エンタテインメント 2006-04-05

by G-Tools

| | Comments (0)

July 15, 2007

「変態村」

[DVD映画]★★★☆☆

予告編がかなり不気味で気になっており鑑賞。
たしかシネマライズでの単館上映だったかな。
人里離れた森の奥の僻地の村の不気味さと
“加速する孤独な人間の狂気”
愛するひとを想い独り占めしたいという感情が
個人的な妄想だけでなくエスカレートしてゆく異様さが
ただただ痛々しく不気味。

_________________

「変態村」
 原題:CALVAIRE

製作国:ベルギー/フランス/ルクセンブルグ(2004)

監督:ファブリス・ドゥ・ヴェルツ
脚本:ファブリス・ドゥ・ヴェルツ/ロマン・プロタ
音楽:ヴァンサン・カエイ

出演:
マルク・ステヴァンス(ローラン・リュカ)
バルテル(ジャッキー・ベロワイエ)
ロベール・オルトン(フィリップ・ナオン)
ほか

_________________

タイトルにインパクトありますが
ちょっと内容とはズレていますな。
変態さんがわんさか登場するわけでもなく
孤独な狂気と純愛が描かれています。

地方を独りで旅するちょっと可愛いミュージシャン
(日本でいうほぼ演歌的な感じ)のマルクは
齢上のおばさま達にモテモテ。
南仏に向かうはずだったのに…車の故障で立ち往生。
とある村のはずれのペンションに泊めてもらうのだが
オーナーのバルテルの様子がどんどんおかしくなってくる…
そして、その村の住人の様子もあきらかに妙。
マルクはどんどんとんでもない状態へと追いつめられてゆく…
彼に未来はあるのだろうか???

最初はまったりと、どんどん加速する狂気とあっけないラストには
思わず『ええ…』(汗)
十字架へ張付けられてのお仕置きや
痛そうなシーンも多いけれど
それを上回る異常な愛情表現のほうが怖いですね。
バーでの村の男のダンスシーンがとにかく不気味。
不協和音のピアノで奏でられる音楽で
村の男達が踊るのはまるでゾンビか案山子のダンス。
目に焼き付いて離れません。

意外にも妙にクォリティが良い部分やこだわりもあったりで
ぐいぐい見せる所はあるけれど
ストーリー的にはいまひとつかな。
愛する女性を失った寂しさ
そして女性不在の村?から起因するのか
描かれているのは孤独な狂気。
村に入る前の町でも老婆や中年女性に迫られていた
親しみやすい中性的な魅力のある
美青年マルクは妙な色気と美声のせいで
こういった人を狂わせる才能を持っていたんでしょう。
僻地の村では、もはや女性として愛されていましたし…

それにしても救いの無い映画でした。
初の長編作との事で、盛り込み過ぎもある。
メイキングを見ると監督の暑苦しい思いが堪能できますね。
村人のドン的なロベールを演じるのは
これまた変態ものを演じるとピカイチのフィリップ・ナオン♪
リハする姿…やっぱり上手いわ…この人。
予告編のほうが本編よりは面白いタイプの作品。

ちなみに…
特典映像の短編『ワンダフル・ラヴ』がおすすめ。
こちらのほうが完成度高くて面白い。
20分という短時間ながら寂しい年増女の狂気を見事に描いています。
目新しさは特に無いけれど、とにかく主人公の女性の目がイッちゃってるし
ケーキ食べてても、肉買っていても、
牛タン料理してても、歩いていても怖い…
作品について楽しそうに熱〜く語るこの監督の
今後の作品にちょっと期待します。


B000H4W91M変態村
ローラン・リュカ ファブリス・ドゥ・ヴェルツ ジャッキー・ベロワイエ
キングレコード 2006-10-04

by G-Tools

| | Comments (0)

July 14, 2007

「ハード キャンディ」

[DVD映画]★★★★☆

童話の持つ残酷さをモチーフに
少女の持つピュアな残酷さと
好感度のある普通の中年男の持つ微妙なイヤラシさを
とことん極端に描いたもはやサスペンス・ホラー。
特に男性は観た後嫌な気分になる事うけあい。
でも…決して良い子と身に覚えのある方は観てはいけません…

_________________

「ハード キャンディ」

製作国:アメリカ(2005)
監督:デヴィッド・スレイド
脚本:ブライアン・ネルソン
音楽:ハリー・エスコット/モリー・ナイマン

出演:
ジェフ(パトリック・ウィルソン)
ヘイリー(エレン・ペイジ)

「ハード キャンディ」オフィシャルサイト

_________________

な…なんて事を!うへ〜いやだ…痛いって…!!
予告編から痛そうだったけど…
想像以上に精神的にも痛〜い物語。
あどけない表情のヘイリーちゃんが、
自分を変に正当化しつつ行う犯罪行為たるや…
何とも言えない嫌〜な雰囲気満点!!!

