12 posts categorized "◇アニメ−ション作品"

July 28, 2008

「崖の上のポニョ」

[劇場映画]★★★★☆

宮崎駿版人魚姫は天真爛漫な5歳の女の子。
観てる間は深読みせず絵本をながめるように楽しむのがおすすめ。


ポーニョポーニョポニョ〜♪
早速観てまいりました!
CMでガンガン流れているのもさながら
観終わった後は皆の頭の中にきっと流れていたはず〜♪
案の定満員御礼〜。何故かカップルも多かった(汗)

____________________

「崖の上のポニョ」

製作国:日本(2007)
監督・原作・脚本:宮崎駿
プロデューサー:鈴木敏夫
美術監督:吉田昇
編集:瀬山武司
音楽:久石譲

声の出演
山口智子(リサ)
長嶋一茂(耕一)
天海祐希(グランマンマーレ)
所ジョージ(フジモト)
土井洋輝(宗介)
奈良柚莉愛(ポニョ)
柊瑠美(婦人)
矢野顕子(ポニョのいもうと達)
吉行和子(トキ)
奈良岡朋子(ヨシエ)

____________________


今回制作ドキュメントみたいなものを観ていたので
かなり期待していただけに
少々微妙な部分は多々あったけど
絵柄を見るかぎりはトトロっぽくて想像どおり!
とにかく突っ込みどころは満載でしたが(笑)

生命が産まれ出た母なる海の自然の恐ろしさ
そして寛大なる素晴しさに包まれた
人間社会の不安定さ
「宗介好き!」「人間になる!」
天真爛漫なポニョのキャラクターの元気さと
大人社会にもとけ込んだ大人びた少年宗介
でも思いやり一杯、素直さ一杯、5歳の少年の優しさ
父耕一、母リサとの家族愛
ご老人達のそれぞれの愛情
などなど…
余分な憶測をせず、幼い頃の空想を思い出し
このちょっと不思議な物語を
素直に感じる事ができれば年齢を問わず楽しめる。

相変らず魔法も一杯
生き物が如くうねり動く水や不思議な生き物も一杯
“手描き”にこだわる!子供のために…!!という宮さんの心意気は
ガンガン伝わってくる作品でした。
そしてあの曲が頭の中をぐるぐる周り
ついつい口ずさんでしまうこと必須♪
突っ込みどころは…パンフで幾分か解消されましたけど
観ただけじゃ…解んないですよぉ…宮さん…
でも隙間一杯の絵本的な展開も嫌いじゃないですけどね。
ひたすら一途な宮崎版人魚姫ポニョ。
ワタシは“中間”が意外とマヌケで好き♪


崖の上のポニョ
藤岡藤巻と大橋のぞみ 近藤勝也 藤岡藤巻
B000WZO6B2

崖の上のポニョ サウンドトラック
久石譲 覚和歌子
B0018QT94I

崖の上のポニョ イメージアルバム
サントラ 豊嶋泰嗣
B0012AAXHW

藤岡藤巻と大橋のぞみ『崖の上のポニョ』ダウンロード
藤岡藤巻と大橋のぞみ『崖の上のポニョ(カラオケ)』ダウンロード

「崖の上のポニョ」オフィシャル・サイト

| | Comments (0)

July 27, 2007

「時をかける少女」(アニメ版)

[TV放映映画]★★★★☆

いやはや見事によく出来たリメイクアニメ版!!!
主人公のスタンスが少々違うけれどちゃんとメッセージが伝わってくる。
20年以上前の原田知世主演の映画版が苦手な方にもおすすめ。

____________

「時をかける少女」(アニメ版)

製作国:日本(2005)
監督:細田守
アニメーション制作:マッドハウス
プロデューサー:渡邊隆史/齋藤優一郎
原作:筒井康隆『時をかける少女』(角川文庫刊)
脚本:奥寺佐渡子
音楽:吉田潔
キャラクターデザイン:貞本義行
作画監督:青山浩行/久保田誓/石浜真史

声の出演:
紺野真琴(仲里依紗)
間宮千昭(石田卓也)
津田功介(板倉光隆)
芳山和子(原沙知絵)
藤谷果穂(谷村美月)
早川友梨(垣内彩未)
紺野美雪(関戸優希)

「時をかける少女」(アニメ版)オフィシャル・サイト
____________

実写版映画の20年後の現代の設定…となっていました。
なぜか絵の履修家になっている和子の姪っ子
おてんばな現代っ子マコトの物語。

これがヒットしたのも頷ける
なかなかいい青春ドラマになっていた。
チアキとコウスケといつも野球にいそしんでいたマコト。
ある日滑って転んだ実験室で何かが起こり
タイムリープする事が出来るようになった
高校生のマコトちゃん。
身の危険に遭遇すると、記憶はそのままで時間が逆戻りし
もう一度やり直す事が可能だなんて。
こりゃ便利と何度もタイムリープしていたが
ある日手についた数字を発見。
そんな時に大事件が…

いつまでも男女関係なくずっと遊んでいたい。
仲が良ければ尚更…そして淡い恋心…♪
ああ…その気持ち解ります…
それこそ20年程前の記憶ですが…(汗)
そして恋した彼は手が届かない存在に。
単細胞であっけらかんとした現代っ子だが
素直に泣きじゃくるマコトちゃんには共感できます。

さすが映画のファンだったという監督。
リメイクアニメながらもちゃんとツボをおさえていますな。
「未来で待ってる」というセリフも効いているし。
和子おばさんの存在と体験をうまく利用し
ちゃんと観客にメッセージを届けようとしています。
流される昭和の女子高生和子とは違った
活発で意志を持ったマコトちゃんがいきいきと見えますね。
知世ちゃんの映画が苦手なワタシは
個人的にはコチラに軍配。
ああ…青春…

B000MEXAOM時をかける少女 通常版
仲里依紗 石田卓也 板倉光隆
角川エンタテインメント 2007-04-20

by G-Tools

時をかける少女 限定版
仲里依紗 石田卓也 板倉光隆
B000MEXAOC

時をかける少女 オリジナル・サウンドトラック
サントラ 吉田潔
B000FGG80K

| | Comments (0)

June 28, 2007

「王と鳥」

[DVD映画]★★★★☆

思い切りブラックなダンタジー・アニメなのだが
何故か悪を憎みきれない…
ジブリの巨匠達に影響を思い切り与えたこの作品は観るべし!

