7 posts categorized "★ヴァンパイア系"

September 08, 2007

「フロム・ダスク・ティル・ドーン」

[DVD映画]★★★★★

懐かし〜いこの作品ですが、とにかく60分に注目!!!
いきなりの展開には何度観ても笑えてしまう…
誰にでもおすすめできる作品では無いですが
くだらな〜いバイオレンス&ホラー好きにはたまりません♪

__________

「フロム・ダスク・ティル・ドーン」
原題:FROM DUSK TILL DAWN

製作国:アメリカ(1996)
監督:ロバート・ロドリゲス
製作:ジャンニ・ヌナリメール・テパー
製作総指揮:ローレンス・ベンダー/ロバート・ロドリゲス/クエンティン・タランティーノ
原案:ロバート・カーツマン
脚本:クエンティン・タランティーノ
撮影:ギレルモ・ナヴァロ
編集:ロバート・ロドリゲス
音楽:グレーム・レヴェル
プロダクションデザイナー:セシリア・モンティエル

出演:
ジェイコブ・フラー(ハーヴェイ・カイテル)
セス・ゲッコー(ジョージ・クルーニー)
リチャード・ゲッコー(クエンティン・タランティーノ)
ケイト・フラー(ジュリエット・ルイス)
スコット・フラー(アーネスト・リュー)
地獄のサンタニコ(サルマ・ハエック)
フロスト(フレッド・ウィリアムソン)
セックス・マシーン(トム・サヴィーニ)
国境警備員/チェット・プッシー/カルロス(チーチ・マリン)

__________

なんと…劇場で観てから…はや10年ですか…
あの時は大勢で観て大爆笑♪
ヤングでは無かったけれど
もはや青〜い思い出ですな。
タラちゃん脚本×ロドちゃん監督のコンビは最強ですな。
しかも特殊メイクチームも原案からSFXまでがっつり絡んだ作品。
楽しげにぶっ飛んでます。

テレビ放映では以後、何度も観たけれど
DVDでちゃんと観るとやっぱりおもろい!最高〜!!
前半はまった〜りした変態バイオレンスものですが
60分すぎ!!!いきなりヴァンパイアもんへと大展開!!!!
ゲッコー兄弟とフラー一家の運命やいかに…

最初から最後まで冷静なジョージ・クルーニが素敵すぎ!
タラちゃんの変態&キレ具合も素敵!
ハーベイ・カイテルのおとっつぁんも
ジュリー・ルイスのキュートさも
チャイニーズ坊やの間抜けさもも
セックスマシンのおっさんも
おっぱい丸出しのね〜ちゃんも
怪物ちゃんたちのグロテスクさも
テンポの良さと下らなさで、思わず爆笑!!
応援系のバイオレンスホラー&下らなさは天下一品。
何よりもラストシーンが秀逸で好きなんですよ。

シリーズの続編2&3より
やっぱりコレなんだなぁ〜。
ロドちゃんのメイキングは面白いので
コレのメイキングとセットのスペシャル版を発売して欲しいな。
もちろん単品でもOKだけど…
ボックスセットは2&3が激しく要らなかったので買わなかったんですが
今を思えば買っておいても良かったのかしら…
というわけで只今再び、タラ×ロドちゃんにハマってまして…
というかむしろロドちゃんラブですな。
映画オタク…というか映画バカが
本気で作る映画はホントに下らなさもパワフルだわ〜!!!

ところでロドちゃん…
「シン・シティ」の続編、「グラインドハウス」のスピンオフもゼヒ作って欲しいけれど
オリジナルの「バーバレラ」のゆるいバカバカしさが
どう料理されるのか?????
ジェーン・フォンダを越えるキャスティングはなるのか???
ロドちゃんの「バーバレラ」も楽しみです。