出会い系サイトで14歳の少女とお友達になろうと思って油断したら
どえらい目に合ってしまう可哀想なカメラマン中年男の物語。
ジェフは端正でインテリ風のカメラマン。
チャットで出会って3週間の女の子ヘイリーとカフェで待ち合わせ
ジェフの自宅へ行くことになるが…
まだまだ幼なさの残るヘイリーちゃんにスクリュードライバー飲まされて
目覚めた時には身体を縛られ身動き取れず自宅に監禁された。
彼の女性遍歴を尋問された挙句に…そう…去勢。

可愛い顔して淡々と“作業”を行うヘイリーちゃん。
これは彼女の好奇心的なお遊びなのか、はてまた復讐なのか
(最初からゲームの要素はないですけどね)
ジェフは犯罪を犯していたのか、はてまたただのロリコンなのか
どっちにしてもヘイリーちゃん…
ちょっとやり過ぎです…ってかできんでしょ…普通!!!
しかも初めて…医学書読みながら…というのがさらに痛いっ!!!

お隣の日本人の奥さん?のおマヌケなセリフや
実際小娘にあそこまで出来るのか???…とか
氷の麻酔やディスポーザーとかロープとか…
あちらこちらに突っ込みどころ満載だけど
とにかく感情移入を許さず、少女が中年男をグリグリと最も嫌な方法で
追いつめてゆくそのシチュエーションたるや!!!!!
泣いてもわめいても不利なのは中年男。
とことん精神的に追いつめてやる…的な
最後の最後まで少女のいや〜な残酷さにはゾッとします。

あの微妙〜なロープの長さ…きっと………
まぁ、悪いのは男も女もどっちもどっち…
ジェフも何のかんの少女との遊びは初めてでは無さそうでしたし。
危ういものには手を出すなという教訓にして欲しいですな。

ところで赤いパーカーを被った赤ずきんちゃん…
悪い狼を見事罠にはめ満足出来たんでしょうか?
あの友人との電話の軽いノリは
そもそも復讐とかではなく
単なる興味本位とかだったりする気も…
いずれにせよ末恐ろしい〜。

B000LPS3PSハードキャンディ デラックス版
パトリック・ウィルソン デイヴィッド・スレイド エレン・ペイジ
ジェネオン エンタテインメント 2007-02-23

by G-Tools

| | Comments (0)

「ローズ・イン・タイドランド」

[DVD映画]★★★★☆

ギリアム節健在♪
病んだ大人達に囲まれたローズちゃん
可愛い瞳で見つめているのは過酷な現実からの現実逃避か妄想か…
夢見がちなお年頃の危うさ満点。

___________________

「ローズ・イン・タイドランド」

製作国:イギリス/カナダ(2005)

監督:テリー・ギリアム
原作:ミッチ・カリン『タイドランド』(角川書店)
脚本:テリー・ギリアム/トニー・グリゾーニ
撮影:ニコラ・ペコリーニ
プロダクションデザイン:ヤスナ・ステファノヴィック
衣装デザイン:マリオ・ダヴィニョン/デルフィーヌ・ホワイト
音楽:マイケル・ダナ/ジェフ・ダナ

出演:
ジェライザ=ローズ(ジョデル・フェルランド)
パパ/ノア(ジェフ・ブリッジス)
ママ/グンヒルド王妃(ジェニファー・ティリー)
デル(ジャネット・マクティア)
ディケンズ(ブレンダン・フレッチャー)

「ローズ・イン・タイドランド」オフィシャルサイト(英語)
___________________

登場人物の怪しさと妄想世界もさながら
少女の危うい愛情と残酷さ、そして力強さが描かれている。
ローズちゃんを演じるジョデル・フェルランドの素晴らしい演技で
終始ハラハラしどおし。

タイドランド=干潟。
テリー・ギリアムの描くアメリカのど田舎のアリス。
ジャンキーな両親を持つローズちゃん。
かいがいしく両親の世話をしていたが夢見心地なお年頃。
お友達はバービー人形の頭部4体。
突然の母の死により、これまた夢見心地なハードロッカーな父と
彼の実家のテキサスへ長距離バスで旅立つのだが
祖母は既に他界しているのか家はボロボロ。
そして父親もいつもの短期休暇ではなく
永遠のトリップに旅立ってしまった…