_________________________

「王と鳥」
原題:LE ROI ET L'OISEAU

製作国:フランス(1980)
監督:ポール・グリモー
原作・脚本:アンデルセン『羊飼い娘と煙突掃除人』
脚本・台詞:ジャック・プレヴェール
音楽:ヴォイチェフ・キラール/ジョセフ・コズマ

声の出演
王(パスカル・マゾッティ)
鳥(ジャン・マルタン)
警官長(レイモン・ビュシェール)
羊飼い娘(アニエス・ヴィアラ)
煙突掃除人(ルノー・マルクス)
助言者(ユベール・デシャン)
盲人(ロジェ・ブラン)
エレベーター係/スピーカーの声(フィリップ・デレーズ)
猛獣使い(アルベール・メディナ)
宮殿の市長(クロード・ピエプリュ)

「王と鳥」オフィシャル・サイト

_________________________

原作のアンデルセンの『羊飼い娘と煙突掃除人』を元に
独特の構図とアイロニーいっぱいの
階級社会や独裁制への批判がテーマになっている
ちょっとブラックなおフランスのファンタジー・アニメーション。

面白い罠や仕掛けだらけのお城や大きなロボット兵
極端にデフィルメされた構図など
宮崎駿監督の作品にかなり影響を与えているのは一目瞭然。
デジタルリマスターしているとはいえ
1980年という微妙な時代の作品だけど
今観て新しい…というか色あせていないのが素晴らしい。

どこかマヌケな鳥さんやその子供達。
更にマヌケな城の家臣達。
地下に生活する人々や動物達。
そして暴君すら、皆幸せになりたいし、音楽が大好き♪

恐怖政治の支配下…絶望の中にあった地下の住人も
鳥達が迷い込んで来た事によって
何かが動き変化し始めた。
彼らが見た事の無い空を飛ぶ鳥の知識の広さ、力強さ
そして自由な言動に突き動かされる。
それにしても、子供達への絶対的な愛といい
IQ高い鳥さんってば、凄いすぎ!強過ぎ!!

ラストのシーンがしんみりと印象的。
独りよがりでワガママな王と頭の良い鳥との対決は
下層社会対支配階級だったのね。
もっと羊飼いの女の子と煙突掃除の男の子
クローズアップされるのかと思ったら
意外とサラッと流されていたのが少し残念。
鳥さんに助けられっぱなしだし
王と鳥のキャラの濃さに負けていましたもん。

寓話的に考えてみると
王は独裁者、鳥は自由な国からの使者
絵画の中の少女と少年は夢見るだけのティーンエイジャー
地下の人々は支配されつつも本当に国を支えている国民達といった所かな。


〈特典映像〉

[1]太田光(爆笑問題)×高畑勲 劇場初日対談

   コレがかなりブラックで面白い!

[2]ターニング・テーブル(ポール・グリモー短編アニメーション集)

   グリモー監督が過去の作品をキャラクターと一緒に紹介してくれる
   この約75分も必見♪

 ・こっくりさんの会(1931年)
 ・音符売り(1941年)
 ・大熊座号の乗客(1942年)
 ・かかし(1943年)
 ・避雷針泥棒(1945年)
 ・魔法のフルート(1946年)
 ・ダイアモンド(1970年)
 ・王様の道化(1988年)
 ・音楽狂の犬(1973年)
 ・小さな兵士(1947年)

[3]「王と鳥」劇場予告編 など

B000LPS3NK王と鳥 スタンダード版
ポール・グリモー ジャン・マルタン パスカル・マゾッティ
ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント 2007-04-04

by G-Tools

| | Comments (0)

September 09, 2006

「ゲド戦記」

[劇場映画]★★★☆☆

もはや原作の『ゲド戦記』とは違ったストーリだが
スタジオジブリの作品としては新鮮で普通に面白かった!

2006年7月29日公開のスタジオジブリの最新作、
宮崎吾朗監督の初監督作品であるゲド戦記!!!
早速賛否両論というよりも…否なる感想の多いのだが、
個人的には大いに感動はしなかったがこれはこれで新鮮で良かったなぁ!
特に『テルーの唄』のアカペラが流れるあたり、
主人公のアレンと一緒に鳥肌が立ち涙が流れそうだった。
手嶌ちゃんの声と吾朗監督によるこの歌詞は本当に秀逸だ。

現在まだ公開中なので極力ネタバレしない程度に感想を。
ちなみにワタシはアーシュラ・K・ル=グウィン
原作ゲド戦記のそこそこファンでもあり、
話の内容はあまり覚えていなかったため、
期待しなかった分想像以上に楽しめた!!!
こんな個人的には思い入れのある『ゲド戦記』のため、
レビューがちょいと長くなってしまった。
 

なんだ、普通に面白いじゃん!* * * * * * * * * * * * * * * *

300ピース ゲド戦記 エンラッド王宮 300-242
 
少し前になるが、公開から約2週間後、都心から少し離れたシネコンで鑑賞。
いいですね〜シネコン!
何と言っても綺麗でスクリーンが見やすい座席、
ゆったりくつろげ、冷房も強すぎずちょうど良い♪
公開から1週間目のレイトショーだが、
客席の80%以上はうまっている感じだった。

この作品、まず一発目の予告編がよく出来ていた。
暗く重い壮大なスケールの物語を彷彿させる意味深なシーン。
原作の『ゲド戦記』をどのように描くのか?興味が沸き
手嶌葵ちゃんの透明感のある歌声と共に期待をくすぐる。
ところが次に公開直前と公開後のTVスポットや広告は、
ゲド(声:菅原文太)が語り、テルー(声:手嶌葵)やアレン(声:岡田准一)が叫ぶもの。
『ゲド戦記』はお子様が楽しめるほんわかジブリ作品では無いはずなのだが、
ちょっと「千と千尋の神隠し」を彷彿させるものとなっていた??? 
  
