21 posts categorized "●バイオレンス系"

August 03, 2008

「HOT FUZZ ホットファズ-俺たちスーパーポリスメン!-」

[劇場映画]★★★★★

HOT FUZZ=熱心な警官…
しょっぱなから小ネタが満載!
これでもかとばかりにたたみかけてくるラストへ向けて
ゆる〜いながらもテンポ良〜く加速する!!
下らなくエグイんだけどどこか優しい描き方で憎めない!!!

____________________

「HOT FUZZ ホットファズ-俺たちスーパーポリスメン!-」
製作国:イギリス/フランス(2007)

監督:エドガー・ライト
製作:ティム・ビーヴァン/エリック・フェルナー/ニラ・パーク
製作総指揮:ナターシャ・ワートン
脚本:エドガー・ライト/サイモン・ペッグ
撮影:ジェス・ホール
プロダクションデザイン: マーカス・ローランド
衣装デザイン: アニー・ハーディング
編集:クリス・ディケンズ
音楽:デヴィッド・アーノルド

出演:
サイモン・ペッグ(ニコラス・エンジェル)
ニック・フロスト(ダニー・バターマン)
ジム・ブロードベント(フランク・バターマン)
パディ・コンシダイン(アンディ・ウェインライト)
ティモシー・ダルトン(サイモン・スキナー)
ビル・ナイ
ビリー・ホワイトロー
エドワード・ウッドワード
ビル・ベイリー
デヴィッド・ブラッドリー
ケヴィン・エルドン
レイフ・スポール
カール・ジョンソン
オリヴィア・コールマン
ケン・クラナム
ピーター・ワイト
アン・リード
ジュリア・ディーキン
パトリシア・フランクリン
ポール・フリーマン
スチュアート・ウィルソン
アダム・バクストン
ロン・クック
マーティン・フリーマン
ルーシー・パンチ
デヴィッド・スレルフォール
ケイト・ブランシェット
ピーター・ジャクソン
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優秀なのに上司や同僚に妬まれ地方左遷決定
恋人にもフラれて、失意のもとイギリスの田舎町
サンドフォードへやってきた。
この村はヴィレッジ・オブ・ザ・イヤーに選ばれる程の
平和な村らしいのだが…何か妙?
警察署長のダメ息子ダニーと組まされ
逃げた白鳥の追跡など、のほほんとした任務の日々…
しかし、ある日起きた事故。どうも犯罪のニオイがする…
熱血警官ニコラスの食指が動いてしまった!


いやぁ、最初から最後まで、
下らなさ満点、オマージュ満点で面白かった〜!!!
「ショーン・オブ・ザ・デッド」のエドガー・ライト監督
この監督やっぱり好きですよ♪
そういえば「グラインドハウス」のフェイク予告
「Don't」もイカしてましたし。
今作は「Don't」的なテンポの良さや
ポリス・アクションもののスピード感もあり
更に鑑賞しやすかったかも。
イギリス人監督らしいネタや音楽のチョイスも好きですね。

何がおかしいって…
熱血警官ニコラス・エンジェル役のサイモン・ペッグの表情!
ターミネーター的な表情と特に走る時の姿に注目♪
相方ダニー・バターマン警部補役のニック・フロストとの
コント的な会話はお見事!!
この凸凹コンビは健在ですな。
あと、怪しすぎるにこやかな笑顔の村人達も役者揃い。
ティモシー・ダルトン…怪し過ぎます…

ストーリー展開的に特に目新しいものがある作品では無いけれど
とにかくスピード感とゆるゆる感
凄まじい事件と平和ボケしたまったり感
都会で百戦錬磨の業績をあげた生真面目熱血優秀警官
なりゆきで警官をしているポリス映画マニアの無能な田舎警官
細部にわたる緊張と緩和、凸凹感がイイですね。
ラストまで一気にどんどん加速する悲惨な事態たるや!
でも観終わった後味は悪くないオチも好き。