そんな事を知ってか知らずか
ローズは新しい環境と不気味なお隣さん達
古い祖母の家、動物達の世界、に触れ合い
彼女のマイ・ワールドは広がり続ける…
いやはや久しぶりにギリアム巨匠の妄想世界が炸裂!!!
お隣さん姉弟、デルとディケンズの不気味な秘密や
お父さんの夢見心地な神秘主義???
両親の死や生活の不安、どえらい場面に遭遇しても
まるで物語の中の主人公のように
時には悲劇のヒロイン、時にはちょっとした小悪魔娘
時には純真無垢な少女、時には大人の女性のよう…と
目の前の現実からどんどん空想を膨らまし
全てを受け入れているのかいないのか…
それでも生きてゆくのだ。

最初から最後まで、一体彼女はどうなってしまうのだろう???
とヒヤヒヤする。
子供ゆえの空想=妄想世界と冷静さと残酷さ。
でも大人や他人に対する愛情や信頼感や神秘的な妄想癖は
ジャンキーながら彼女を愛した両親ゆえなのか…
しかしながらどんな状況にあっても生命力にあふれるローズは
力強く生きていくには違いない。

ちなみに死体系のドギツイ表現アリ。R-15指定です(汗)
それにしてもお隣さん達が強烈でした。
僻地に住むイッちゃっている人々って
ある意味ピュアでパワフルですなぁ…。

B000GQMJAWローズ・イン・タイドランド
ジョデル・フェルランド ミッチ・カリン テリー・ギリアム
東北新社 2007-01-26

by G-Tools

タイドランド
ミッチ カリン Mitch Cullin 金原 瑞人
4047914827

| | Comments (0)

July 08, 2007

「初恋」

[DVD映画]★★★☆☆

あの“三億円事件”の新たなる捉え方が面白い。
あくまでも“実行犯”が女子高生という事で
犯人像には妙に真実味もあったりするのが興味深い。

_______________

「初恋」

制作国:日本(2006)
監督:塙幸成
原作:中原みすず『初恋』(リトル・モア刊)
脚本:塙幸成
音楽:COIL

出演:
みすず(宮崎あおい)
岸(小出恵介)
亮(宮崎将)
ユカ(小嶺麗奈)
タケシ(柄本佑)
テツ(青木崇高)
ヤス(松浦祐也)
バイク屋(藤村俊二)

「初恋」オフィシャルサイト

_______________

あの“三億円事件”の実行犯が実は女子高生だったという
面白い設定の物語だった。
“三億円事件”好きのワタシはちょっとワクワク…
宮崎あおいの体当たり演技に好感が持てるが
声と体型的にちょっと無理が…

1968年12月10日雨の中での犯行
1975年12月10日の公訴時効の報道はおぼろげだが
1988年12月10日の民事時効を迎えた時には
少しドキドキしたものだ…。

寂しい境遇の高校生のみすずは
幼い頃に母と一緒に出て行った兄の亮に会うため
ジャズクラブに出入りするようになり
そこで出会った岸に恋をした。

時代は学園紛争のまっただ中に突入し
権力に対する為に事件をおこす岸の思惑は
恋する人のために犯行を行うみすずにより成されたと思われたが…

あまりにも純粋でドジながら懸命なみすずの姿。
親に捨てられ兄を頼りそこで出会った初恋の人。
時代もあり感化されるのは17歳という
可能性も沢山あるが、不安定な年齢だからなのかもしれない。
何故だかこのハイティーン時代は誰もが
駄目な世の中を変える事が出来るように思え
行動を起こせる貴重な時代でもあったりする

とはいえ“三億円事件”の実行犯…
成人男性とはあまりにもかけはなれた体格と声。
あまりにも不自然であった…
バイクで雨の中を走るだけでいっぱいいっぱい…
少し無理が有り過ぎたかな。
小さな身体で雨の中自動二輪を扱う困難さだけは
十分伝わってくる…シートを引きずりながら
ヨロヨロ走る姿は印象的であった。

このシートをひっかけたまま走った偽装白バイは事実であり
その不用意かつどこか未熟さを感じる所から
高校生実行犯…というアイデアが生まれたのかもしれない。
時代に流されるメンバーには年代が
Bに出入りする彼らに感情移入は出来なかったが
ねつ造されたのでは…というあのモンタージュ写真や
数多くの遺留品があったにも関わらずの捜査の難行…
事件が国家権力でもみ消された…というのは
妙に真実実もあり興味深いものがある。