ともあれ、本編を鑑賞!!
冒頭の荒海と激しい竜の闘いのシーンは圧巻。
衝撃的なアレンの登場には正直驚いた。
繊細かつ危なっかしい現代っ子っぽいイメージのアレンに反し、
大賢人ゲドの絶対的な安心感のある父親のような眼差し、
テルーとテナー(声:風吹ジュン)や下世話なワキ役の登場人物の存在には救われ、
クモ(声:田中裕子)の普遍的な恐怖に共感してしまう部分さえも。
自分の思い描いたキャタクターとは全く違っていたが、逆にそれも意外で面白かった。
音楽も今回は久石さんではないからか、主張し過ぎずさらっと映像にマッチしている。
ちょっと民族的なバグパイプの音や古楽器の音が面白い。
シーンによっては音楽に騙されて?感動しそうになる部分も。
ちなみに菅原文太さん、田中裕子さんの声の演技はさすが!!!
岡田准一君の声もダメダメ美少年アレン君に違和感無くはまっていた。
手嶌ちゃん意外はまるで大河ドラマのようなメンツがズラリ…
 
だが、この映画は原作の『ゲド戦記』ではもはや無い。
第3巻の『さいはての島へ』をベースに
第1巻の『影との戦い』や第4巻の『帰還』
などの『ゲド戦記』の重要なテーマであるエピソードを融合し
アレンを中心とした新たなるストーリーとして描いたものだ。
どちらかといえば『アレン戦記』?とすら言える位の再構築っぷりでl
個人的には「なるほど…こう持ってきたのか!」と感心。
かなり荒削りだが、勢いのある動のシーンと静のシーンも新鮮で、
気付くと鑑賞中、隣の席の女の子は泣いていた。
エンドロールが終了すると会場は一瞬の沈黙………。
こんな事は初めてだ。

劇場から出たエレベータ等で聞こえてくる会話は、
「面白い!良かった!」という声と
「よく解らなくて全くダメだった!作り直し!!」という声の両極端。
どちらかというと後者が優勢。
あからさまな拒否反応には少し残念だったかな…。
当日観ていた年齢層はレイトショーなので少し高めだったけど、
やはり観客の求めているスタジオジブリ作品は、
『天空の城ラピュタ』『風の谷のナウシカ』『となりのトトロ』…
『千と千尋の神隠し』などの宮崎駿監督の世界のよう。
この映画にはジブリ映画のお約束である
可愛い動物系のキャラクターは一切登場しない。
壮大なスケールでの冒険物語でも無い。
孤独で不安な主人公達が架空の小さな世界で、
極めて精神的な闘いを繰り広げる地味な物語だ。
 
短時間で語るために一度きりしか出てこない固有名詞を使ったセリフで
人間関係を説明していたり、原作本に忠実すぎるセリフの流用が
本を読んでいない観客にとっては文字どおり、“何の事か解らない”であろう。
更に、原作に忠実であり重要なテーマながら
現代社会の問題とリンクする部分をクローズアップして描いているので
少々説教臭くなってしまったのも否めない。
個人的には、もっと“真の名前の重要さ”についてや“魔法を使う事のリスク”
印象の薄い“大賢人ゲドたるゆえん”を描いてもらえると観やすかったかな。

とはいえ、粗っぽいながらも『ゲド戦記』の世界をこれほど簡潔かつ魅力的に
一つの物語としてまとめあげられているのには正直本当に驚いた。
読むのにちょっとした努力を有する『ゲド戦記』の入門作品としては
なかなか良かったのではないだろうか。
色んな意味で一見の価値はある。
  
  
『ゲド戦記』ではなく『アレン戦記』? * * * * * * * * * * *
 
300ピース ゲド戦記 テルーとアレン 300-241

スタジオジブリ作品としてはある意味新鮮で、
個人的には楽しんでしまった『ゲド戦記』
この作品、観た時よりも後からじんわり効いてくるのが不思議だ。
原作の内容もざっくりと紹介しつつワタシの勝手な解釈を!

そもそも最初にジブリが『ゲド戦記』をアニメ映画化すると聞いて喜んだが
連作でなく、1作品だけで完結させる?
しかも監督は宮崎駿氏のご子息でジブリ美術館のデザイン&館長をされていた
宮崎吾朗氏??????????
………もう、唖然とした。
 
あの『ゲド戦記』が2時間弱で描けるはずがないではないか!!!
 
この無理難題をどう解決し映画化するのかは、非常〜に興味深かった。
原作はずいぶん前に読んだので、うろ覚えな部分もあるが、
“真の名を使用し魔法を使うという妙なリアルさのある魔法の定義”
“世界の均衡を保つため、むやみに魔法を使わない事の大切さ”
“光と闇・生と死はどちらがあってこそ存在する”
こんな中世ヨーロッパの香りがする原作者アーシュラ・K・ル=グウィンの書いたアースシーの世界は、
聖書をベースとしていながら勧善懲悪だけではない世界の調和を説いた少し異質な宗教観や
人間の心の闇の恐ろしさを重点的に描いた精神論的なストーリーが印象的だった。
誰もが単純に楽しめるヒーローの冒険物語ではないが、一度ハマると面白い。

第1巻『影との戦い少年ゲドが影と闘いながら旅をし魔法を学ぶ。
第2巻『こわれた腕環エレス・アクベの腕輪を探すゲドは墓所の巫女アルハと出会う。
第3巻『さいはての島へ大賢人となったゲドはアレン王子と共に死の国との境で戦う。
第4巻『帰還最終章:心身共に疲れ果てた初老のゲドは故郷へ帰り懐かしい人と再会する。
第5巻『アースシーの風続編:老人になったゲドと家族の元へまた死の国から何かが…
外 伝『ゲド戦記外伝アースシーの世界を5編の短編で描いた外伝集。
 
と、続編・外伝も含めるとの全6巻からなるファンタジーの名作。
ワタシが読んだ時は第4巻で完結されていたのだが、いつの間にか増えていた(笑)
暗くて地味な展開で最初は少し戸惑うが、この世界に入り込み読み出したら止まらない!!
子供より、思春期〜大人の心に大きく訴えかけてくる物語だった記憶がある。
この内容を原作のストーリーに沿って2時間でまとめるなどという事は、
どう考えても物理的に不可能だなのだ。
 
では、なぜこの第3巻を発展・変化させまとめた作品になったのか?
地味な物語だとはいえ、本来なら第1巻のゲドの少年期から順に
何作かに分けて描くのが描くのが王道なのだが、
あえて、ゲドではなくアレンを主人公にし、
ゲドではなくアレンが影と戦うこの映画は、
吾朗氏にとって立場的にこの原作の最も身近で共鳴したのが、
偉大な父を持つアレンというキャラクターだったからなのでは?
現在の自分の状況を反映させ、
アレンと共に、絶対的な偉大なる父の存在、
目に見えぬ大きな圧迫感に苦悩し捕えられ、
しかし運命を受け入れ、自分なりに戦ったのでは??
そう思うと、極めて素直に作り上げたこの“宮崎吾朗的アースシーの世界”
これは、もはや『ゲド戦記』ではなく『宮崎吾朗監督のゲド戦記』であり、

『アレン戦記』=『宮崎吾朗戦記』ではないか!!!!
 