B00005H3H0フロム・ダスク・ティル・ドーン
ジョージ・クルーニー クエンティン・タランティーノ ハーベイ・カイテル
東芝デジタルフロンティア 1999-04-23

by G-Tools

フロム・ダスク・ティル・ドーン
サントラ ジョージ・クルーニィ ブラスターズ
B00005G40A


フロム・ダスク・ティル・ドーン2
ロバート・パトリック ダニー・トレホ ブルース・キャンベル
B00005LA37

フロム・ダスク・ティル・ドーン3
マルコ・レオナルディ レベッカ・ゲイハート アラ・セリ
B00005LA38

■「グラインドハウス U.S.A.バージョン」レビュー
■監督:クエンティン・タランティーノ
■監督:ロバート・ロドリゲス

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January 28, 2006

「アンダー・ワールド」

[DVD映画]★★★☆☆

ケイト・ベッキンセール演じる処刑人がスタイリッシュでカッコイイ!
現代の闇にひっそり存在している、
ヴァンパイア(吸血鬼)達と永遠の宿敵ライカン(狼男族)との戦いを
マトリックス」ばりにスピーディかつスタイリッシュに描いた、
レン・ワイズマン監督による2003年制作のアメリカ作品「アンダー・ワールド」。
浅い割には楽しめる、吸血鬼 VS 狼男族のアクション&ラブストーリー。
ネタはホラーですがアクション映画なので、決して怖くはありません…。
 
 
ピタピタのブラックレザーのコートに身を包み、
仲間と共にライカンを探し夜の町に目を光らせる
黒髪の美女セリーン(ケイト・ベッキンセール)。
彼女は実はヴァンパイア。
6世紀もの間、家族を殺した宿敵ライカンの処刑人として戦い続けている。

ある晩、マイケル(スコット・スピードマン)という
青年医師に目をつけたセリーンは、
彼を殺さずに執拗に追うライカン達の動きを不審に思いマイケルを追うのだが、
ライカン達の襲撃に合ってしまった。
セリーンはそこで絶滅寸前だと思われたライカンの巣らしきものを感じ、
しかも死んだと思われていたルシアン(マイケル・シーン)が
実は生きているのでは…と疑いを持つ。
だが、現在蘇生中のヴァンパイア達の長老の1人である
クレイヴン(シェーン・ブローリー)は
セリーンの言う事を信じない上に、どうも動きが怪しい。
そこで自分を創った長老ヴァンパイアのビクター(ビル・ナイ)に
助けを求めるのだが…

* * * * * * * * * * * * * * * *

スタイリッシュでスピード感のあるブルーを基調とした世界。
当たり前だが日光が弱点のヴァンパイアが主人公なので、常に夜のシーン。
銀や紫外線弾など進化した武器を駆使する戦い。
狼男の変身やヴァンパイアの蘇生のシーンなどがなかなか面白い。
監督のこだわりでCGだけにたよらず極力アナログな特殊コスチュームと特殊メイクで
これらを表現したというから驚きだ。リアルな動きはそこから来るのかも。
ただし…マイケルの変身後。
中途半端なキャラだし、苦労しただろうけどやっぱりいただけない。
あと少し頑張ってもらいたかった!!!
大勢登場するヴァンパイアやライカンのキャラは
お互い似ていたりするのでちゃんと観ていないと混乱する。
当然ライカンには女性はいないのだが…そこがこの物語の核心だったりも。

マイケルを通して後に明らかになる両種族の戦いについての驚愕の過去は
破たんはしているが、ひとひねり効いていて解釈としてなかなか面白い。
だが、謎が解けるにつれてどうも無理な設定と展開についてゆけなくなった。
結果的にもすっきりしないのは続編制作への野望が見えてしまうのか、
かなり微妙な終り方だった。

とはいえ、ミイラ状態からダンディーなおじ様まで変化する
ビクターの存在感が希薄に見えるほど、
途中から切ないエピソードで愛おしくなるルシアンと、
感情移入は全く出来ないけれど、ひたすらクールなセリーン、
人間の時はちょっと弱々しいけれどなかなか可愛いマイケル…
メインのキャラクター達は見事!
先日観た「ヴァン・ヘルシング」とは違った生真面目さに好感が持てた。

[特典映像]
監督が男前なのと(笑)、特殊なコスチュームは見応えあるので、
メイキング映像は一見の価値有り。

アンダーワールド スペシャル・エディション
ケイト・ベッキンセール スコット・スピードマン
B0000YTR50

アンダーワールド DTSエクステンデッド・エディション
ケイト・ベッキンセール レン・ワイズマン スコット・スピードマン
B0006OFLK4

 
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January 27, 2006

「ドラキュラ」

[DVD映画]★★★★☆

ゲイリー・オールドマンのドラキュラ伯爵が素晴しい!
新しさは無いけれど、ブラム・ストーカーの原作に忠実に作ってみたという
フランシス・フォード・コッポラによる1992年の「ドラキュラ」。
 