誰にでもおすすめは出来ませんが
B級アングラ感あふれるおバカ映画好きな方はゼヒどうぞ♪

B001H7Q2VQホット・ファズ~俺たちスーパーポリスメン!~
サイモン・ペッグ, ニック・フロスト, ジム・ブロードベント, ティモシー・ダルトン, エドガー・ライト
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2008-12-04

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Hot Fuzz
Original Soundtrack
B000N3SP9C

「HOT FUZZ ホットファズ-俺たちスーパーポリスメン!-」オフィシャルサイト

■映画「ショーン・オブ・ザ・デッド」
■映画「グラインドハウス U.S.A.バージョン」

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August 02, 2008

「屋敷女」

[劇場映画]★★★★☆

“この女凶暴につき”というコピーがぴったり。
とにかくベアトリス・ダル演じる謎の女が怖い怖い…
壊れゆく女を演じさせるとおフランスいち?
齢を重ね増々パワフルになったかも…
めずらしく妙にリアルなおフランスのユーロ・ホラー。
ちなみに主演のアリソン・パラディは
あのヴァネッサ・パラディの妹で何とコレがデビュー作!!!

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「屋敷女」
原題:A l'interieur

製作国:フランス(2007)
監督:ジュリアン・モーリー/アレクサンドル・バスティロ
製作:ヴェラーヌ・フレディアニ/フランク・リビエール
脚本:アレクサンドル・バスティロ
撮影:ローラン・バレ
音楽:フランソワ・ウード

出演:
ベアトリス・ダル(見知らぬ女)
アリソン・パラディ(サラ)
ナタリー・ルーセル (サラの母親ルイーズ)
フランソワーズ=レジス・マルシャソン
ニコラ・デュヴォシェル
リュドヴィック・ベルティロ
エマン・サイディ
エマニュエル・レンツィ(警官)

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クリスマス・イブの夜
4ヵ月前に事故で夫を亡くしたフォト・ジャーナリストのサラは
明日いよいよ出産という臨月の妊婦。
母や現在の恋人のジャン=ピエールには一人で過ごすと言い
愛していた夫、お腹の子の父である亡きマチューを想い
愛猫と共に静かに過ごしていたのだが…
見知らぬ女が電話を貸してほしいとやってきた…


予告編がインパクト有りすぎたのと、
ベアトリス・ダルにそそられて、つい観てしまったのですが…(汗)
予想を上回るエグさに思わず痛くて直視出来なかった所も…
うへぇ、真っ赤なタイトルバックどおりに
狂暴ダルちゃん登場してからは、血の海!
まぁ、画面が暗くてくっきりはっきり見えなかったのが幸いかも。

ストーリー的にはある程度想像はついたものの、
もう後味の悪いこと悪いこと(笑)
ただでさえ少ないお客がますますシーン…としていましたね。
やっぱりダルちゃんは強烈に恐かった…

主人公の出産を明日にひかえた臨月の妊婦サラ(アリソン・パラディ)
にはもちろん人生最悪な夜だけど、
巻き込まれた人達もとにかく悲惨極まりない…
理由の解らぬ者に殺されるかもしれない恐怖とともに、
この女の強さたるや!
その一途な想いで、目的を果たすべく、
ターミネーターかゾンビの如く躊躇いもなく襲いますから…
そう、悪気が無いだけにタチが悪いタイプの犯罪者。
こいつと戦うのにはまず精神力で勝らねば無理!
破水しながら最後まで闘いぬいたサラは
生まれて来る子を守ろうとするその気力で様々な激痛に耐えつつ、
敵を追い詰めるまで至ったのかも。

しかしながら、救いのないこの映画で
何より印象深かったのが胎児の表情の描き方。
胎児も悲鳴を上げるんです…(泣)
登場する優しい男達をためらいもなく排除する女。
母になりたい女の念は想像を絶するパワーをも産む…

このような事は起きてはいけない、起こしてもいけない。
生まれて来る子供に罪は無いんですから
ちゃんと母の胸に抱かせてあげて下さい。
彼らの幸せのために…ね。

→「屋敷女」オフィシャルサイト

B001FLUIQO屋敷女 アンレイテッド版
ベアトリス・ダル, アリソン・パラディ, ナタリー・ルーセル, ジュリアン・モーリー
キングレコード 2009-01-07