と、勝手に納得してしまったのだ(苦笑)。
深読みしすぎなのかもしれないが、
どうも吾朗監督がこの作品のアレンのイメージとダブってしまう。
 
ちなみにパンフレット等によるとこの映画は
宮崎駿作で『ゲド戦記』にインスパイアされたという
絵物語シュナの旅を原案にしているそうで、
その中で描いたキャラクターやシーンが今回の『ゲド戦記』
そのまま登場している部分も多い。
なるほど…
父親の生み出したキャラクターと原案を使い、
息子が父親の望んだ『ゲド戦記』「シュナの旅」を融合し、
一つのアニメーション作品に仕上げたのだな。
スタジオジブリが描く『ゲド戦記』
その手法としては極めて妥当な表現だったのか!!!!!

しかも『ゲド戦記』シリーズの中で最も変化に富み、現代にも通じるテーマの
「さいはての島へ」をベースにしたこの描き方は間違ってはいなかったと思う。
結果として、老若男女をターゲットとした幅広い観客に向けての
これまでの“スタジオジブリ作品”では無くなってしまったが、
ある意味それも新鮮でもあった。
今回とてつもないプレッシャーと戦ったであろう吾郎監督!
困難な課題に挑戦した、初の映像作品としては
荒削りながらいい仕事をしたのではなかろうか。
そして、同時にスタジオジブリの看板の重さも痛感したと思う。
次作からだ。彼がどう出てくるのか期待したい。
そして何よりもこの映画で『ゲド戦記』について興味を持たれた方は
原作をお読み頂きたい!!
少年ハイタカと魔法との出会いと苦悩の旅、テナーとの出会い、
この映画とは違った、アレンとハイタカの旅や
テナーとテルーとハイタカの関係を通して、
また違ったル=グウィンのアースシーの世界を知る事となるだろう!!!
 
ところで原作者のアーシュラ・K・ル=グウィン女史が、
この映画について自らのサイトで怒りをあらわにしている。
(とてもありがちなのだが)どうやら契約時の条件と話が違っていたようだ。
たしかにこの映画のタイトルが『ゲド戦記』というのは
原作としては納得がゆかないだろう。
自分の描いた設定では無くなっているのだから…。
この辺りがクリアになっていなかったのは知らなかった。
「シュナの旅」とも融合させ描いた時点で、
少なくともサブタイトルをつけるべきだったのでは?と個人的には思う。
DVD化の時にはもゼヒ対応しておいたほうが良さそうだ。
 

ゲド戦記・オリジナルサウンドトラックゲド戦記・オリジナルサウンドトラック
寺嶋民哉 カルロス・ヌニェス

スタジオジブリ・プロデュース 「ゲド戦記歌集」 テルーの唄 (ゲド戦記 劇中挿入歌) アースシーの風に乗って―映画「ゲド戦記」完全ガイド THE ART OF TALES from EARTHSEA―ゲド戦記

by G-Tools

ゲド戦記
アーシュラ・K・ル=グウィン 清水 真砂子
ゲド戦記 全6冊セット 影との戦い―ゲド戦記 1 こわれた腕環―ゲド戦記 2 さいはての島へ―ゲド戦記 3 帰還―ゲド戦記最後の書 アースシーの風 ― ゲド戦記V ゲド戦記外伝

シュナの旅
宮崎 駿
4196695108

この映画の物語や設定とキャラクター原案になっている絵物語。
映画にはこれとそっくりそのままのシーンも…。

| | Comments (0)

April 07, 2006

「ティム・バートンのコープスブライド」

[DVD映画]★★★★☆

異常なまでにデフォルメされたキャラクターと
実に凝りまくたストップ・モーション・アニメーション!
「ナイトメア・ビフォー・クリスマス」でおなじみ、
ティムお得意のブッキーなキャラクターと
悪趣味かつ濃厚なティム・ワールド全開の「コープスブライド」!!

ヘンリー・セリックとの共同監督なので
あえて"ティム・バートンの"が入っているあたりが何とも…。
ロシアの民話を題材にした、死体の花嫁と何故か結婚する事になってしまった青年の
生者の世界と死者の世界の壁を越えたミュージカル仕立てのラブ・ストーリー♪
時間がかかる手法ゆえ、最終的に「チャーリーとチョコレート工場」と
同時進行で制作され、同じく2005年に公開されたイギリスの作品。
ご存知のとおり、主人公のビクターの声はジョニー・デップ。
 
物語の舞台は、封建的なビクトリア朝時代。
成金の親を持つビクター(声:ジョニー・デップ)と
落ちぶれ貴族の娘ビクトリア(声:エミリー・ワトソン)。
このお金と地位にしか興味の無い親達の決めた2人の政略結婚だったが、
当人同士は出会った時から魅かれあい、結婚を望むように…。
ところが結婚式の予行練習の日、
ダメダメくんのビクターの失態で、結婚自体が延期になってしまう。
しかも、怪しい謎の招待客がそこへ割り込んできて、
ビクトリアの両親はこの結婚に反対しはじめ、2人の挙式は前途多難に…。
それでも健気に結婚式の予行練習を、一人森の中でしていたビクターくん。
ところがそれが原因で森で亡くなった花嫁エイミー(声:ヘレナ・ボナム=カーター)と
ビクターは結婚の約束をしてしまうハメに…。
突然死者の世界に連れて行かれたビクターの運命は?
そして死体の花嫁=コープスブライドの過去とは???

* * * * * * * * * * * * * * * * * * 

とにかく濃厚な舞台といい、そこで演じるパペット達の表情が素晴らしい!
ピアノを弾いたり涙を流したり、自然な動きに驚いた!