15世紀…ワラキアの王ヴラド・ドラキュラ公(ゲイリー・オールドマン)は、
キリスト教の神の名の元に、トルコ軍との戦いで奇跡的な勝利をおさめるが、
新婚で最愛の王妃エリザベータ(ウィノナ・ライダー)は、
王戦死という誤報で川に飛び込み自殺してしまう。
こうしてヴラドは人の血を飲んででも神への復讐をったのである…。

そして1897年英国。
愛しい婚約者ミナ(ウィノナ・ライダー)を残して、
青年弁護士ジョナサン・ハーカー(キアヌ・リーヴス)は、
ロンドンの大きな物件の契約のためトランシルヴァニア地方の城へと向かう。
前任者の同僚レンフィールド(トム・ウェイツ)は、
この仕事で精神に異常をきたし、病院へ収容されたまま…。
はるばるやってきたその城で彼を待っていたのは、
ドラキュラ伯爵(ゲイリー・オールドマン)という無気味な老人。
そして彼はその城に監禁されてしまう。

その頃ロンドンに残されたミナは、
裕福で奔放な親友のルーシー(サディ・フロスト)の家に居た。
ルーシーはある夜、突然夢遊病のような行動をするようになった為、
看病をしているのだが、帰って来ないジョナサンの事も心配だ。
ある日、彼女は街で不思議な男…トランシルヴァニアの伯爵に出会い、
どんどん心惹かれるのだった…。
その頃、ロンドン中で奇怪な事件が多発していた。
ルーシーを診察していたヘルシング教授(アンソニー・ホプキンス)は、
彼女の行動の原因を吸血鬼の仕業だと確信し始めていた。
そんな時、ずっと連絡の無かったジョナサンから無事との連絡があり、
トランシルヴァニアで結婚式をすぐ挙げる為に旅立とうとするのだが…

* * * * * * * * * * * * * * *

う〜懐かしい作品!
そりゃもう巨匠コッポラさんなので、
物語的にはかなり弱〜いものなのだが、
影の使い方や、キャラクターの作り込み、
美しくもドロドロした映像が素敵だし、
何よりキレキャラのオンパレードでテンション高い高い!!!
重鎮アンソニー・ホプキンスだの、
キレ度ナンバーワン俳優ゲイリー・オールドマンだの、
愛しの酔いどれミュージシャン、トム・ウェイツだの
犯罪者演らせたらぴったりの役者揃い♪

とにかくゲイリーさんの変化が素晴しい!!!
奇怪な老人、ダンディな男前から醜い怪物まで全部彼!!!!!
こりゃもう好青年役のキア・リーヴスの存在が薄〜くなっも仕方が無い。
千夜一夜物語でポッとなってしまう、
ウブな可愛い可愛いウィノナ・ライダーを虜にするのは簡単でしょうよ。
生真面目な婚約者より、情熱的で官能的な怪しい男との横恋慕。
このエピソードはなかなかリアルで好き。
そして、普通だったらドラキュラ伯爵役であろう、
アンソニー・ホプキンス演じるヘルシング博士のいい加減さも面白い。
ぶっとびまくっているが目が怖いって(笑)
それにしてもお友達の赤毛のルーシーちゃんはお気の毒…。
これまで数々の男をたぶらかしてきたお仕置きかな…。
いや、ルーシーちゃんにメロメロだった3人衆が一番可哀想か。

苦手なもの、日光、十字架、聖水、鏡、にんにく、木の杭、etc
必需品、生まれた土地の土、棺桶、生き血。
そして、ドラキュラ伯爵の3人の花嫁達。対するヘルシング教授!
吸血鬼のモチーフの基本形がここに集約されているようだ。

結果的に愛と神によって奇跡がもたらされるわけだが、
そもそもが宗教的な背景ありきで生まれた物語ゆえ、
日本人にとってはご都合主義に感じられてしまうのは否めない。
怖くは無いがきっちり作られた作品であるので、
このあたりは割り切って楽しもう。

 
ドラキュラ
ゲイリー・オールドマン フランシス・F・コッポラ ウィノナ・ライダー
B00006880B

 

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December 02, 2005

「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」

[DVD映画]★★★☆☆

以前観た時には、今一つよくわからずじまい…
故アリーヤの印象しか残っていなかった。
今回は原作を読んだ後なので今一度チャレンジ!!!