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September 11, 2007

「エル・マリアッチ」

[DVD映画]★★★☆☆


ロバート・ロドリゲスが最大限に節約し7000ドルで自主制作し
サンダンスで評価されたという長編デビュー作。
スペイン語圏市場用に作ったため全編スペイン語(笑)
脱獄囚と間違えられたマリアッチ(流しの歌手)志望の青年が
とんでもない騒動に巻き込まれてゆく…という
メキシコ舞台のアクションもの。

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「エル・マリアッチ」
原題:EL MARIACHI

製作国:アメリカ(1992)
監督:ロバート・ロドリゲス
製作:カルロス・ガラルドー/ロバート・ロドリゲス
原案・脚本・撮影:ロバート・ロドリゲス
音楽:マーク・トルエーロ/アルバロ・ロドリゲス/ファン・スアレス
   セシリオ・ロドリゲス/エリック・ガスリー

出演:
エル・マリアッチ(カルロス・ガラルド)
ドミノ(コンスエロ・ゴメス)
ビゴトン(ジェイム・デ・ホヨス)
アズール(レイノル・マーティネス)
モーリシオ(ピーター・マルカルド)
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これも懐かしい〜作品ですな。
おそらく「サボテン・ブラザース」とか「エル・パトレイロ」とか…
あのあたりの作品と2本立てかなんかで観た記憶が…。

さて、久しぶりにちゃんと観ましたが
やはりゆる〜いながらも結構イケます!!!
ゆるゆるまった〜りした部分と、
スピード感のあるアクション部分とくだらない演出が妙にマッチ。
ギターケースの中の銃…ってのがミソですね。
一応続編とされている「デスペラード」で
ギターケースが大活躍するわけですが
この「エル・マリアッチ」では
ギター弾きの兄ちゃんが殺し屋と間違われて命を狙われる中
望まずしてハードボイルドな男に成長?してゆく所が面白い。

役者はほとんど素人やスタッフばかりなので演技力がどうとかではなく
とにかく素人ならではのキャラがたっていますね。
ホテルのおやじの電話とか、悪役の彼のマッチとか、
微妙なルックスの姉さん達にもツッコミ入れながら笑えます。
小物や生き物を使って無理矢理まとめている青臭さもグッド!

コレをサンダンス映画祭で評価されて
コロンビアに買い取られたというロドリゲスの出世作。
制作費7000ドルとひたすらケチった低予算を売りにしているトコロも笑えるが
怪我の功名というか、低予算ゆえの対策が面白いと評価され世の中わからんもの。
最初の長編…習作的な作品って、色々詰め込みすぎがちなのに
この「エル・マリアッチ」はいたってシンプル
撮りたいもののビジョンも明確で
情熱と創意工夫だけで、粗いけれど力強い作品になっています。
元々スペイン語圏で売ろうとスペイン語で作った…という
ニッチな発想が逆に利いていたりもしたんでしょうね。

ちなみに映像特典&監督コメンタリーは一見の価値あり。
まずこれから映画を撮る人に…『30本目までは駄作だから』と言い切り、
リーズナブルにビデオでガンガン作品作って
金のかかるフィルムは映画会社に任せよう!と指導(笑)
そういやこの「エル・マリアッチ」の映像がキレイだったのも
オリジナルはビデオだったからなのね…
(映画館で観たのはかなりノイズあった記憶が)
現在ではデジタルで更に撮影&編集もリーズナブルに出来るようになったので
とにかく“やってみる”事が大切ですな。

そしてとにかくセコイ!
いかに無駄をはぶいてケチるか…という監督のコメントが炸裂!!!
だが、何となく貧乏な同世代のワタシとしては
別に映画を作っているわけではないけれど
わかる…わかるよ…そうなんだよ…とひたすら同感。
たしかにギャラと食事代はバカにならんですからね。
サンダンスに出品されているものには
超低予算のものが多いけど、この作品の徹底っぷりには爆笑。
そして基本的には全部自分で行い身内&地元を上手く使い
役者の拘束時間を減らすのが安く上げるコツと連呼。