形式を重んじる堅苦しい生者の世界より
束縛されるものがもはやない死者の世界のほうが
生き生きとして見えるのが面白い。

極端に醜い所をクローズアップしデフォルメされたおっさんやおばさんが
腹黒く歌う生者の世界はクラシカルなオペラ風♪
不気味だけれどキュートでカラフルな死者達!
人、動物、虫などがジャジーでファンキーな音楽と共に踊る歌う♪

婚約者である本当の花嫁は強欲で厳格な母親に育てられたが
特別美人ではないが素朴な美しさのある心の綺麗な人
結婚を夢見ていたのに悪い男に騙され殺され森の土の下で
素敵な男が現れるとずっと待っていたコープス・ブライドのエイミーちゃん。
本当の愛を見つけられて良かったね!!!

設定が奇抜なので感情移入しづらいが、
ちょっと不気味なおとぎ話的に十分楽しめる。
「ナイトメア〜」の大人版といった感じかな。
前回は亡霊犬だったが、今回は死体犬(骨犬)が、またキュート♪
強いて難を言えば、序盤まったり進むストーリーと、
最後にハッピー・エンドへとあれよあれよと進む展開。
ラブ・ストーリーとしては、少し残念かな。
とはいえ、キャラクター、背景のセットへの細部までのこだわり、
ひとコマひとコマへの愛情がたっぷりこめられた作品だった♪
 

[特典映像]
本編が70分ほどなのに、特典映像が45とたっぷり!
CGでは味わえないストップ・アニメの制作過程には感服!
あの自然な表情はハイテクなパペットだったなんて…ホント驚き!!
声の出演者ももちろん登場!
こちらは一見の価値あり!
超懐かしい〜トレイシー・ウルマンの姿も♪
まさかビクターの母親の声だとは!!!

「コープスブライド」オフィシャル・サイト

ティム・バートンのコープスブライド 特別版
ティム・バートン
B000C0YN6K

| | Comments (0)

November 18, 2005

「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」

[DVD映画]★★★★☆

何てワクワクするんだろう!
いちいち細部まで凝りまくりった、ブッキーでキュートな
ティム・バートンワールドがたまらない!
ミュージカルが苦手なワタシでも拒否反応起こす隙間も無いほど、
濃密な映像にマッチした音楽がこれまた素敵で衝撃的♪

コープス・ブライド」が上映中というのと、
ハロウィンが終わりクリスマスの準備というタイムリーさからか、
レンタル全て貸し出し中…。
別のモノへと振り返ったところに「こちら丁度戻ってまいりました♪」と店員さん!
おお…ラッキ〜♪
しかし、コレ1994年公開の作品で、しかもDVDになって3年ほどたつのに
「人気商品なので3泊4日になりますがよいですか?」ときた。
なんと!そんな事があるのね…。
このカウンターの姉さんは不愛想で態度悪くてイラッときたが、
先程の店員さんの商売根性とサービスに免じて許してしまおう♪

前述のとおり製作年は1993年アメリカ。
原案・キャラクター原案がティム・バートン
監督はバートンの盟友ヘンリー・セリック
製作はティム・バートンとデニーズ・ディ・ノヴィ
脚本はキャロライン・トンプソン。撮影はピート・コザチク
素敵な美術はディーン・テイラー
作詞・作曲、主人公ジャックの歌はダニー・エルフマン
ティム・バートンがディズニー・スタジオ在籍中から温めていたらしい、
全編ストップモーション・アニメーションが使われた、
大人も子供も楽しめる世にも無気味で美しいファンタジー・アニメ♪
これは遠い昔の祝日の国のおはなし…「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
 
 
♪『THIS IS HALLOWEEN, THIS IS HOLLOWIN』
魔女、吸血鬼、狼男、ミイラ、ベッド下のオバケ、諸々のゴーストなどなど…
驚く事、恐ろしい事が大好きで不気味だけれど、
どこか愛らしい住達が暮らす街、ハロウィン・タウン。
彼らの1年間は全てハロウィンのために注がれる。
カボチャの王、骸骨頭のジャック・スケリントン(声:クリス・サランドン)は、
その素晴しい演出で皆の憧れ、尊敬の的。
今年のハロウィンも大成功に終わったが、翌日からは次の年の準備。
毎年同じハロウィンの準備に虚しさを感じていた…。
悩みながら森の中をさまよい歩いていたジャックは
彼の愛犬、幽霊犬のゼロと一緒に色々な形の扉がついた木を発見。
その中のクリスマスツリーの形のドアを開くと…
真っ白な雪と賑やかな光りと音楽の溢れる、クリスマス・タウンが現れた!!!

♪『WHAT 'S THIS?』
初体験のクリスマスに魅せられ憧れた彼は、
ハロウィンタウンに戻り、クリスマス・タウンの素晴しさを住民に力説!
そして、来年のクリスマスにむけ、自宅にこもりクリスマスの研究や実験に没頭。
だが、調べれば調べる程クリスマスは奥深い…理解出来ない謎がある。
でも…ハロウィン・タウン流にだが…あの素晴しさを伝え実践したい!

♪『MAKING X'MAS』
そして…クリスマスを行うべく準備を開始した!!
ジャックを影ながら愛している、つぎはぎ人形サリー(声:キャサリン・オハラ)は
そんなジャックが心配だ……
ロック、ショック、バレルの悪戯3人組のボス、
ウギー・ブギー(声:ケン・ペイジ)も何やら不穏な動き…。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

自分流に理解したクリスマスの指示をするジャックの説明、
(まるでサンタはクリスマスの支配者で恐怖の赤い大きな怪物)
大喜びで楽しそうに(感性の違いから)ちょっぴり勘違いしながら
クリスマスの準備をするハロウィン・タウンの住人達の滑稽さ。

とにかく不気味で可愛らしくて憎めないハロウィン・タウンの住人達。
彼らのキャラクターといい、表情といい、デジタル処理をしているにも関わらず、
これがとてもい〜動きなんですっ!!
その街の細部までモノトーンでグロテスク…
ジャックのネクタイはコウモリだし、
チャイムはクモ、音は“叫び声”、サイレンも“猫の声”。
そんな街で作られたクリスマス・グッズだもの♪
しかもリボンの黒いプレゼントの箱や、靴下の中身といい、
スケルトンなトナカイに棺桶のソリなどなど…
彼らのセンスで選ばれるモノだから人間達には迷惑極まりない。
悪気は全くないのに…
人間達を喜ばせようとしたのに…
逆に攻撃されて悲しみに落ち込むジャック…とその開き直りの早さたるや(笑)

自分を創ったフィンケルスタイン博士(声:ウィリアム・リッキー)から逃げようと、
何度もイヌホオヅキの毒で眠らせて脱走しては連れ戻されるサリー。
愛するジャックのためにきめ細やかな心配りを欠かさない。
休暇を与えられるべく?誘拐されたサンディー・クローズ(声:エド・アイヴォリー)
も、この街でまともなのはサリーだけと言っていたし。

松本零二のキャラっぽいフィンケルスタイン博士、
光る鼻でフワフワ浮かぶゼロくん、
表情豊かなジャックの顔が可愛くてついつい何度も観てしまう〜。
人気にも納得。シーズンものとして年1度観ても良いくらい。
個人的にはジャックとサリーのラブ・ストーリーというより
“餅は餅屋”“隣の芝生は良く見える”そんな諺が思い浮かぶ。
 
昔ビデオで観た時は泥酔で眠ってしまった記憶があるけど
ちゃんと映画はシラフで観ないと…と反省。
ティム・バートンさんご免なさい!!
素晴しい作品でしたっ!
 
