5 posts categorized "映画:ロシア"

December 26, 2004

「スラム砦の伝説」

[DVD映画]★★★★☆

自ら自分を“埋める”美しい青年…。
そして、美しく完璧な構図と意味ありげなモチーフ!!
これは天才監督セルゲイ・パラジャーノフの祖国愛と
その悲しい歴史を語った詩的映像パノラマである「スラム砦の伝説」。

女占い師の予言により、砦を守るため生きたまま砦に埋め込められた
グルジアの“人柱”の伝説をベースに作られた、
セルゲイ・パラジャーノフとドド・アバシッゼの共同監督による
1984年のグルジアの作品。
脚本はヴァッジャ・ギガシヴィリ。
撮影はユーリー・クリメンコ、音楽をジャンスク・カヒッゼ。
ペレストロイカによってパラジャーノフにとって初めての
公式プレミア上映が1985年のモスクワで行われた。


中世グルジア。皇帝は祖国を護る砦の建設が盛んに行っていた。
だがトビリシの南門のスラム砦だけは、
何度建造してもすぐに崩れてしまうのだった…。

奴隷であった青年、ドゥルミシハンには、ヴァルドーという美しい恋人がいた。
しかし、奴隷から解放されると公爵に騙されたことを知り、
ドゥルミシハンは全て、恋人さえもを捨てて、放浪の旅へ。
そこで彼は隊商を率いるオスマン・アガ=ザリカシヴィリと出会う。
彼の現在に至るまでの過去と罪、その懴悔を聞かされ、
オスマン・アガの隊に加わり片腕となるドゥルミシハン。
そして、自分も改宗し結婚して子供をもうけた。

恋人に捨てられたヴァルドーは嘆き哀しみ、ドゥルミシハンを追い求め、
ついにある老女の占い師のもとへ。
そこで、ドゥルミシハンの現在を知り、世を捨て老占い師の跡を継いだのであった。
そこへあろうことか、ドゥルミシハンの妻が、
生まれる子供の性別を占いにやって来る。
動揺を押えながらも、ヴァルドーは男子であると予言した。
これが、ズラプである。

時がたち、スラム砦再建のために、皇帝はヴァルドーに占いを依頼。
占いの結果は“背が高く青い眼の美しい若者の人柱を砦の壁に埋めろ”というもの。
ズラプはまさにこの条件に一致していたのだ…。


とにかく音声に2つの言葉が重なり聴き取りづらい!!
初めて知ったのだが、ロシアでは通例として民族共和国映画を劇場公開するさい、
役者のセリフ(地方言語)にロシア語をボイス・オーバーし、
映像解説をかぶせるのだ。
更に、字幕も読む事になるのだから、入り込むのに多少の時間を要する。
だが、一度入り込むと…何とセツなくも残酷な物語なのだろう!

中世のグルジアの身分差別と多民族ゆえの宗教問題。
エキゾチックな隊商、きらめくイスラム文化。
サフランの美しい黄色、ざくろの鮮烈な赤、グルジアの地方文化。
綱渡りの芸人、港での手旗信号、海を表す青い布。
そして…寒々しい砦。
祖国のために運命を受け入れ自らを“埋める”青い目の美しい若者。
それを悲しげに見つめる白馬、母の嘆きとそれを讃える兵士達。
悲しい運命に翻弄される者達の物語と
パラジャーノフの美しい詩的・絵画的な世界が見事に融合され、
まるで、この伝説のパノラマ絵巻を観ているようだ。

日本でも橋などをかけるさいに行っていた“人柱”。
なんと悲しい風習なのか…。

[映像特典]
・貴重なセルゲイ・パラジャーノフ夫人のインタビュー(約27分)
・主演女優:ヴェリコ・アンジャパリッゼのドキュメントフィルム(約9分)
・グルジア遺産 ドキュメントフィルム(約6分)
・スタッフ・キャストのフィルモグラフィ
・トレーラー「アシク・ケリブ」「ざんげ」「ヴェリー地区のメロディー」
・フォトアルバム