アン・ライスの「夜明けのヴァンパイア」の続編として何作にもなる、
ヴァンパイア・クロニクルズ]から
第2作「ヴァンパイア・レスタト」と第3作「呪われし者の女王」をもとに
制作されたファンタジー作品(と言ってしまおう!)
この作品の撮影後、2001年8月に飛行機事故で急逝した
R&Bのディーバ、アリーヤがヴァンパイアの女王を妖艶で美しく演じた
名作「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の続編とされている?
2002年のアメリカ作品「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」。
 
あれから100年…
ニューオリンズの地下墓地で眠り続けていたヴァンパイア、レスタト。
彼は、とあるロックグループのヴォーカリストとして、
ヴァンパイアの掟を破り人々から注目を浴びて目立つ存在、
事もあろうかロック・スターとなり、音を通して、映像を通して、
何処かにいるであろう仲間に呼びかける…。
妖しく退廃的な魅力だか魔力だかで、
ロック・スターとしてビッグになったレスタトは、
世界中のヴァンパイアたちを怒らせ、彼の元へと集まってくる。
だが…レスタトは彼の歌声により、とんでもない者まで触発し甦らせてしまっていた。
それは、ヴァンパイアの母、呪われし者の女王のアカーシャであった…

* * * * * * * * * * * * * * * 

これは「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の続編とは思わず、
全く別モノのB級ヴァンパイア・ファンタジーとして楽しもう。
トム・クルーズのあのレスタトのイメージはまず破棄しないと混乱する。
そもそも映画「インタビュー〜」のラストシーンからすると、100年経っていないし…

更にイメチェンしまくり、まるでクロウのようなルックス、
ヴァンパイアのロック・スターとなった
黒髪のレスタト(スチュアート・タウンゼント)。
そのレスタトを前世紀のフランスでヴァンパイアにしたという、
こちらも黒髪の渋いヴァンパイア、マリウス(ヴァンサン・ペレーズ)。
人間との共生を何世代も願い続けてきたマハレット(レナ・オリン)達…
彼らがいつの間にか人類破滅の阻止するために
欲望に忠実に人類を滅ぼし自分の王国を作ろうとする
全てのヴァンパイアの母である女王アカーシャ(アリーヤ
を敵にして戦いはじめる…。
そこにからむ
英国で超常現象を研究する組織タラマスカに所属する、
不思議な夢と記憶を持つ赤毛のジェシー(マーガリート・モロー
タラマスカの総長でレスタトの日記を読むデイヴィッド(ポール・マクガン

努力は認めたい!
が、設定は原作と違っており、極力忠実に制作しようとしたのだが、
予算と時間の都合でこうなったってしまった感が否めない。
やはり2つの長編小説を1本の映画にするのは無理だろう。
だが、映像で見せてくれたこの世界は意外と楽しめた。
そもそもお耽美小説の世界だけに、心配していた各シーン…
マハレットの家にある系図、タラマスカ本部、女王の眠る場所、
ヴァンパイアの集うクラブ、レスタトのライブ会場 、etc…
ビュンビュンとマトリックス風に動くヴァンパイアはともかく、
激しく時間が過ぎる人間の中で微動だにしないヴァンパイア達なんかは、
なかなか印象的だった。
そして何よりレスタトの歌う曲と歌詞!!!
個人的には結構頑張ったと思う。