数年後に自宅にスタジオを作り制作している彼の言葉だけに
妙〜な説得力がありますが、
多才な完璧主義というより地元&ファミリー大好きな貧乏性という気が…
身内友人のキャスティングもひいき目というより
なんだかケチっている気がしてならないですね(笑)

映像特典で何よりも注目すべきはモノクロ短編の『BED HEAD』
寝癖ヘアで粗野なお兄ちゃんをコントロールしちゃう小さな妹の物語で
当然チープでバカバカしいんですが
おしゃれとは正反対のダサダサ加減と
その、どうしようもない“下らなさ”と明解さがグッドです。
好き嫌いは激しく分かれるでしょうが
自分の子供のためだけに?キッズムービー作ったり
家庭崩壊しつつも大金使ってチープなおバカな映画作ったり
初心を貫いているのか、興味の赴くままなのか…
生真面目素直にダサいおバカ映画を作るロドちゃんの姿勢は微笑ましい。
今後も素直な映画バカを極めて欲しいですな。


B000OPOBHOエル・マリアッチ コレクターズ・エディション
カルロス・ガラルド コンスエロ・ゴメス ロバート・ロドリゲス
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2007-05-30

by G-Tools

デスペラード三部作のお得なパック。
ちゃんと特典映像もそれぞれ入っているのでおすすめです♪
3MY BOX デスペラード三部作パック
アントニオ・バンデラス カルロス・ガラルド ロバート・ロドリゲス
B000BVVFSY

ロバート・ロドリゲスのハリウッド頂上作戦
―23歳の映画監督が7,000ドルの映画でメジャー進出!

ロバート ロドリゲス Robert Rodriguez とちぎ あきら
4880082554

■ 監督:ロバート・ロドリゲス

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September 08, 2007

「フロム・ダスク・ティル・ドーン」

[DVD映画]★★★★★

懐かし〜いこの作品ですが、とにかく60分に注目!!!
いきなりの展開には何度観ても笑えてしまう…
誰にでもおすすめできる作品では無いですが
くだらな〜いバイオレンス&ホラー好きにはたまりません♪

__________

「フロム・ダスク・ティル・ドーン」
原題:FROM DUSK TILL DAWN

製作国:アメリカ(1996)
監督:ロバート・ロドリゲス
製作:ジャンニ・ヌナリメール・テパー
製作総指揮:ローレンス・ベンダー/ロバート・ロドリゲス/クエンティン・タランティーノ
原案:ロバート・カーツマン
脚本:クエンティン・タランティーノ
撮影:ギレルモ・ナヴァロ
編集:ロバート・ロドリゲス
音楽:グレーム・レヴェル
プロダクションデザイナー:セシリア・モンティエル

出演:
ジェイコブ・フラー(ハーヴェイ・カイテル)
セス・ゲッコー(ジョージ・クルーニー)
リチャード・ゲッコー(クエンティン・タランティーノ)
ケイト・フラー(ジュリエット・ルイス)
スコット・フラー(アーネスト・リュー)
地獄のサンタニコ(サルマ・ハエック)
フロスト(フレッド・ウィリアムソン)
セックス・マシーン(トム・サヴィーニ)
国境警備員/チェット・プッシー/カルロス(チーチ・マリン)

__________

なんと…劇場で観てから…はや10年ですか…
あの時は大勢で観て大爆笑♪
ヤングでは無かったけれど
もはや青〜い思い出ですな。
タラちゃん脚本×ロドちゃん監督のコンビは最強ですな。
しかも特殊メイクチームも原案からSFXまでがっつり絡んだ作品。
楽しげにぶっ飛んでます。

テレビ放映では以後、何度も観たけれど
DVDでちゃんと観るとやっぱりおもろい!最高〜!!
前半はまった〜りした変態バイオレンスものですが
60分すぎ!!!いきなりヴァンパイアもんへと大展開!!!!
ゲッコー兄弟とフラー一家の運命やいかに…