おひょいさん演じるバイク屋さんといい
集っていた若者達の行く末には
ちょっと物悲しさもあった。

B000FZENKS初恋 プレミアム・エディション
中原みすず 塙幸成 宮崎あおい
ハピネット・ピクチャーズ 2006-11-24

by G-Tools

初恋 スタンダード・エディション
中原みすず 塙幸成 宮崎あおい
B000IU38I8

初恋
サントラ コイル 岡本定義
B000F9UDK8

初恋
中原 みすず
4898150640

“三億円事件”を描いたドラマ&コミック
■ドラマ 「悪魔のようなあいつ」 - 1 レビュー
■ドラマ 「悪魔のようなあいつ」 - 2 レビュー
■コミック 「悪魔のようなあいつ」 レビュー

| | Comments (0)

July 07, 2007

「彼女を信じないでください」

[DVD映画]★★★☆☆

良いと思ってついた嘘が一人歩きしはじめ
どんどんどんどんドツボにハマってゆく
そんな彼女が可愛くて♪
そして田舎の家族パワー…恐るべし…!!!

___________________

「彼女を信じないでください」

製作国:韓国(2004)
監督:ペ・ヒョンジュン
脚本:チェ・ヒデ/パク・ヨンソン
音楽:チョ・ヨンウク

出演:
チェ・ヒチョル(カン・ドンウォン)
チュ・ヨンジュ(キム・ハヌル)
ヒチョルのお父さん(ソン・ジェホ)
ヒチョルのおばあちゃん(キム・ジヨン)
ヒチョルの妹(イ・ヨンウン)
ヒチョルの恋人(ナム・サンミ)

「彼女を信じないでください」オフィシャルサイト

___________________

元詐欺師で仮釈放の身の女、ヨンジュと
姉の結婚式に向かうために
たまたま電車に乗り合わせて
プロポーズに行く途中に指輪を無くした
田舎の薬剤師の青年ヒチョルの
ドタバタ人情ラブコメディ。

かなりベタでコミカルながら
思ったよりも爽やかで
さらっと観れる良い話であった。
百戦錬磨の詐欺師のはずの
ヨンジュのついた嘘が周囲の人に勝手に解釈されて
どんどんこじれてゆく所が面白い。
嘘をつく時の彼女の顔が可愛くて魅了的だ。

詐欺は高度に頭を使うゲームだと言い切る。
さすがに嘘のプロ。
人の心を自在にあやつり同情をかう手腕は天下一品。
家族も息子より彼女を信じてしまうのだが
それはそもそも彼女の心の中に(姉に対してもそうなのだが)
人に対する優しさや愛情、そして正義感があるからだ。

田舎のおせっかいながらも人や自然に優しく生きる人々に触れ
どんどん彼女の優しさが、溢れ出てくる。
もしかするとヨンジュの初めての恋???
吉本新喜劇ばりのベタさだが
何だか気持ちのよいラストシーンもグッド♪

B000BD3DT6彼女を信じないでください (通常版)
キム・ハヌル ペ・ヒョンジュン カン・ドンウォン
ハピネット・ピクチャーズ 2005-12-23

by G-Tools

彼女を信じないでください
サントラ デラ・リーズ キム・ハヌル
B0009EOZX0

| | Comments (0)

「私の頭の中の消しゴム」

[DVD映画]★★★☆☆

公開時の宣伝コピー『死より切ない別れがある。』
という言葉がとても印象的だった。
愛する人の記憶の中から自分の事が消えて行く悲しみ。
自分の記憶の中から愛する人の事が消えて行く悲しみと恐怖。
妻の病気の悲しい現実と、それを受け入れようと努力する
夫の献身的な愛情表現とやるせない感情がたまらない。

_______________

「私の頭の中の消しゴム」

製作国:韓国(2004)
監督・脚本:イ・ジェハン

出演:
チョルス(チョン・ウソン)
スジン(ソン・イェジン)

「私の頭の中の消しゴム」オフィシャルサイト

_______________

今更…ですが「明日の記憶」で観ていた事を思い出し
やっぱりレビュっておこうかと。

若年性アルツハイマーという言葉が一般に知られるようになり、
ストーリーの予想はついていたけれど、
病気によって消えてゆく彼女の記憶…
崩れてゆく日常をささえようとする二人の愛を
主にチョスルの目を通して
とにかく切なくドラマティックに美しく描いてゆく。