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
ヘンリー・セリック ダニー・エルフマン クリス・サランドン
B0009QX4NU

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス コレクターズ・エディション
2005-11-23再発売のスペシャル版らしいです。根強い人気。
B00006LSZ4

 
ナイトメアー ぬいぐるみ ジャック S ディズニー マジカルコレクション 113「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」ジャック・スケリントン サンタVer ディズニー マジカルコレクション 114「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」サリー ナイトメアー ウギー・ブギー S ディズニー マジカルコレクション 115「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」ロック、ショック&バレル
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」グッズ検索
なんともいえないキャラにハマりそう…。

Corpse Bride - Statue Series : Scraps Corpse Bride - Statue Series : Corpse Bride コレクションドール/ビクター Y-231
「コープス・ブライド」グッズ検索
こちらもブッキーで可愛いキャラでソソラれます。
 

| | Comments (2)

October 15, 2005

「ベルヴィル・ランデブー」

[DVD映画]★★★★☆

独特のシニカルなストーリーとキャラクターのデフォルメには脱帽!
レトロなテーマソング♪が耳に心地よく残り、そんな映像にぴったりな
非常にフランス的なアニメーション作品。

圧倒されるおばあちゃんパワー!
アニメーションと言えど、「ありえね〜!!」の連続!!
キャラクターやマシンの強烈なデフォルメ、
そして物語の思いもつかない展開にびっくり。
予告編にすっかり騙されてしまった。

フランスのアニメーター、シルヴァン・ショメ監督による、
とことんシュールな、そしてシニカルな長編フレンチ・アニメーション。
シルヴァン・ショメによるノスタルジックな映像と、
ブノワ・シャレストのレトロな音楽とリズムが素敵にマッチした2002年の作品。
アカデミー賞長編アニメ部門にノミネートされ、NYやLAの批評家協会賞を受賞など
2003年の映画賞で話題になった「ベルヴィル・ランデブー」!

両親のいない寂しいシャンピオンとおばあちゃん。
何にも興味を示さない…そんな孫が気に入ったのは、
おばあちゃんのプレゼント、犬のブルーノと三輪車。
これに目をつけたおばあちゃん!
生活用品をマッサージやトレーニングや計量に見事に利用し、
厳しくサラブレッドのごとく鍛え上げ、自転車レーサーへと成長したシャンピオンは、
ついにあの有名な自転車レースの最高峰“ツール・ド・フランス”へ出場した!!!
ところが、レースの最中にシャンピオンは謎のマフィアに誘拐されてしまう。
愛する孫を救うために、おばあちゃんとブルーノはシャンピオンを追って、
巨大都市"ベルヴィル"へ辿りついた…。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

『ベルヴィルでスィングしてランデヴ〜♪』
オープニングはモノクロ画面で三つ子が歌う、テーマソング。
極端に会話が少ないかわりに、濃密でどこかもの悲しくも美しい風景と音楽が語る。
まるでヨーロッパの…東欧などの絵本を見ているようだ。
そして、いちいちかなり毒のあるシニカルさ。
決して美しくはない、これも極端にデフォルメされたキャラクタ−達!
筋肉質だがガリガリに痩せ、人間とは思えない鼻を持ち、目は落ち窪み顔色が悪く、
黙々と自転車をこぎ続けるシャンピオン。
一方、体育会系でホイッスルを吹きまくり、鋼の右足を持のしのし歩く、
三波伸介(←古いなぁ)似のおばあちゃん!
ブクブク太って巨大になる大食いの愛犬ブルーノ、そしてブルーノのシュールな夢!
個人的には“ツール・ド・フランス”のかけひきがもっと観たかったけれど、
爆死させて食べるカエル料理や、丸々した自由の女神?
シャンピオンの田舎の力強いおばあちゃんと、
音楽好きの都会に住む三つ子のおばあちゃん姉妹との
友情と底知れぬパワーに苦笑い。
ジャック・タチなんかへのオマージュも含め、
映画好き、漫画好き、音楽好きな感じに好感が持て、
もう、目が離せない、耳が離れない!!

『ベルヴィル・ランデヴ〜でスィング♪』
カラーになってまた三つ子が歌う、テーマソングとリズミカルな踊り!
STOMPもびっくりでっせ。
海を超えた架空の大都市"ベルヴィル"(←というかアメリカ?)。
ここでまさかのとんでもない裏社会を描いた、
ハード・ボイルドな展開になるとは驚いた。
いわゆる弱者を愛してしまうお国柄…
非常にフランス的な、地味ながらも心に残る力強い作品。
最初から最後までシャンピオンは色んな意味で可哀想、
四角いマフィアも含め、男の人はどこかおマヌケ。
う〜ん、年をとってもやっぱり女は強いのだ〜!!!