最初から最後まで冷静なジョージ・クルーニが素敵すぎ!
タラちゃんの変態&キレ具合も素敵!
ハーベイ・カイテルのおとっつぁんも
ジュリー・ルイスのキュートさも
チャイニーズ坊やの間抜けさもも
セックスマシンのおっさんも
おっぱい丸出しのね〜ちゃんも
怪物ちゃんたちのグロテスクさも
テンポの良さと下らなさで、思わず爆笑!!
応援系のバイオレンスホラー&下らなさは天下一品。
何よりもラストシーンが秀逸で好きなんですよ。

シリーズの続編2&3より
やっぱりコレなんだなぁ〜。
ロドちゃんのメイキングは面白いので
コレのメイキングとセットのスペシャル版を発売して欲しいな。
もちろん単品でもOKだけど…
ボックスセットは2&3が激しく要らなかったので買わなかったんですが
今を思えば買っておいても良かったのかしら…
というわけで只今再び、タラ×ロドちゃんにハマってまして…
というかむしろロドちゃんラブですな。
映画オタク…というか映画バカが
本気で作る映画はホントに下らなさもパワフルだわ〜!!!

ところでロドちゃん…
「シン・シティ」の続編、「グラインドハウス」のスピンオフもゼヒ作って欲しいけれど
オリジナルの「バーバレラ」のゆるいバカバカしさが
どう料理されるのか?????
ジェーン・フォンダを越えるキャスティングはなるのか???
ロドちゃんの「バーバレラ」も楽しみです。


B00005H3H0フロム・ダスク・ティル・ドーン
ジョージ・クルーニー クエンティン・タランティーノ ハーベイ・カイテル
東芝デジタルフロンティア 1999-04-23

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フロム・ダスク・ティル・ドーン
サントラ ジョージ・クルーニィ ブラスターズ
B00005G40A


フロム・ダスク・ティル・ドーン2
ロバート・パトリック ダニー・トレホ ブルース・キャンベル
B00005LA37

フロム・ダスク・ティル・ドーン3
マルコ・レオナルディ レベッカ・ゲイハート アラ・セリ
B00005LA38

■「グラインドハウス U.S.A.バージョン」レビュー
■監督:クエンティン・タランティーノ
■監督:ロバート・ロドリゲス

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September 01, 2007

「グラインドハウス U.S.A.バージョン」

[劇場映画]★★★★★

ロドリゲス&タランティーノ監督とその仲間達が作り出す
B級レトロで下らな〜いグラインドハウスワールドは、もう最高!!!
ゾンビ&スラッシャー好きの方限定でおススメ。
ゼヒこのバージョンでのDVD化を求む!!!


せっかくなので8/24〜8/31限定上映だった

『グラインドハウス』U.S.A.バージョンを観てきました!

料金¥3,000というのがネックでしたが
ロドリゲス&タランティーノ監督のマニアックな世界を
3時間11分思う存分堪能!!!大満足♪♪♪

映画『GRINDHOUSE/グラインドハウス』ポスター

コレってそもそもが両監督が
スラッシャー、セクスプロイテーション、ブラックスプロイテーション、
カー・アクション、マカロニ・ウエスタン、香港カンフー
などなどのB級を映画一緒くたに予告編と共に2〜3本立上映されていた
70年代の『グラインドハウス』ワールドを自分達で作っちゃおう!
と、本編2本と間に流れる予告編まで作って1作品にパッケージしたものだそう。
日本ではおそらく大人の事情で
ロバート・ロドリゲス監督の「プラネット・テラー」
クエンティン・タランティーノ監督の「デス・プルーフ」
をそれぞれ再編集して単品公開されるのですが
せっかくならこのU.S.A.バージョンをと最終日の最終回に鑑賞。

何と言ってもフェイク予告編が観たいじゃないですか!