ゆえにレスタトの目立ちたがりで自己中心的な俺様っぷり、
相反するヴァンパイアとして存在する苦悩(あるのかないのか微妙)、
アカーシャへの並々ならぬ好奇心と反するジェシーへの愛情。
この辺りの心の動きや人物描写が中途半端でよくわからない。
レスタトがこうなのだから、もちろんその他の人物像も希薄。
唯一、もしかして主人公?のジェシーのみ、
幼い頃からの疑問、ヴァンパイア…特にレスタトに対する好奇心などから、
愛情と信頼へと移る部分は理解出来るが、
おばのマハレットの偽善ぽい理論、
(人間の血で生きるんだから共生って無理だろう)
そもそも設定からして無理のあるマリウスの中途半端なキャラクター、
デイヴィッドに至っては微妙に目立って余計にややこしい。
アカーシャとマハレット達との関係や、目覚めて何をしたかったのかも今ひとつ…。
(人間滅ぼしたら食事が出来なくなるだろうよ)
ストーリとしてはやっぱり意味不明。
何より美しさと残忍さのイメージが違いすぎる…。
よくアン・ライスはこのキャスティングで許可したものだ…。
 
だが、しかし!
ヴァンパイアの女王アカーシャを演じるアリーヤの圧倒的な存在感!
セリフが少なくほとんど演技のみなのだが、
歩き方やちょっとした仕種、妖しい手足や腰の動き、
心臓を食べるエグイシーンでも平然とさもありなんとしているその姿。
細みの身体と情熱的なマスクとのアンバランスな美しさと
怪物っぷりは異常なくらい際立っている。
これが遺作となったのが本当に残念。

[特典映像]
カットしないほうが良かった未公開シーンや、
コメンタリー、メイキング、ミュージック・クリップなどと満載。
 

クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア 特別版
スチュアート・タウンゼント アン・ライス マイケル・ライマー
B000BTCMJM

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
トム・クルーズ ニール・ジョーダン ブラッド・ピット
B000BTCMBK

■「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」 レビュー

■ヴァンパイアもの
ヴァンパイアを題材にした作品紹介とレビュー

■アン・ライス作品検索
かなりお耽美な女流作家、アン・ライスの書籍。
  

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December 01, 2005

「ヴァン・ヘルシング」

[DVD映画]★★☆☆☆
 
フランケンシュタイン、ドラキュラ伯爵、ウルフマン、ジキル&ハイド…
怪物達のオンパレード…とまでいかなかったのが残念。
ドラキュラ伯爵の宿敵ヴァン・ヘルシングとの対決を描いた
まるでよく出来たゲームのような冒険活劇???「ヴァン・ヘルシング」!

監督は「ハムナプトラ」シリーズのスティーヴン・ソマーズ
主演ヴァン・ヘルシングは「X−メン」シリーズのヒュー・ジャックマン。
共演アナ王女に「アンダーワールド」のケイト・ベッキンセイル。
2004年のアメリカ作品。
 
19世紀のヨーロッパ…トランシルバニア〜パリ〜ローマ〜ルーマニア
〜トランシルバニア〜ブタペストの仮面舞踏会
そして、鏡の向こうのドラキュラ城へとめまぐるしくシーンが変わる。
怪物たちのうじゃうじゃはびこるヨ−ロッパ中をかけめぐる!!!
バチカンから記憶と引替に悪と戦うように使命を受けている
ヴァン・ヘルシング(ヒュー・ジャックマン)は
特にヨーロッパに脅威を与えている
強敵ドラキュラ伯爵(リチャード・ロクスバーグ)の抹殺に向かう事になり
武器発明の天才、修道僧カール(デヴィッド・ウェンハム)と共に
トランシルバニアへ…
いくつも山や海を越えてやってきたそこは
昼間からヴァンパイア達や狼男が人間を襲うとんでもない土地…
ヴァレリアス一族の末裔であるアナ王女(ケイト・ベッキンセール)と出会った二人は
400年にもわたり一族を滅ぼそうとしているドラキュラ伯爵の陰謀を潰し、
アナの兄ヴェルカン(ウィル・ケンプ)を救うため、
こちらもドラキュラ伯爵に怨みを持つ
フランケンシュタイン(シュラー・ヘンズリー)と共に
戦うのだったが…
 
