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July 08, 2007

「初恋」

[DVD映画]★★★☆☆

あの“三億円事件”の新たなる捉え方が面白い。
あくまでも“実行犯”が女子高生という事で
犯人像には妙に真実味もあったりするのが興味深い。

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「初恋」

制作国:日本(2006)
監督:塙幸成
原作:中原みすず『初恋』(リトル・モア刊)
脚本:塙幸成
音楽:COIL

出演:
みすず(宮崎あおい)
岸(小出恵介)
亮(宮崎将)
ユカ(小嶺麗奈)
タケシ(柄本佑)
テツ(青木崇高)
ヤス(松浦祐也)
バイク屋(藤村俊二)

「初恋」オフィシャルサイト

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あの“三億円事件”の実行犯が実は女子高生だったという
面白い設定の物語だった。
“三億円事件”好きのワタシはちょっとワクワク…
宮崎あおいの体当たり演技に好感が持てるが
声と体型的にちょっと無理が…

1968年12月10日雨の中での犯行
1975年12月10日の公訴時効の報道はおぼろげだが
1988年12月10日の民事時効を迎えた時には
少しドキドキしたものだ…。

寂しい境遇の高校生のみすずは
幼い頃に母と一緒に出て行った兄の亮に会うため
ジャズクラブに出入りするようになり
そこで出会った岸に恋をした。

時代は学園紛争のまっただ中に突入し
権力に対する為に事件をおこす岸の思惑は
恋する人のために犯行を行うみすずにより成されたと思われたが…

あまりにも純粋でドジながら懸命なみすずの姿。
親に捨てられ兄を頼りそこで出会った初恋の人。
時代もあり感化されるのは17歳という
可能性も沢山あるが、不安定な年齢だからなのかもしれない。
何故だかこのハイティーン時代は誰もが
駄目な世の中を変える事が出来るように思え
行動を起こせる貴重な時代でもあったりする

とはいえ“三億円事件”の実行犯…
成人男性とはあまりにもかけはなれた体格と声。
あまりにも不自然であった…
バイクで雨の中を走るだけでいっぱいいっぱい…
少し無理が有り過ぎたかな。
小さな身体で雨の中自動二輪を扱う困難さだけは
十分伝わってくる…シートを引きずりながら
ヨロヨロ走る姿は印象的であった。

このシートをひっかけたまま走った偽装白バイは事実であり
その不用意かつどこか未熟さを感じる所から
高校生実行犯…というアイデアが生まれたのかもしれない。
時代に流されるメンバーには年代が
Bに出入りする彼らに感情移入は出来なかったが
ねつ造されたのでは…というあのモンタージュ写真や
数多くの遺留品があったにも関わらずの捜査の難行…
事件が国家権力でもみ消された…というのは
妙に真実実もあり興味深いものがある。

おひょいさん演じるバイク屋さんといい
集っていた若者達の行く末には
ちょっと物悲しさもあった。

B000FZENKS初恋 プレミアム・エディション
中原みすず 塙幸成 宮崎あおい
ハピネット・ピクチャーズ 2006-11-24

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初恋 スタンダード・エディション
中原みすず 塙幸成 宮崎あおい
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サントラ コイル 岡本定義
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中原 みすず
4898150640

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