恋人時代、新婚時代の必要以上のアツアツぶりが、
お約束のように後で悲しさを誘う。
孤独で粗野だったチョスルがスジンと出会い、
唯一家族と思える存在になったのに、
妻のスジンが自分の事を忘れ
彼女の元恋人のヨンミンと勘違いして名前を呼ぶシーン。
スジンに“はじめまして”と挨拶するトコロなど、
チョルスの悲しみこらえ震える表情にはジーンときた。

作為的なシーンも多くて少々ベタで
特にラストのほうなどあざとい気もするが
これでもか、これでもか、とつきつけられる
悲しい現実と、それを受け入れようとする
チョルスの献身的な愛情表現とやるせなさ。
一瞬記憶が戻った時のスジンの切ない心遣い。
若すぎるスジンとチョルスにはあまりにも過酷。

彼ら夫婦のなれそめのトコロから、既に病気は進行していた。
この作品は“若年性アルツハイマー”を素材に描いた
とある夫婦の恋愛ドラマ。
画面のいたる所に暑苦しいほど愛が溢れているのが切ない。
“コンビニ”のシーンは…まるで天国。

今後自分が煩う可能性がゼロでは決して無いアルツハイマーという病。
少々健忘症気味のワタシにはちょっと怖いストーリーでもあったが
観ておいて良かったとも思う。
「明日の記憶」でも書いたのだが
こういった映画は“病気の存在を知る”事と
人とのつながりの大切さを教えてくれる。
特に身近な人への愛情は、病に伏した時に痛感するものだから…

B000E40TLW私の頭の中の消しゴム(字)
三木眞一郎 チャ・スンジェ 小林さやか
ジェネオン エンタテインメント 2006-03-10

by G-Tools

私の頭の中の消しゴム SPECIAL BOX (初回限定生産)
チョン・ウソン イ・ジェハン ソン・イェジン
B000AAER4U

私の頭の中の消しゴム
フレデリク・フランチシェク・ショパン パガニーニ
B000AU1JK0

私の頭の中の消しゴム
木村 元子
4094080481

私の頭の中の消しゴム
深田恭子/及川光博
B000R3ALU4

■映画「明日の記憶」レビュー

| | Comments (0)

July 05, 2007

「明日の記憶」

[DVD映画]★★★☆☆

“若年性アルツハイマー”という病気の悲しい症状。
誰にでもあるちょっとした物忘れが
病気の兆候であったのが他人事とは思えない。
でも、極悪人が登場しないこの映画はとても暖かく
人とのつながりの大切さを教えてもくれた。

_______________

「明日の記憶」

制作国:日本(2005)
監督:堤幸彦
エグゼクティブプロデューサー:渡辺謙
原作:荻原浩『明日の記憶』(光文社刊)
脚本:砂本量・三浦有為子
音楽:大島ミチル

出演:
佐伯雅行(渡辺謙)
佐伯枝実子(樋口可南子)
伊東直也(坂口憲二)
佐伯梨恵(吹石一恵)
生野啓子(水川あさみ)
木崎茂之(木梨憲武)
吉田武宏(及川光博)
浜野喜美子(渡辺えり子)
河村篤志(香川照之)
菅原卯三郎(大滝秀治)

「明日の記憶」オフィシャルサイト

_______________

こういう失われる記憶系の作品を観ると
いつも気付くのが今の自分の幸福さと
周囲の人の存在の有難さ。

完成度の高さやリアルさはともかく、
渡辺謙さんの存在感はやっぱりすごい。
若年性アルツハイマーを
バリバリ働いている広告営業マンが
50を前にして突然この病に侵されてゆく様子を
美しく淡々と丁寧に描いている作品だった。

もの忘れ、めまいや、妄想、パニック状態など
当事者の身に起きた様子を映像的に何とか描こうと
本人の視野でのカメラワークが印象的だ。

樋口可南子演じる愛妻がとても良い妻で…
何て幸せな夫なのだろうと思った。
奥多摩での陶芸教室をとおして結ばれた
二人の恋愛ストーリーとして
美しくまとめあげているので
とにかく美しく切ない。

誰にでも経験した事があるようなささいな症状が
まさか自分の身にも…とつい考えさせられるのではないだろうか。
そして、自分に、近親者に…と思うと
日々生きる事の大切さ、人とのつながりの有難さ
をやはり感じざるを得ないのだ。
ちなみにこの映画には善人しか出て来ない。
だからかもしれないが、とてつもない優しさに包まれている。