ちなみにエンドロール終了後も、こそっとオチありなので、
映画の基本、最後まで観るべし。


[映像特典]
・高畑勲とシルヴァン・ショメの対談(約40分)
・完成披露試写会 監督舞台挨拶(約10分)
・劇場予告編(オリジナル版、日本版、TVスポット)

ベルヴィル・ランデブー
シルヴァン・ショメ
B0009ETCD8

ベルヴィル・ランデブー / エディシオン・コレクトール (初回限定生産)
シルヴァン・ショメ
B0009ETCDI

ベルヴィル・ランデブー オリジナル・サウンドトラック(CCCD)
サントラ M Beatrice Bonifassi
B00069BOMS

  
 
「ベルヴィル・ランデブー」オフィシャルサイト
 

| | Comments (0)

October 09, 2005

「スター・ウォーズ クローン大戦 VOLUME TWO」

[テレビアニメ]★★★★☆
 
シスの気配におののくマスター・ヨーダのシーンで終わった前作に続き、
チャプター21から開始!!!
駅のホームでのグリーヴァス率いるクローンとジェダイとのスピーディーな戦い、
神のようにまつりあげられ、相変わらず雄叫びをあげるアナキン、
マスターウィンドゥとシャク・ティが大活躍でカッコイイ!
これらが印象的なVol.2。

「スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃」から4ヵ月後から、
「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」までの物語が描かれた
「クロ−ン大戦Vol.1」に続く「クロ−ン大戦Vol.2」。
2005年にカートゥーン・ネットワークで放映されたアメリカ製作のアニメーション。
監督はゲンディ・タルタコフスキー、原作はもちろん ジョージ・ルーカス!
 
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
 
クローン戦争は激しくなるばかり…。
グリーヴァス将軍の脅威によりどんどん倒される騎士達…
人出不足を解消すべくアナキンをジェダイ騎士へと迎え入れようとする
ジェダイ評議会であったが、アナキンへの期待と無鉄砲さに不安を感じている。
そこでアナキンに対してテストを行う事になった。

そのアナキンは一人前の大人としてみてもらえない
ジェダイ評議会とオビ=ワンに対する不信感が募り、
パドメへの愛は増々深まり苛立つばかり…。
ジェダイ騎士は結婚出来ないのだ。

雪の惑星へ偵察に行ったオビ=ワンとアナキンは
そこの原住民族達に起きている不幸で奇妙な事件に遭遇。
“幽霊の手”を持つアナキンがここへ来てパワー全開!
そう、原住民達の伝説とリンクしながら秘密を暴き、
勝利を得てノバの戦士達を救って戻って大歓迎!!!
またもやケンシローに化すのだ(笑)。

パルパティーン議員を突然グリーヴァス将軍が襲う!
キ=アディ達、ジェダイ騎士が議員を守りながら
街やビルの中、電車の行き交う駅のホームで、激しい戦いをくり広げる!
アニメだからこそできる、そのスピーディーさ、
画面を揺るがす効果など、なかなかのもの。
そして…「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」へとつながる、
あのどんでん返しが明らかに…。 

グリーヴァス将軍のゲホゲホした咳の理由、
ゴールドにリニューアルされたC-3PO、
アナキンの心の動きなどがここに描かれており、
マニア心をくすぐる作り。「なるほど〜」とついついニヤリ…。

いよいよエピソード3やこの「クロ−ン大戦Vol.2」がDVDリリース決定だそう。
実写版の6つのエピソードの揃うコンプリート・パックまで発売なんて!
レビューを書くのを忘れていたことにやっと気づきました(汗)。
 
スター・ウォーズ クローン大戦 Vol.2
B000BNFIAS

 
いよいよエピソード3もDVDに!
スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐
ヘイデン・クリステンセン ジョージ・ルーカス ユアン・マクレガー
B0000AIRN3

リーズナブルに再発売!
スター・ウォーズ コンプリート・パック
490332690X

スター・ウォーズ トリロジー リミテッド・エディション (初回限定生産)
マーク・ハミル ジョージ・ルーカス アーヴィン・カーシュナー
B000BNFIAI

 
■「スター・ウォーズ エピソードI ファントム・メナス」レビュー
■「スター・ウォーズ エピソードII クローンの攻撃」レビュー
■「スター・ウォーズ エピソードIII シスの復讐」レビュー
■「スター・ウォーズ エピソードIV 新たなる希望」レビュー
■「スター・ウォーズ エピソードV 帝国の逆襲」レビュー
■「スター・ウォーズ エピソードVI ジェダイの帰還」レビュー
 
■「スター・ウォーズ クローン大戦 VOLUME ONE」レビュー 
 

| | Comments (0)

August 23, 2005

「スター・ウォーズ クローン大戦 VOLUME ONE」

[テレビアニメ]★★★★☆

ずっと前に観ていたにもかかわらず…
本日放映されるまで書きそびれていました。
これを書けずに更新止まっていた…と言っても過言では無かった。
勢いと時間って大切!!!
  
「スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃」から4ヵ月後から、
「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」までの物語が
「クロ−ン大戦Vol.1」「クロ−ン大戦Vol.2」という
2部にわたりアニメーションで描かれている。
2003年にカートゥーンネットワークで放映されたアメリカの作品。
原作はジョージ・ルーカス。監督はゲンディ・タルタコフスキー。
声の出演でC-3POだけはアンソニー・ダニエルズと実写と同じ。
 
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

分離主義勢力が広がる中、ジェダイ騎士団は共和国軍を率いる役割を担う。
様々な惑星で分離主義率いるクローン戦隊とジェダイ達は戦闘をくり広げる。
これらの戦いの中で、
アナキンのジェダイへ対する不信感や、オビ=ワンに対する反抗心、
深まるパドメへの愛情。
パルパティーン議員のアナキンへの接近。
ドゥークー伯爵の戦士探し。
シスになりたい凄腕の女戦士アサージ。
強敵グリーヴァス将軍の登場。
ヨーダ、メイス・ウィンドゥ、キ=アディ、シャク・ティ、
ククラーク、アイラ・セキュラ、ター・セイア
などのジェダイ・マスター達の活躍。
これらの「シスの復讐」へ繋がる布石のエピソードが満載だ。
 
ケンシローのような雄叫びをあげるアナキンに爆笑!
アニメだけあり、さすがにいい動き!!!
キャラクターもかなりデフォルメされてはいるけど、
もちろんそっくりでそれも面白い(特にダークサイドのキャラ!)
10分ごとにチャプター切られるのが最初はつらいが、そのうち慣れてくる。
そもそも10分番組なのでしょうがないだろう。

この「クロ−ン大戦Vol.1」では、アナキンの心の葛藤と暴走。
そして、ハイポリでの墜落船でのグリーヴァス将軍との壮絶な戦いで終わる。
この続きは「クロ−ン大戦Vol.2」にて…。
 
そして、前回の放映を見逃した方に朗報。
8/29(月)深夜にまた「クロ−ン大戦Vol.2」が放映されるそう!!
中途半端に終わったこの「クロ−ン大戦Vol.1」の続きを観ないと
「シスの復讐」に繋がりませんので要チエック!!!
 