なんと今度はパラジャーノフ夫人のトーク!!!
恋愛ストーリーや夫としてのパラジャーノフ。
そして、投獄へのウラ話について、これまたロングに語ってくれます。
ブレジネフ書記長がパラジャーノフの事を知らなかったので、
就任時に恩赦というのも知らなかった…。
想像以上にエキセントリックで生涯大勢の人を魅了し、
多くの人々に囲まれ生きた芸術家パラジャーノフ、
の未知なる部分を知る事が出来た。

実は観るのに時間がかかったが、満足出来るDVDである。
先日の「アシク・ケリブ」といい、ロシア映画評議会〈RUSCICO〉さすが!!

 
スラム砦の伝説(デジタル完全復元盤)
スラム砦の伝説(デジタル完全復元盤)

書籍

セルゲイ・パラジャーノフ
パトリック カザルス Patrick Cazals 永田 靖 永田 共子

■ 映画「火の馬」のレビューはこちら
■ 映画「ざくろの色 〜サヤト=ノヴァ〜」のレビューはこちら
■ 映画「アシク・ケリブ」のレビューはこちら
 

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December 24, 2004

「火の馬」

[VIDEO映画]★★★★★

なんて切なく哀しい純愛!カルパチアのロミオとジュリエット。
すばらしくも哀しい民族色豊かなラブ・ストーリー。
彼等は死の世界でしか結ばれないのか…?

ウクライナの文豪ミハイル・コチュビンスキーが1911年に発表した小説を
セルゲイ・パラジャーノフとイワン・チェンディが脚色、
セルゲイ・パラジャーノフが監督した彼の長編代1作目「火の馬」。
1964年ソ連の作品。
撮影はユーリー・イリエンコ、音楽はM・スコリクが担当。
パラジャーノフはこの作品の発表によって脚光を浴び、同時に投獄される事になる。


ウクライナの南、カルパチア山地。
幼い主人公イワンコ・ペトリュクの兄が
雪深く暗い森の中で死亡する所からこの物語は始まる。
貧しいペトリュク家ではこうして子供達を次々と亡くしているのだ。
ある日、教会でのペトリュクは、仲が悪い金持ちのグデニュクを批判する。
それを聞いたグデニュクは怒り、持ち出した斧がペトリュクの頭上に!!!!!
ペトリュクの目には真っ赤な馬が映る…。

この事件で父親を亡くしたイワンコ(イワン・ミコライチュク)は、
仇であるグデニュク家の娘、
マリチカ・グデニュク(ラリサ・カドチニコワ)と大の仲良しに。
幼いイワンコにとっての父の死の記憶は薄れ、
成長した二人は当然のように愛し合うように…。
だがイワンコは貧しい。しかも両家は相変わらず不仲。
マリチカと結婚するらめに出稼ぎに出る。
ところが運命は残酷で、イワンコが恋しいマリチカは毎晩見る約束した星を見上げ、
夜の森をさまよい、高い崖から足をすべらせて亡くなってしまう。

恋人を亡くした抜け殻同然のイワンコは
村人の計らいでパラグナという娘と結婚しても、マリチカを忘れることは出来ない。
妻とのキスを拒み、マリチカを失った川の水にはキスをする。
イワン愛される事の無い妻パラグナ、パラグナに言い寄る男ユーラ…。
窓からイワンを見つめるマリチカの幻、
森で呼ぶマリチカの幻、そして彼…

心に残った彼等の歌。
「日に二度だけ私を思い出して 私は日に七度も叫んでいる
 その度ごとに リンゴの白い花が散っていた
 あんなに子供のときから 二人は愛しあっていた…」


子供の頃にじゃれて遊ぶ所から始まった恋。
春のウクライナの山々や森は暖かく、反する冬の厳しい寒さ。
全編にちりばめられ溢れる音楽、詩歌、不思議な民族的な儀式。
生まれた時からの現世では報われない恋愛を
どこかこれらが暗示しているかのよう。
それにしても、怒るとすぐ斧を持ち出し、頭を打つ…という習慣が、
そもそも良くないのでは…と思った。
そうすれば“火の馬”を見る事もないのに…。