深夜ですが…満員。(予約しておいて良かった)
パンフレットも売切れ、プレゼントとやらも引換券だし、ショップも閉まるし…
今ひとつの劇場対応でしたが座席も観やすく小さめのスクリーンもそれっぽいし
何よりもファン達のノリが最高でしたね♪
前後左右お兄ちゃんの笑い声といい、拍手といい、
ワタシが目立たず助かりました(汗)感謝です♪♪

 
1. フェイク予告編 「マチェーテ」 ロバート・ロドリゲス監督
2.『プラネット・テラー アメリカバージョン』 ロバート・ロドリゲス監督
3. フェイク予告編 「ナチ親衛隊の狼女」 ロブ・ゾンビ監督
4. フェイク予告編 「Don't/ドント」 エドガー・ライト監督
5. フェイク予告編 「感謝祭」イーライ・ロス監督
6.『デス・プルーフ アメリカバージョン』 クェインティン・タランティノ監督


の順序でテンポも宜しく下らな〜い予告編開始と共に爆笑♪
ホントに贅沢にも良く出来たフェイク予告編は観てよかった!!!
フェイク予告編なのに、某有名俳優さん達が出演していたり
とにかくグハハ…とバカウケ状態でしたよ。
どうやら最初の「マチェーテ」だけは
単品上映の『プラネット・テラー』でも上映されるそうなのでお楽しみに。

ちなみにプリント数の少ないインディーズ映画にありがちな
プリントの派手な傷、飛び、ブレ、リールごと紛失…
までもが、本編にもフェイク予告編にも緻密に再現されているのも
なかなかオツでした。
昔は学園祭や自主映画上映なんかで、フィルムが燃えたりしてましたもんねぇ〜


さて…本編達を軽く紹介

『プラネット・テラー アメリカバージョン』もう最高!!!
ゾンビ映画なのでダメな方は最悪でしょうが
お約束もきっちり守つつ、タイミングもバッチリのとにかく下らないネタがイイ!!!
そして何といっても…見所はチェリーちゃんの武器、片足マシンガンですな(爆)
タラちゃんの“変態”っぷりもおさえておきましょう。
あ、ブルース・ウィリスの情けない姿
某ドラマで活躍していたナヴィーン・アンドリュースにも注目!!!
『フロム・ダスク・ティル・ドーン』を越えるバカバカしさでした。

映画『グラインドハウス/プラネット・テラー』ポスター 映画『グラインドハウス/プラネット・テラー《黄》』ポスター

オリジナル・サウンドトラック「プラネット・テラー in グラインドハウス」
サントラ ローズ・マッゴーワン
B000UJAOV6

そして…

『デス・プルーフ アメリカバージョン』がこれまた素晴らしい!!!

まった〜りした女の子達のバカバカしい会話が進み
ゆる〜い展開に飽きた頃…
突如カーアクション&スラッシャーものへ急変!!!
もちろんタラちゃんならではの復讐劇&オタクネタも満載で
ラストには館内大拍手!!!!!
物事の二面性を上手く利用し極端にバカバカしく描いていますな。
何よりもゾーイさんとキム姐さんが素敵すぎるのと
スタントマン・マイクに扮するカート・ラッセルの切ない瞳〜(笑)
『プラネット・テラー』に出演していたアノ人やコノ人もご登場と
これも見所であったりします。

映画『グラインドハウス/デス・プルーフ』ポスター

デス・プルーフ in グラインドハウス
オリジナル・サウンドトラック
B000TGIQWE

とにかくエロ、グロ、ナンセンス、バイオレンス満載でもちろんR指定。
誰にでもおすすめ出来るものではありませんが
ロドリゲス&タラちゃん&B級映画好きの方には
両作品超おすすめ〜!!!
どちらも力強い女性達とそんな女性達に弱〜い男達を
バカバカし〜く描いております。


気が早いですが、これらの作品のDVDは
フェイク予告編を入れた
このU.S.A.バージョン完全版とかで発売して欲しいですね。
絶対買いますから…ゼヒ!!!