スター・ウォーズ クローン大戦 VOLUME ONE
永井一郎 森川智之 浪川大輔
B0008EMLFK

■「スター・ウォーズ エピソードI ファントム・メナス」レビュー
■「スター・ウォーズ エピソードII クローンの攻撃」レビュー
■「スター・ウォーズ エピソードIII シスの復讐」レビュー
■「スター・ウォーズ エピソードIV 新たなる希望」レビュー
■「スター・ウォーズ エピソードV 帝国の逆襲」レビュー
■「スター・ウォーズ エピソードVI ジェダイの帰還」レビュー
 
■「スター・ウォーズ クローン大戦 VOLUME TWO」レビュー 

| | Comments (0)

November 20, 2004

「ハウルの動く城」

[劇場映画試写会]★★★★☆

あっという間に、いよいよ本日公開「ハウルの動く城」!
木村拓哉さん、ごめんなさい!あんたはすごい!!
そして宮崎駿監督、この城は…やっぱりすごかった!!!

『綺麗でなければ生きている価値が無い』
わがままで気位の高い、弱虫なハウル。
こんな王子様のような魔法使いの彼と、
『私なんてずっと綺麗な事等無かった!』と泣く
この王子様にドキドキした後、荒れ地の魔女に
いきなり老女にされてしまったソフィ。
これは彼等のメロドラマである。

ウワサの木村拓哉氏の声は、
甘く繊細で、いつもの役者の時のぶっきらぼうさが無く
こんなハウルにぴったり。

ハウルの優しさと弱さに、
ある種の女性はメロメロなのでは?
この二人が暮らした城は、
まるで動く魔法と夢のマイ・ホーム。
登場する魔法の不思議キャラは宮崎監督のお得意。
個人的なお気に入りは何たってマルクル!!!。

少女から老女まで。
空、飛行、戦、………そして家族と愛。
ある意味宮崎ファンタジーの集大成といった感じがした。
倍賞千恵子さんの歌うエンディングの主題歌はあたたかい。
そして、久石譲の音楽マジックは、今回も健在。
城の力強い動きを体感するには、
大スクリーンで観るのがいいかも。

短時間でまとめるためか、ばたばたと完結させた感と
ちょっと不可解な所も多いトコロは否めないが、
色々確認したくて2度3度と足を運びたくなる作品。
今週末からいよいよ公開!!
確認のため、もう一度観ようと思う。
また監督の思うツボか…?。


主題歌

ハウルの動く城 主題歌 世界の約束
ハウルの動く城 主題歌 世界の約束
倍賞千恵子, 谷川俊太郎, 久石譲

サウンドトラック


ハウルの動く城 サウンドトラック
久石譲

イメージ交響組曲


イメージ交響組曲 ハウルの動く城
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団


原作本

魔法使いハウルと火の悪魔—ハウルの動く城〈1〉
魔法使いハウルと火の悪魔—ハウルの動く城〈1〉
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ, 西村 醇子

アブダラと空飛ぶ絨毯—ハウルの動く城〈2〉
アブダラと空飛ぶ絨毯—ハウルの動く城〈2〉
ダイアナ・ウィン ジョーンズ, Diana Wynne Jones, 西村 醇子


「ハウルの動く城」シリーズボックスセット
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 西村 醇子

 
スタンプセット

ハウルの動く城ミニスタンプセットA SGM-005
ハウルの動く城ミニスタンプセットA SGM-005

ハウルの動く城ミニスタンプセットB SGM-006
ハウルの動く城ミニスタンプセットB SGM-006

 

| | Comments (4)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

■ツナガリレビューリスト | ◆アルバトロス配給作品 | ◆スタジオジブリ作品 | ◆スター・ウォーズ シリーズ | ◆ディズニー | ◆ドグマ95作品 | ◆ナルニア国物語 | ◇アニメ−ション作品 | ◇オムニバス作品 | ●SF系 | ●アクション系 | ●アドベンチャー系 | ●コメディー系 | ●サスペンス系 | ●スペースアドベンチャー系 | ●ドキュメント系 | ●バイオレンス系 | ●ヒューマンドラマ系 | ●ファンタジー系 | ●ブラックコメディー系 | ●ホラー系 | ●ミステリー系 | ●ラブ・ロマンス系 | ●ロード・ムービー系 | ●戦争系 | ●青春系 | ★ゾンビ系 | ★タイム・トラベル系 | ★ファミリー系 | ★ミュージカル・オペラ系 | ★ミュージシャン系 | ★ヴァンパイア系 | ★力強い女系 | ★動物系 | ★壊れゆく女系 | ★失われた記憶系 | ★子供系 | ★崩れた時間軸系 | ★怪物・怪獣系 | ★悲しき犯罪者系 | ★愛すべきB〜Z級系 | ★愛すべきおバカ系 | ★映画制作の裏側系 | ★歴史・社会の闇系 | ★泣ける映画系 | ★特撮ヒーロー系 | ★神話の世界 | ★芸術系 | ★詩人の世界 | アニメ・コミック | コミック | テレビドラマ | 作家:スティーヴン・キング | 作家:阿刀田高 | 文化・芸術 | 映画・テレビ | 映画監督 | 映画:アジア | 映画:アメリカ | 映画:イギリス | 映画:イタリア | 映画:オーストラリア | 映画:カナダ | 映画:スペイン | 映画:ドイツ | 映画:フランス | 映画:ヨ−ロッパ(その他) | 映画:ロシア | 映画:中国 | 映画:他の地域 | 映画:日本 | 映画:韓国 | 書籍 | 漫画家:D[di:] | 漫画家:上村一夫 | 漫画家:上條敦士 | 漫画家:吉田秋生 | 漫画家:萩尾望都 | 監督制作:ジョージ・ルーカス | 監督:カサベテス・ファミリー | 監督:コッポラ・ファミリー | 監督:サム・ライミ | 監督:ジム・ジャームッシュ | 監督:ジャン・コクトー | 監督:ジャン・ピエールジュネ | 監督:タランティーノ | 監督:ティム・バートン | 監督:テリー・ギリアム | 監督:パラジャーノフ | 監督:ヒッチコック | 監督:フランソワ・オゾン | 監督:ペドロ・アルモドバル | 監督:ロバート・ロドリゲス | 監督:小林政広 | 監督:庵野秀明