以前、パラジャーノフ祭で唯一見逃した作品がこれだった。
DVD化されていたが、現在入手が困難(昨年まではまだ見かけていただけに残念!)
レンタル・ビデオで発見したので今回観る事が出来た。
これを観ずしてパラジャーノフは語れなかった…と深く反省。
80年代に発表する投獄後の作品とは違い、登場人物に素直に感情移入出来た。
この素晴らしい後世に残すべき映像作品をゼヒ再発売して欲しい。
ラストシーンの窓からのぞく8人子供達が印象的。

…追記
ついに2008/8/2特典映像もたっぷりのリマスター版が発売されました!
イワンコがイワンと表記が改訂されていたのはともかくさすがに映像も音声も良いですね!!
映像特典のタルコフスキーとのつながりをそれぞれの作品を比較しつつ描いた
ドキュメンタリーがなかなか興味深いものでした。
[映像特典]
・ドキュメンタリー「タルコフスキーとパラジャーノフ〈孤島〉」39分
・パラジャーノフに捧げた短編「歌」8分
・パラジャーノフのコラージュ作品など収録したフォトギャラリー
・「火の馬」フォトギャラリー
・予告編集
・フィルモグラフィー
[封入特典]
・「火の馬」アートカード3枚

B001A35TDY火の馬 プレミアム・エディション デジタル・リマスター版
イワン・ミコライチュク, ラリサ・カドーニチコワ, タチアナ・ベスタエワ, スペルタク・バガシヴィリ, セルゲイ・パラジャーノフ
コロムビアミュージックエンタテインメント
2008-08-02

by G-Tools

火の馬
イワン・ミコライチュク セルゲイ・パラジャーノフ


書籍
セルゲイ・パラジャーノフ
パトリック カザルス Patrick Cazals 永田 靖 永田 共子

■ 映画「ざくろの色 〜サヤト=ノヴァ〜」のレビューはこちら
■ 映画「スラム砦の伝説」のレビューはこちら
■ 映画「アシク・ケリブ」のレビューはこちら
 

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December 20, 2004

「アシク・ケリブ」

[DVD映画]★★★★☆

パラジャーノフの映像絵巻、これにて完結。

以前、「ざくろの色」という作品で熱く語ってしまったが、
それに続くセルゲイ・パラジャーノフ監督の遺作となった作品が
この1988年にグルジアで作られた「アシク・ケリブ」。
彼は親友のタルコフスキーにこの作品を捧げた。
原作はミハイル・レールモントフ、脚本はギーヤ・バドリッゼ、
撮影はアルベルト・ヤブリヤン、音楽をジャヴァンシル・クリエフが担当。

貧乏だが心の美しい吟遊詩人、アシク・ケリブ(ユーリー・ムゴヤン)と
金持ち領主の娘マグリ・メヘル(ヴェロニカ・メトニッゼ)は
もう、まさにラブラブ状態の恋仲である。
美しい花弁を捧げて求婚すれど、マグルの父は貧乏吟遊詩人との結婚を許さない。
そこで詩人は立派な男として戻って来ることを誓い、1000日間の旅に出る。
出掛けてすぐ、マグリへのもう一人の求婚者にハメられ、
アシク・ケリブは死んだと彼の母やマグルに伝えらた。
母はショックのあまり光を失い、
マグルはそれでも約束の1000日まで喪に服すと誓う。

この地方では『結婚式で吟遊詩人が歌う』事とされているらしく、
そして御礼が振舞われるのだ。
アシク・ケリブは神の導き?によって、あちらこちらの結婚式で歌い、
わらしべ長者のごとくどんどんゴージャスに変身してゆく。
もちろん、『ただの結婚式』ではない。
盲目のカップルだったり、戦争好きの王様だったり…、
色々な経験を重ね、優しいだけだったアシク・ケリブは、
外見だけでなく、内面も変貌してゆく…
そんな所へ、明日マグリが結婚するとの情報が。
さて、アシク・ケリブは!!!!!