こういった映画は
泣こうとして観る映画ではない…
“病気の存在を知る”ためにだ
と個人的にはそう思っている。

B000FPEMX6明日の記憶
渡辺謙 荻原浩 堤幸彦
東映 2006-10-21

by G-Tools

明日の記憶
荻原 浩
4334924468

明日の記憶 オリジナル・サウンドトラック
サントラ 大島ミチル 宮本文昭
B000EWBCEM

| | Comments (0)

July 04, 2007

「ゆれる」

[DVD映画]★★★★☆

幼い頃より信頼しきっていたものが
お互い一度ゆらいでしまうとやっかいなのかもしれない。
特に異性によってゆらぎは起こりうる…。

____________________________

「ゆれる」

製作国:日本(2006)
監督・脚本:西川美和
音楽:カリフラワーズ

早川 猛(オダギリジョー)
早川 稔(香川照之)
早川 勇(伊武雅刀)
早川 修(蟹江敬三)
岡島洋平(新井浩文)
川端智恵子(真木よう子)
検察官(木村祐一)
警部補(ピエール瀧)
裁判官(田口トモロヲ)

「ゆれる」オフィシャル・サイト

____________________________

田舎の実家で家業を継ぐ、石橋をたたいても渡れない生真面目な兄と
都会でカメラマンになり、揺れる吊り橋も平気に渡る奔放な弟。
母の葬儀に久しぶりに帰省した弟は
久しぶりに逢った家族や親族の中でも浮きまくり。
父親はちょっとした事ですぐ怒鳴る。
でも兄はいつも優しくそんな弟に接してくれる。
弟もそんな兄が自慢でもあり、大好きなのだった。

だが、実家のガソリンスタンドで
従業員の彼女と兄が仲良くしている所を見かけてから
兄弟の絶対的な信頼関係が崩れてゆく…
彼女は昔から弟に好意があったようで
弟が彼女を誘えば大人の関係にはあっと言う間…
渓谷へのドライブを兄が提案し
3人は吊り橋のかかる川に来た。
子供のようにはしゃぐ兄…
冷静に、ファインダー越しに自然を楽しむ弟…
兄弟の間に挟まれた女がとった行動でとある事件が…

殺人罪に問われる兄を何とか救おうとする弟。
そして父親の兄弟である叔父の弁護士。
だが、優しくて生真面目すぎる兄にもずっと悩みはあったのだ。
真実と虚偽。記憶すらあちらこちらに揺れた結果
弟は何年も自分の虚偽に目を閉じた。

ガソリンスタンドの従業員のおせっかいで
ふと想い出した母親の形見の8ミリフィルムにを観て
彼はやっと目をそらしていた真実に気付く。
女性の存在でゆれた兄弟達は
再び女性の残したものでゆり戻されたのかもしれない。
言葉よりさりげない光景が物語る。

特に田舎で顕著なのだが、
主に長男とその他の兄弟の間には大きな溝があったりする。
長男やそれに準じるものには
生まれながらにして跡継ぎという使命があり
それ以外の子供には親の遺産は入らぬが
その重苦しい期待はかからない。
必然的に跡継ぎになったものは
その一家全体を背負い使命をまっとうすべく
自分を押し殺してしまう傾向にある。
幼い頃より年長者であるがゆえに周りを気遣い
選択の余地無く実家で我慢を重ねてきた兄の苦悩。
それとは真逆に自分の居場所を探さなければならなかった次男。

昔気質の頑固な父の間に入り自分を守ってくれた
兄であり母親的な絶対的な愛情を信じていたゆえに
一度ゆらいだ信頼はなかなか元に戻れない。
兄も一瞬ゆれた心での発言の中で消えた信頼が戻るのを
罪を償いながらじっと待ち続けたのだろう。
オダジョー、新井くん、伊武さん…
そして何といっても香川さんのあの笑顔が印象的。
名優ぞろいで気が抜けない緊張感がある作品だ。


B000KIX658ゆれる
オダギリジョー 西川美和 香川照之
バンダイビジュアル 2007-02-23

by G-Tools

ゆれる オリジナルサウンドトラック
カリフラワーズ
B000FZDMIC

| | Comments (0)