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 
 
はねっかえりで気の強く美しいアナ王女がかっこいい!
ドラキュラ伯爵の花嫁3人…人間の形の時は美女の姿、空を飛ぶ姿は醜い吸血怪鳥の
アリーラ(エレナ・アナヤ)
ヴェローナ(シルヴィア・コロカ)
マリーシュカ(ジョジー・マラン)…
女性陣の存在感がインパクト有。
フランケンシュタインの異形の悲しみと生きる事への執着も良かった。
007のグッズのような発明僧侶?カールくんの飄々とした感じも好感持てたが
肝心のヴァン・ヘルシングの不明解なキャラクターと
花嫁に比べてインパクトの低いドラキュラ伯爵。
単純で粗すぎるストーリーで感情移入が全く出来ずに残念。
しかも…ヘルシングの記憶って?ヴァンパイアの子って??ガブリエルって???
何やら伏線も放りっぱなしでラストの虚しさもいま一つ…
 
総製作費約200億円、最新のVFXを駆使したとは思えないけれど、
ヴァンパイア達やウルフマンとの戦いは
月やら太陽やらで人間から怪物へとクルクル変化しながらでなかなか面白い。
仲間やアイテムを揃えてってって力を貯え、最後に大ボスと戦う…RPG。
もしかすると、途中でどこか蹴飛ばしてアイテムを得、
新たな仲間が加わり別エンディングが…
そんな、自分も参加できるゲームのほうが面白かったりして…。

ヴァン・ヘルシング
ヒュー・ジャックマン スティーヴン・ソマーズ ケイト・ベッキンセール
B000AJOFF2

 
と…思ったら発売されていました。
ちょっと欲しいかも…。
ヴァン・ヘルシング
B0002K742K

 
■ヴァンパイアもの
 

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August 18, 2004

「ポーの一族」

[コミック]★★★★★

前日の「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のところでちらりと触れた、
萩尾望都さんの「ポーの一族」(1974 年小学館)というコミック。
描かれてから、30年もたっていて今なお面白く読む事が出来た作品。
友人に貸すといつも返って来ないコミックで実は購入3回目。
借りると返したくなくなる名作といったトコロでしょうか。

ポーの一族=バンパネラ(吸血鬼)の一族になったエドガー少年と
その関連人物達の1750年ごろから1976年までの実に約220年の間の物語である。
第1話では、ポーツネル男爵、妻のシーラ、エドガー、
そしてエドガーの実の妹のメリーベルの美しい4人が家族…バンパネラの一家として
とある街にやってくる。
そして、この1話目でいきなり家族を失う事になるエドガーが、
これまた突然孤独になってしまった少年アランをつれて、
長い時の旅路へと旅立つのだ…。
最愛の妹メリーベルを失ったエドガーがアランに言う。
「君はどうする?…来るかい? 
 おいでよ…。君もおいでよ。ひとりではさみしすぎる…」

その後、時系列の順序はバラバラ(何とも斬新!)に1話、
1話と読みすすめるうちに、彼等の生い立ち、どうしてバンパネラになったのか、
が解きあかされてゆく。
身体が一度死んでしまったバンパネラは齢をとらず成長しないので、
エドガーとアランは時間を超え、国も超え色々な街を渡り歩き、
長い時をかけて数々の痕跡を残す。
ある時は、森の中で少女リデルを拾い育てたり、
学生と国定公園で一夜を明かしたり、
西ドイツのギムナジウムに入学したり、降霊術の集会に出席してみたり…
数々の遺書や日記、証言、絵画などによって点と点はつながり、
それらが彼等の『存在した』証拠となる。
そして、奇しくもエドガーが人間であった時の子孫達と出会う事になるのだ。

霧に包まれたポーの村。そこではバラが咲き乱れ、
その花びらを煮詰めたバラのお茶を飲むバンパネラ達。
永遠に時が止まってしまった彼等は新しい生気(エネジイ)を人間から奪い、
お互いに分け与え、存在する。
人間に悟られないように『息をしているふり』『鏡に映るふり』
『怪我をして痛いと感じるふり』など、常に生きているふりをしながら…。
人間からエネジィを奪わねば存在出来ない彼等は、なんともはかなくもの悲しい。
エドガーは思う。
「こんなものになってまで、生きているのか…」
その心もやがて歳を重ねるごとに冷たくひえてしまうのだが、
どこかで、いつも人間だったあの頃、
家族や仲間と過ごしたあの頃に帰りたがっているのだ。
エドガーはそんな孤独な子供のヴァンパネラ…。

このコミックを買ったのは3度目なのだが、
割と新しい文庫サイズになった傑作集のあとがきに、
作家の宮部みゆき氏も「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」にふれていた。
やっぱり、同じ事を思う人がいたのだ!!!(ホッ)
萩尾望都さん…やっぱり天才!!!