随所に観られるグルジアのイコンや建造物、民族衣裳など、目をみはるばかり。
それとは対照的な広大な大地…。
パラジャーノフの絵画的な美しい作風はそのままで、
これにはちゃんと“吟遊詩人と富豪の娘の恋物語”というストーリーがあり、
ファンタジーとしても成立している。
美しく、もの悲しく、時にはコミカルでおかしく、そして何よりも愛に満ちた
パラジャーノフの作品の中で最も鑑賞しやすい作品だと思う。
マグルの父など、ほとんど京劇のようなメイクで喜劇役者ような演技である。
以前も書いたがこの監督は15年もの投獄の末、1990年に亡くなった。
彼が作った長篇は
火の馬」「ざくろの色」「スラム砦の伝説」「アシク・ケリブ
の4本のみなのだ(短編作品もまとめてDVD化して欲しいトコロ)。
かなり充実した「アシク・ケリブ」だけに、
この後の作品が無いのが本当に惜しまれる。

[映像特典]
・貴重なセルゲイ・パラジャーノフのドキュメントフィルムが約24分も収録。
・原作者:ミハイル・レールモントフのドキュメントフィルム。
・トレーラー「スラム砦の伝説」「ヴェリー地区のメロディ」
・スタッフ・キャストのフィルモグラフィ
・フォトアルバム
・ムガール音楽「吟遊詩人の歌」

と、なかなか豪華!!!
パラジャーノフが自分の作品や政治権力について語っている!
とにかく熱いオヤジだった。
DVD化を待っていて本当に良かった!
「スラム砦の伝説」も今回同時発売と嬉しい限り…。
こちらのレビューはしばし、お待ちを。


アシク・ケリブ(デジタル完全復元盤)
アシク・ケリブ(デジタル完全復元盤)

書籍

セルゲイ・パラジャーノフ
パトリック カザルス Patrick Cazals 永田 靖 永田 共子

■ 映画「火の馬」のレビューはこちら
■ 映画「ざくろの色 〜サヤト=ノヴァ〜」のレビューはこちら
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September 09, 2004

「ざくろの色 〜サヤト=ノヴァ〜 」

[DVD映画]★★★★☆

『目を開けて見る夢』。
目の前に広がる美しい絵画的な世界に、まばたきを忘れた。
オープニングの赤。ざくろの赤が白い布に染みわたる…。
アルメニアの監督・原案:セルゲイ・パラジャーノフ1968年制作の作品。
しかし、現存する「ざくろの色」は、
1971年にセルゲイ・ユトケーヴィチ監督によって編集された短縮版。
ゆえ、クレジットが2つ。

この映画は18世紀アルメニアの詩人サヤト・ノヴァの生涯に沿い、
全8章の映像詩編で綴られる。

第1章・詩人の幼年時代
    雷雨に濡れた膨大な書物を干して乾かす日常の風景。
第2章・詩人の青年時代
    宮廷詩人となったサヤト・ノヴァと王妃の恋。
第3章・王の館
    王の狩り。神への祈り。王妃との悲恋。
第4章・修道院
    詩人は修道院に幽閉された。
第5章・詩人の夢
    夢になかに全ての過去がある。
第6章・詩人の老年時代
    心傷つき、彼は寺院を去る。
第7章・死の天使との出会い
第8章・詩人の死

しかし、映画の冒頭で
“これはサヤト・ノヴァの伝記ではない。
 詩的世界の心象を映画という手段で伝えようとしたのだ”と語られている。
これは、伝記ではなく、彼にオマージュを捧げたあくまでも映像詩編なのである。

登場人物達は鮮やかな民族衣装をまとい、ほとんど台詞を発せず、
彼等の感情、生活、宗教をサヤト・ノヴァの詩と映像言語で綴っている。
この映像詩編ひとつひとつが一遍の詩を映像で表現した、美しく繊細な動く絵画。
舞台の上の舞踏家達。またはその舞台そのもの。
その絵画のような舞台上ではエキゾチックな音楽や合唱、
詩編をバックに神秘的な儀式が行われるのだ。
時には音楽ではなく効果音、本のページがめくれる音
織物の機械の音だったり、羊の声、馬のひづめの音…
映像と共にあらゆる音が映像詩編を彩る…。

