4 posts categorized "★動物系"

July 20, 2007

「鳥」

[DVD映画]★★★★★

サスペンス&ホラーの巨匠ヒッチコックの傑作は
何年経っても素晴らしい!!!
わけのわからない怖さ…
人間の心理をズボッと刺激する手法は凄い。

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「鳥」

製作国:アメリカ(1963)
監督・製作:アルフレッド・ヒッチコック
原作:ダフネ・デュ・モーリア
脚本:エヴァン・ハンター
音楽:バーナード・ハーマン

出演:
ティッピー・ヘドレン
ロッド・テイラー
スザンヌ・プレシェット
ジェシカ・タンディ
ヴェロニカ・カートライト
ドリーン・ラング
エリザベス・ウィルソン

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何度観ても怖いのなんの…
ゾンビものに通じる、いや以上かも。
サスペンス映画の巨匠ヒッチコックの描く
恐怖映画のバイブルともいえる傑作。

子供の頃から(親がヒッチコック好きだったので)
何度もコレを観て少々トラウマ気味で
カラスにも馬鹿にされないよう
日常生活でも細心の注意を払っているワタシだが(笑)
久しぶりに観てもやっぱりゾゾッとしますね。

もちろん古いカラー作品。
鳥さんは合成だってバリバリ解る画面ですが
そんな事以上に、大量の鳥がキーキー啼きながら人間を襲い
家の窓はもちろん、扉ですらも命がけで突き破ってくるんです…
窓に目張りをして家具でおさえて
家の真ん中で静かに隠れる主人公達…
それでもどんどん体当たりし、少しでも身を出そうものなら
血が出るまで攻撃してくるあたり
ゾンビのお約束のシチュにかなり近い。

そして一番怖いのは、何となくラジオで流れてくる情報はあるものの
『理由が解らず,群れて集団で襲って来るトコロ』
鳥の襲ってくる周期が解っても、
根本が解決されないのだから救いが無い。
車で逃げ出す者達をざまみろと言わんばかりに見送るヤツら…
自然の力に人間は屈するしかないのだ…

鳥
ロッド・テイラー ジェシカ・ダンディ ティッピ・ヘドレン

裏窓 ハリーの災難 めまい フレンジー ロープ

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September 09, 2006

「皇帝ペンギン」

[DVD映画]★★★☆☆
 
この映像を撮影したスタッフにまず感謝したい!
皇帝ペンギンの不器用で不思議な生態を観る事が出来た!!

えっちらおっちら極寒の中を歩くペンギン達の行列、
カメの甲羅のように身を寄せあい冬の寒さをしのぐオスのペンギン達。
卵を受け渡しながら子供の命を守るペンギンの夫婦。
何十日も食べずに過ごし、何十日も旅をする彼らの姿。
その耐える力強さに感動した。
彼らはなんて不思議な生き物なんだろう!
子が巣立つと彼らだけで生活するというのも初めて知った。

監督はリュック・ジャケ
声の出演は、 ロマーヌ・ボーランジェ(母ペンギン)
シャルル・ベルリング(父ペンギン)、ジュール・シトリュク(子ペンギン)。
2005年公開のフランスのドキュメンタリー映画皇帝ペンギン
 
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水中で食事をし、活き活きと泳ぐ姿。
対して陸上でのすさまじいまでに不器用な生活。
太陽の沈まぬ南極の夏の海辺。
太陽の昇らぬ厳しく長い夜南極の冬。
その中での子育て。
寒さに耐え、食いだめの出来るペンギンの強靱な体。
必ず相手が帰って来ると信じて待つつがい達と子供達。
自然の厳しさと不思議さには驚きっぱなしだ。

美しい映像と共に、ペンギン達を擬人化して語られるこの作品は、
賛否両論ありつつも、生命の儚さと共に生きる事の力強さ、家族の愛の力など
彼らの生態をとおして解りやすく教えてくれる。
人間の弱さ、そして器用さ、執念の強さをひしひしと感じた。
なぜならこの生態を撮影したスタッフのねばり強さたるや!