「麦の穂をゆらす風」

[DVD映画]★★★★☆

アイルランド独立戦争を通して描かれるのは
ある意味普遍的な戦争の情景であり普通の人々個々の感情。
だからこそ、人の心に語りかけるのかもしれない。

____________________________

「麦の穂をゆらす風」

製作国:イギリス/アイルランド/ドイツ/イタリア/スペイン(2006)
監督:ケン・ローチ
脚本:ポール・ラヴァーティ
音楽:ジョージ・フェントン

デミアン(キリアン・マーフィ)
テディ(ポードリック・ディレーニー)
ダン(リーアム・カニンガム)
シネード(オーラ・フィッツジェラルド)
ペギー(メアリー・オリオーダン)

「麦の穂をゆらす風」オフィシャル・サイト
____________________________

戦争、紛争、ゲリラ線…
1920年のアイルランド独立戦争をとおして見えてくるのは
現在も続いている人間の悲しい本能と愛情の深さと脆さ。
これらが庶民の目を通してストレートに描かれるので
どうしようもないもどかしさが心に響く。

アイルランドの片田舎の農家ではじまりそして終わるのだが、
その間に起きた悲惨な出来事の数々…
戦争だから…それだけで片付けてはいけない
重い悲しい何ともいえないもどかしさが胸をしめつける。
1919〜1921年のアイルランド独立戦争を
1920年のある日から、とある兄弟の目線で丹念に描いている。

アイルランドへの英国の侵略に対抗するゲリラ戦。
少しもの寂しいけれど美しい緑の中で銃を構えて訓練する
農民や少年などの若い一般庶民で結成されている
アイルランド義勇軍〜アイルランド共和軍(IRA)達の姿。
犠牲になりながらも彼らを支え家を守り、強く立ち向かう女性達。

一機関士であったダンと出会ったあの事件。
戦争から逃げて医者になるはずだったデミアンが
幼馴染みを裏切り者として処刑したり
元同胞と闘わねばならなくなった経緯は
運命にしても悲しすぎる。
皆で投獄された時、代表者である「テディ・オドノヴァンは誰か?」と
英国軍に問われた時、すかさず「自分だ」と答えたデミアンだったのに…
仲間を裏切る事…真面目なデミアンの苦悩。
兄テディとの意識のずれが、更に弟の運命を変える…

野山の広がるアイルランド南部の町、コークを舞台に
時代に翻弄された兄弟を中心に
淡々と身近なエピソードとしてアイルランド独立戦争が描かれる。
休戦、そして、念願のイギリス・アイルランド条約。
だが、この時の条約による北アイルランドの帰属問題により
その後の革命運動を二分し新たな闘いを生み
さらにその後何十年もの間IRAは
形を変えいくつもの派閥に分裂しながら
現在も組織は存在している…

冒頭で村人達が可哀想なミホールのために歌った
映画のタイトルでもあるアイリッシュトラッドの曲
“THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY”(麦の穂をゆらす風)
これを観終った後に再び歌詞を確認しつつ聴いてみると
自分の腕の中で恋人を失った、若い兵士の詩なのだ。
祖国のための闘い、恋人の死への恨みの闘い…
何ともいえない苦しみが、美しいメロディと共に流れ出る。

アイルランド人もイギリス人も他の国の人達も
個々では誰も闘いたいわけでも裏切りたいわけでもない。
そうしなければしょうがない状況
自分や家族や同胞が守れないから
命を落とした者に顔向けができないから
若い世代の未来が見えないから…なのだ。
この映画には戦争や人間の本質を問われている気がした。

世界中でくり返されている戦争や紛争
そして近年の数多くのテロ事件…
85年も前の事件だが、現在にまだまだ繋がっているのだ。
カンヌでパルムドール賞をとったの
井筒監督大絶賛(笑)もうなずける。
知っているようで知らなかったアイルランドの歴史。
ちなみに役者さん達は皆アイルランドにゆかりのある人達。
キリアン・マーフィーの変化してゆく切ない瞳がとても印象的であった。

B000NIVIPA麦の穂をゆらす風 プレミアム・エディション
キリアン・マーフィー ケン・ローチ ポードリック・ディレーニー
ジェネオン エンタテインメント 2007-04-25

by G-Tools

| | Comments (0)

ツナガリレビューリスト 201〜220

これまでのレビューリスト201〜220。

↓今までのレビューにリンク

「ジャーヘッド」 [DVD映画]★★★☆☆
「トンマッコルへようこそ」 [DVD映画]★★★★☆
「王と鳥」 [DVD映画]★★★★☆
「ブギーマン」 [DVD映画]★★☆☆☆
「スパイダーマン3」 [劇場映画]★★★★☆
「マリー・アントワネット」 [劇場映画]★★★★☆
「東京ゾンビ」 [DVD映画]★★☆☆☆
「電車男」 [DVD映画]★★☆☆☆
「バス男」 [DVD映画]★★★☆☆
「ブロークン・フラワーズ」 [DVD映画]★★★★☆