ポーの一族 (1) ポーの一族 (1) 萩尾 望都

ポーの一族 (2) ポーの一族 (2) 萩尾 望都

ポーの一族 (3) ポーの一族 (3) 萩尾 望都


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★ヴァンパイア系, コミック, 漫画家:萩尾望都 | | Comments (0)

August 17, 2004

「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」

[DVD映画]★★★★★

トム・クルーズが『好演・怪演』!相方がブラッド・ピット。
生き続けるヴァンパイアの苦悩を描いた1994年制作のアメリカ映画
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」
監督は「ことの終わり」「狼の血族」などのニール・ジョーダン。
原作・脚本はアン・ライスで、小説『夜明けのヴァンパイア』(ハヤカワ文庫)の
映画化作品。

1975年の夜。サンフランシスコのとある一室で、
ジャーナリストのマロイ(クリスチャン・スレーター)は、
自称ヴァンパイアのルイ(ブラッド・ピット)にインタビューを始める。
素早いい動作の彼の顔は青白く、長髪、服装はシックでどこか気品がある。
そして、薄いグリーンの瞳…。

1791年のニューオリンズ。ルイはここの農園主だった。
妻をお産で亡くして荒れた生活をしていた彼の前に、
船上の彼を気に入った吸血鬼レスタト(トム・クルーズ)が現れ、彼に話しかける。
「救ってやろうか??」
「苦痛を消して、新しい驚くべきの人生を。それは永遠に続く。」
「選べるのは君だ。」
こうしてルイは吸血鬼になる事を選んでしまった。
「俺と来るか?」
「行く」
人間としての『死』を経験し、彼は生まれ変わった。
薄いグリーンの瞳で夜を生きるヴァンパイアに…。

吸血鬼となって後、人の命を奪わなければ生きられない罪悪感に悩むルイは
それを美学とさえ言う、レスタトに反発を覚え彼の元を去ろうとする。
彼を引き留めるためレスタトは
ルイが思わず噛み付いてしまった母を失った五歳の少女、
クロウディア(キルスティン・ダンスト)を仲間にしてしまう。
そして、『家族』のような彼等の生活が始まるが、
身体が成長しない五歳の少女は吸血鬼になるには幼すぎた…。

やっぱりこのトム・クルーズの悪役ヴァンパイアぶりがたまらない。
(かなりの化け物と化すあたりで、彼のファンに…。
 こんな役それまで出来ると思ってなかったもので…失敬!)
ブラッド・ピットはやっぱりロン毛似合ってないな〜。
でも、『人間の心を持つ吸血鬼』はあのアンバランスな感じで丁度良かったのかも。
そして、キルスティン・ダンストの可愛いさに驚いた。
こりゃ、「ヴァージン・スーサイズ」でも「スパイダーマン」
でも判らんです。

彼等はヨーロッパで他のヴァンパイアに会うのだが、
ここで登場するアーマンド(アントニオ・バンデラス)が
絵に描いたように美しい吸血鬼。
「フロム・ダスク・ティル・ドーン」はこれでオファーがあったのかしら♪
ちなみにサンティアゴ(スティーヴン・レイ)は
ちょいとマヌケな道化者の吸血鬼の役。

ラスト・シーンが時代なかんじで、ユルくて大好き。
ガンズ・アンド・ローゼズのカヴァーする『悪魔を憐れむ歌』を
トムさんが一緒に歌ってるんですから…♪

そして、これを観るといつも思い出すのが、
萩尾望都さんの「ポーの一族」(1974 年小学館)というコミック。
1987に原作の「夜明けのヴァンパイア」が書かれているので、10年近く前の作品。
『孤独な吸血鬼』『男二人と少女の吸血鬼』『時代を旅する吸血鬼』
という共通点があり、ど〜もついつい甦ります…。

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
 
■ コミック「ポーの一族」のレビューはこちら

■ 続編?映画「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」のレビューはこちら

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