日本語吹き替え(石田ひかり、大沢たかお、神木隆之介)が評判良いようなので、
子供と楽しむ方はゼヒそちらで。
個人的には字幕版で十分楽しめた。

皇帝ペンギン -La Marche de l'empereur-皇帝ペンギン -La Marche de l'empereur-
リュック・ジャケ 岡田 好恵

皇帝ペンギン プレミアム・エディション 皇帝ペンギン ペンギンガイドブック ペンギン物語 ペンギン全種に会いに行く

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October 30, 2005

「子熊物語」

[DVD映画]★★★★☆

子熊の視点で映し出された映像が楽しくてドキドキ…。
人間も含む動物の表情が豊かで素晴しい!

突然予期せず良い作品に出会いまた…観てしまった。
ロッキー山脈の大自然の中、
不安が一杯、でも好奇心も元気も一杯、
愛嬌たっぷり精一杯生きる、
ちょっと妄想癖のある子熊ちゃんが可愛らしい。

これは先日「トゥー・ブラザーズ」でも紹介した
フランスのジャン=ジャック・アノー監督により
1988年に製作された心温まる作品「子熊物語」。
撮影はとても大変そうだけれど
動物達の生き生きとした表情を撮るのが、
この監督は本当に上手。
 
ロッキー山脈のふもとの春。
草木や花が咲き乱れる丘で、死んでしまった母親のそばで眠る一匹の子熊。
生きてゆくための方法を何も知らない無防備な子熊は、
偶然森で出会った雄熊を親のように慕い、彼のまねをしながら後をついて行く。
だがその雄熊は、その巨体ゆえ人間の猟師達に目をつけられていた。
その銃弾を受け、山の奥へ逃げる雄熊をこっそり追いかけ、
その傷口を舐めてあげる子熊。
それまで子熊を追い払っていた雄熊もついに我が子のように子熊を舐めはじめた。
しつこく追ってくる猟師達から逃げながら、彼等の愛情と信頼関係は深まってゆく…。
そしてついに、人間達が猟犬を導入して追い詰めてきた時に、
雄熊は身をもって子熊を守るのだが、子熊は猟師達に捕らえられてしまった。
猟師のトム(チェッキー・カリョ)からミルクを与えられ、
次第に彼等との生活にも慣れてゆくのだが…。

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子熊の視点で映し出された映像が本当に楽しい。
クレイアニメだったりして、ファンタジックなのだが、
初めて見たカエルが夢に溢れ出て来たり、
きのこを食べてトリップしてしまったり!!!
ちょっと子供の頃の空想なんかを思い出してしまう、
なかなか想像力豊かで悪戯大好きな子熊ちゃんなのだ。
何でもかんでも雄熊の真似を一生懸命する姿!
おまけに熊達の表情豊かなつぶらな瞳!
驚いたり悲しんだり喜んだり安心したり…。
雄熊の威嚇する顔の恐ろしさはかなりのインパクトがあった。
あの顔で間近で吠えられたら…
猟師のトムさんも丸腰ではさすがにおののき祈るだろう。
ワタシも思わず一緒に祈ってしまった。

怯えて攻撃しない相手にとった雄熊の行動。
子熊ちゃんも、一難去ってまた一難…
自然界での掟。そしてお互いの知恵合戦。
生かす事の勇気と生きる事の難しさ。
猟師達の作る散弾銃の弾。
この子熊が、人間達が、そして私自身も
あらためて知る大自然の厳しさと愛情。
ハッピー・エンドにも救われる。
ちょっと心が洗われた作品。
 
子熊物語
チェッキー・カリョ ジャン=ジャック・アノー ジェラール・ブラッシュ
B0006NKDGM

子熊物語サウンドトラック
クロード・ベリ
B00005HLPT

 
■映画「トゥー・ブラザーズ」レビュー
 

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October 28, 2005

「トゥー・ブラザーズ」

[DVD映画]★★★★☆

愛すること。信じること。最後まで諦めないこと。
これらを、2匹のトラ兄弟の母から教えてもらい、
トラの深い愛情に驚いた。

監督・原作・脚本・製作は
子熊物語」「セブン・イヤーズ・イン・チベット」のジャン=ジャック・アノー
2004年の英・仏合作「トゥー・ブラザーズ」。
出演は「メメント」のガイ・ピアース、ジャン=クロード・ドレフュス。
予告編から気になっていたが、それを上回るステキな物語だった。
30頭ものトラを使い撮影されたそう…素晴しいシーンが満載。
トラの兄弟のじゃれあう姿に思わず涙がにじんでしまう。
 