_________________

「グラインドハウス U.S.A.バージョン」
原題:GRINDHOUSE

製作国:アメリカ(2007)
映倫 R-15

監督:ロバート・ロドリゲス/クエンティン・タランティーノ他
脚本:ロバート・ロドリゲス:「プラネット・テラー」&「マチェーテ」
   クエンティン・タランティーノ:「デス・プルーフ」
撮影:ロバート・ロドリゲス「プラネット・テラー」&「マチェーテ」
   クエンティン・タランティーノ「デス・プルーフ」
出演:

「プラネット・テラー」
ローズ・マッゴーワン:チェリー
ブルース・ウィリス:マルドゥーン
フレディ・ロドリゲス:レイ
ジョシュ・ブローリン:ブロック医師
マーリー・シェルトン:ダコタ
ジェフ・フェイヒー:JT
ステイシー・ファーガソン:タミー
ナヴィーン・アンドリュース:アビー
マイケル・ビーン:ヘイグ保安官
レベル・ロドリゲス:トニー
ジュリオ・オスカー・メチョソ:ロミー
ニッキー・カット:ジョー
エレクトラ・アメリア・アヴェラン
エレクトラ・イザベル・アヴェラン
トム・サヴィーニ
カルロス・ガラルドー
マイケル・パークス
クエンティン・タランティーノ

「デス・プルーフ」
カート・ラッセル:スタントマン・マイク
ロザリオ・ドーソン:アバナシー
ローズ・マッゴーワン:パム
シドニー・ターミア・ポワチエ:ジャングル・ジュリア
ゾーイ・ベル:ゾーイ
マイケル・パークス:アール
メアリー・エリザベス・ウィンステッド:リー
ヴァネッサ・フェルリト:アーリーン
ジョーダン・ラッド:シャナ
トレイシー・トムズ:キム
マーリー・シェルトン
ニッキー・カット
イーライ・ロス
クエンティン・タランティーノ:バーテンダー

「マチェーテ」
ジェフ・フェイヒー
ダニー・トレホ
チーチ・マリン

「ナチ親衛隊の狼女」
ウド・キア
シビル・ダニング
シェリ・ムーン・ゾンビ
ニコラス・ケイジ

「Don't/ドント」
マシュー・マクファディン
ケイティ・メルア
ジェイソン・アイザックス

「感謝祭」
ジェフ・フェイヒー
ジョーダン・ラッド
マイケル・ビーン
ティム・ロビンス

「グラインドハウス」オフィシャル・サイト
_________________

2008/3/21にUSAバージョンのDVD-BOX発売決定!!

B0011DTTC0グラインドハウス コンプリートBOX(初回限定生産)
ゾーイ・ベル ロザリオ・ドーソン クエンティン・タランティーノ
ジェネオン エンタテインメント 2008-03-21

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グラインドハウス映画入門 (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)
4862481906

グラインドハウス ~デス・プルーフ&プラネット・テラー~ ビジュアル&メイキングブック
エンタテイメント書籍編集部
4797344636

■「グラインドハウス U.S.A.バージョン」レビュー
■監督:クエンティン・タランティーノ
■監督:ロバート・ロドリゲス

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April 11, 2006

「ソウ2」

[DVD映画]★★★☆☆

なかなか面白いと評判だったので、期待大!
「ソウ SAW」の続編としては及第点!!!
ジグソウのクールな眼差しと相変わらずの痛〜いゲームにはもうクラクラ…。
しょっぱなからアタタタタ…もう痛すぎ!!

前作の監督・脚本を担当したオーストラリアの若い二人、
ジェームズ・ワンとリー・ワネルは今回は製作総指揮に。
監督はダーレン・リン・バウズマン。
2005年アメリカで制作されたシチュエーション・スリラー「ソウ」の続編!!
ちなみに今回も、ほとんどスタジオとその近辺でのロケのみだったという、
やはり低予算で制作されたらしい「< stong>ソウ2」。

マイケル(ノーム・ジェンキンス)が目覚めると、
暗いビルの一室に監禁されている事に気付く。
しかも頭と体にはとんでもない“器具”が取り付けられており、
身動きがとれない。
目の前に映し出されたモニターには怪しいヒ人影と眠っている自分の姿。
そう、ジグソウのゲームがまた開始されたのだ。