ゆるやかに動くまるで宝物のような映像は、まばたきすると見逃してしまう。
だから、目を開き続けてこの映画を観なければならなかった。
ストーリーなんて関係無い。これはまさに『目を開けて見る夢』なのだ。
この夢に身をゆだねて陶酔する…。そんな映画だと思う。

セルゲイ・パラジャーノフは1924年アルメニア生まれ。
彼のリアリズムを逸脱した自由な表現を嫌ったウクライナ映画行政当局との衝突により
“同性愛”“美術品の不法販売”などの無実無根の罪状により投獄される。
不当な投獄に対して、フェリーニ、ロッセリーニ、ヴィスコンティ、
トリュフォー、ゴダールといったヨーロッパ中の映画人が抗議運動を立ち上げ、
フランスの作家ルイ・アラゴンのブレジネフ書記長への直談判で釈放された。
この後も2回投獄され、長編作品としては
火の馬」「ざくろの色」「スラム砦の伝説」「アシク・ケリブ
の4本しか製作出来ず、1990年7月20日にこの夜を去る。

彼の死の翌年、日本で開催された「パラジャーノフ祭」でパラジャーノフ作品と出会った。
上記の全てがもちろん上映されたのだが、その中で一番衝撃的だったのがこの作品。
本当に、まばたをする瞬間がもったいなかった。
と、テレビ放映されたものを録画して、友人何人にも『最高だ』と見せてみたが、
ほとんどが、本当に夢の中…もしくは、???(意味が解らない)と
あまり反応がよろしくなかった。
作ったパラジャーノフ自身も自分で作った映画がさっぱりわからなかったらしいので、
当然といえば当然か…。
待望のDVDになって改めて観る。
画質、音質は良いとはいえないが、やはり『宝物』のような映像美。
観る度違った夢に酔って眠ろう…。

<カスタマーレビューに短縮版掲載有>

ざくろの色~サヤト=ノヴァ~
ざくろの色~サヤト=ノヴァ~
 
書籍

セルゲイ・パラジャーノフ
パトリック カザルス Patrick Cazals 永田 靖 永田 共子

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August 25, 2004

「ミトン」

[DVDパペットアニメ映画]★★★★★

チェラブーシカなどの名作パペット・アニメーションを生み出した
ロシアの監督ロマン・カチャーノフの作品作品集「ミトン」
これには映画の上映と同じく、「ミトン」「ママ」「レター」の3作品を収録。
各10分程の短編ながら、子供の気持ち、母の気持ちになれる作品!
初回盤はブックレットのついたデジパック仕様でとってもキュート♪

●「ミトン」1968年制作
犬を飼いたいのにお母さんに反対されて、飼えない少女。
仕方がないので、真っ赤なミトンを犬にみたてて遊んでいると、
突然ミトンが動き出し、ミトンの花柄入りの真っ赤な子犬に変身!!

●「ママ」1972年制作
坊やが寝ている間に、買い物へ出かけるママ。
しかし、お店はどこも混んでいて時間がどんどんたってしまい、坊やが心配で仕方ない…。
一方目覚めた坊やは母の心配以上の出来事に!!!

●「レター」1970年制作
海軍のパパの手紙をいつも楽しみにしている母と男の子。
でも、急に手紙が来なくなってしまい、
母は遠い目をして手紙が来るのを待ち続けてるように…。
まるで周りのことが目に入らないみたい。
そこで、男の子は!!!!

セリフは一切無い。コマ撮りの苦労が感じられない繊細な動き。
旧ソ連の社会主義体制下からか、キャラクター達の表情はちょっと哀しげ、でも表情豊か。
子供の頃のちょっと切ない気持ちと、母親が感じるであろう子供に対する気持ち、
この両方にふれられ、観たあと暖かい気分になれる。

ミトン
ミトン

ミトン なかよしBOX
ミトン なかよしBOX

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