冒頭のカンボジアの密林の中、草木のからまる石像のゴロゴロする、
寺院の遺跡で暮らしている4匹のトラの家族の姿。
彼等が水浴びをする川の中にも転がるレリーフの遺跡…。
子猫のような子トラの兄弟、立派で堂々とした愛情深い両親。
じゃれあい、救いあう子トラ達…。
この風景に見入ってしまった。

象牙より、めずらしいアジアの石仏がめずらしく高値で取り引きされた時代、
伝説のハンター、エイダン(ガイ・ピアース)は
違法承知でトラ達の住む寺院へやってきた。
人間達から子を守ろうとする親達。
まだ葉も生えない乳飲み子の子トラ達は、
一匹は父に守られきれずにエイダンの手、そしてサーカスへと売られてゆき
クマルと名付けられた。
もう一匹は母と供にジャングルへ逃亡したのだが、その後やはり捕らえられ、
行政長官ユージン(ジャン=クロード・ドレフュス)の家へひきとられ、
サンガと名付けられた。

子を奪われ、残された子と走り去るトラックを見つめ、
道にたたずむ母と子の姿が目に焼き付いている。
木登り中、そして炎の中、兄弟で見つめあう信頼の眼差しも忘れられない。
人間に捕らえらても、チャンスを見計らい決して諦めない母トラの力強さ。
子を乗せて走るトラックを追いかけ荷台にまで乗る。
穴に落ち銃で撃たれても、チヤンスを逃さない、野生に生きる母トラの粘り強さ。
この母の姿を子供達はずっと追い求め見てきたのだ。

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野生の本能に従ってしまう肉食動物のトラ。
人間達の身勝手な欲望に翻弄され、数奇な運命を送る事になるトラの兄弟。
まさかの運命のイタズラ…イベントのための兄弟対決。
アジアの密林の中で人間とトラが同等に見えた。
当然だが、人もトラも大自然の中では同じ食物連鎖の中に存在しているのだ。
それぞれ悩みや欲望を抱え、全ては生きてゆくために…。

人間達の小さな欲望や悩みがバカバカしく思えてくる。
石窟寺院の石仏の持ち出しを闇に許可する村の長。
人間を襲うトラを許せない村の知的な娘。
偉大な父の後を継いだ、ボンクラ息子、おとぼけ閣下のマヌケさ。
彼の財産に目がくらむフランス女性。
動物に芸を仕込まなければ、興業を行えないから、
お金のためには何でもするサーカス団。

ハンターのエイダンとクマルのちょっと複雑な友情。
エイダンがミルク替わりのハチミツドロップをずっと覚えていたクマル。
少年ラウル(フレディー・ハイモア)とサンガの絶対的な信頼。
行政官の息子ラウールと同じベッドで眠るサンガ。
「彼等は人間を襲わない」とサンガを信じたラウルの純粋な思い。
実際こんなに美しい物語になるかどうかは運のようなもの。
彼等(野生の動物)は、憎しみがあって人を殺めるわけではない。
生きるために、身を守るために、時にはじゃれて遊んでいて…。
野生動物との共生というのは難しい。
だからこそ、彼等の世界も守らねばならないのかも…。
この作品の結末には、少し救われた気分になった。

  
トゥー・ブラザーズ スタンダード・エディション
ガイ・ピアース ジャン=ジャック・アノー フレディー・ハイモア
B0006N2FL8

トゥー・ブラザーズ コレクターズ・エディション
ガイ・ピアース ジャン=ジャック・アノー フレディー・ハイモア
B00063IA12

ノベライズ
トゥー・ブラザーズ—きっと逢えると信じて
ジャン=ジャック アノー カリーヌ・ルー マティニョン
Jean‐Jacques Annaud
4566013618

 
「トゥー・ブラザーズ」オフィシャルサイト
 
■映画「子熊物語」レビュー
 

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