「ぼくを葬る」 [DVD映画]★★★★☆
「ふたりの5つの分かれ路」 [DVD映画]★★★★☆
「ナイロビの蜂」 [DVD映画]★★★★☆
「バッシング」 [DVD映画]★★★★☆
「ゲド戦記」 [劇場映画]★★★☆☆
「皇帝ペンギン」 [DVD映画]★★★☆☆
「オープン・ウォーター」 [DVD映画]★★★☆☆
「マシーンヘッド」 [DVD映画]★★★★☆
「ミート・オブ・ザ・デッド」 [DVD映画]★★★☆☆
「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」 [DVD映画]★★★★★

201〜220 2006.09.07〜2007.07.03
→ リスト一覧はこちらへ

| | Comments (0)

July 03, 2007

「ジャーヘッド」

[DVD映画]★★★☆☆

介入戦争の虚しさを描いた異色の戦争映画。
若い兵士達の青春に大きな穴を開けたのは
湾岸戦争のとある1ページにすぎない。

_________________________

「ジャーヘッド」

制作国:アメリカ(2005)
監督:サム・メンデス
原作:アンソニー・スオフォード
   『ジャーヘッド アメリカ海兵隊員の告白』(アスペクト)
脚本:ウィリアム・D・ブロイルズ・Jr
撮影:ジャー・ディーキンス
音楽:トーマス・ニューマン

出演:
アンソニー・スオフォード(ジェイク・ギレンホール)
アレン・トロイ(ピーター・サースガード)
クリス・クルーガー(ルーカス・ブラック)
カジンスキー中佐(クリス・クーパー)
サイクス三等曹長(ジェイミー・フォックス)

「ジャーヘッド」オフィシャルサイト(英語)

_________________________

とにかく虚しい…そんな気分になるこの映画。
ワタシの大好きなジェイク・ギレンホール君主演の
異色の戦争…いや青春映画とも言えるかも。

見た目がジャーに似ているという、海兵隊のヘア。
そして頭の中が空っぽで虚しい…という意味も。

上官や仲間うちでのいじめ、
仲間を失うような厳しい訓練をし、
狙撃兵になったアンソニー。
だが、明日死ぬかも知れぬ彼らのする事といったら
自慰や馬鹿騒ぎばかり…
ごく普通の青年だった彼はいつしかシューティングにはまり
いつか人を撃ちたい、敵を殺したいと願うようになった。
だが湾岸戦争の前線に居た彼は
1発も銃を撃たずして無事に帰還。

敵ではなく味方に攻撃される。
目の前の敵を撃ってはいけないと命令される。
生と死の背中合わせなのに、馬鹿騒ぎの日々。
自分達は何のために闘っているのか?
何のために訓練してきたのか?
何のためにこの戦場に存在しているのか?
若い兵士のアイデンティティは崩れてゆく…
映画の中で『地獄の黙示録』の映像や音楽が多用されるのは
そう…ベトナム戦争の頃と何も変わっていないのだ。

彼らはそういった経験をしてまた元の生活に戻って行った。
でも、銃を握った感触は忘れず、心は戦地に置いたまま…

戦争はとても愚かで虚しい。
平和な生活に戻った若い兵士の心にもポカリと穴を開けてしまう。
ジェイクくんの大きな青い吸い込まれそうな瞳を観ていると
そう思えてならないそんな映画だった。
介入戦争やテロに巻き込まれたりと
徴兵制の無い日本だからこそ、色々考えてしまう。
とても虚しく…そして少し国家というものが怖くなる。

B000F6IL14ジャーヘッド プレミアム・エディション
ジェイク・ギレンホール サム・メンデス ジェイミー・フォックス
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2006-07-28

by G-Tools

映画『ジャーヘッド』オリジナル・サウンドトラック
サントラ ボビー・マクファーリン
B000CSUWLM

ジャーヘッド-アメリカ海兵隊員の告白
アンソニー・スオフォード 中谷 和男
475720972X


「ドニー・ダーコ」でファンになったのですが
ずいぶんおっさんになってきたジェイクくん。
でもやっぱり気になる存在です。

■映画「ドニー・ダーコ」レビュー

| | Comments (0)

« June 2007 | Main | September 2007 »