元刑事で今は警察に内勤のエリック・マシューズ(ドニー・ウォールバーグ)は、
鑑別所にいた息子ダニエル(エリック・ナドセン)を引き取りに行った。
心とは裏腹に巧く接することが出来ない。
そんな彼に、元同僚の女刑事ケリー(ディナ・メイヤ)から連絡が入る。
彼の知人のマイケルが殺されたというのだ。
しかも、エリックの名前が名指しで現場にあるという…
ジグソウ(トビン・ベル)に挑戦状を突きつけられたエリック達は、
ついに彼のアジトを見つけ、あっさりジグソウ逮捕となったのだが、
そこにあるモニターには捕われた8人の人物…
その中には…そう、エリックの息子のダニエルの姿があったのだ!
新たなジグソウのゲームがまた始まっていた!!!
8人は2時間以内にゲームに勝ち抜き、
解毒剤入りの注射器を手に入れなければ、
毒ガスによって命を落とすという。
さて…彼らとエリック、そして末期ガンのジグソウのゲームの結末は???

監禁された8人は…
・まだ若いティーンエイジャーのダニエル。
・これまで唯一ジグソウとのゲームに勝ち生き残った女性
 アマンダ(ショウニー・スミス)
・腕力だけは強いマッチョマンのサヴィエル(フランキー・G)
・クールでタフな中に優しさを持つ黒人男性のジョナス(グレン・プラマー)
・セクシーで孤高なジャンキー・レディ、
 アディソン(エマニュエル・ヴォージア)
・精神的に弱くやたら隅っこで叫ぶローラ(ビヴァリー・ミッチェル)
・パーカーのフードを深くかぶったヤクの売人オビ(ティム・バード)
・油ギッシュなファットなおやじガス(トニー・ナッポ)
彼らの共通点がゲームの大きな鍵。

「ソウ」の、あの最後まで悩まされる緻密さに比べると、
かなり読める展開で、ストーリーが今ひとつなのと、
登場人物と場面展開が多くて感情移入しにくいので、
精神的にというよりも見た目に痛い…。
しかしながら勢いと残酷度は、見事にパワーアップ!!!

痛々しいマイケルくんの目。
銃で撃たれ、
焼却炉で燃やされ、
神経ガスでやられ、
注射器にまみれ、
手首をザクザク…etc

しかも今回は、非常に病人っぽいジグソウの素顔…
あの冷た〜い視線を嫌というほど拝むはめになる。
新たにこれまでの経緯も明らかにはなるのだが、
今回も、非常に自分勝手な理由だ。

ヒントが今回はどんどん出てきて、途中で予想が確信に近づくので、
最後の衝撃は前作より少ないかも。
結局解明されない謎解きにごまかされてしまうけど、
やはり“ルールに忠実”なジグソウなのだ。
「なるほど〜、やっぱりね〜」と、思わず唸るが、
途中で放り出された伏線と謎、更に続く…そんな感を出し過ぎで、
ラストは何だかモヤモヤと後味悪い。
 
とはいえそれなりには楽しめ、B級テイスト満点!
続編としては及第点はとれているだろう。
拷問的に痛い仕掛けはさすがジグソウ!!
そう…ヤツは“自ら手を下さず最前列で鑑賞するのを好む”!
 
[特典]
・監督らによるオーディオ・コメンタリー
・予告編

ソウ2 DTSエディション
ドニー・ウォールバーグ ダーレン・リン・バウズマン ショウニー・スミス
B000DZI63U

ソウ&ソウ2 ツインパック (初回限定生産)
ケアリー・エルウェズ ジェームズ・ワン ダニー・グローヴァー
B000DZI644

「ソウ2」オフィシャルサイト
 
■映画「ソウSAW」レビュー

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January 31, 2006

「あゝ!一軒家プロレス」

[DVD映画]★★★☆☆

個人的に好き!期待以上の出来!!
故、橋本真也氏の真剣な表情がなかなか素敵だった!!!
強くて可愛いいソニンゃんにもグッとくる。
一部のプロレス・ファンなど人によってはかなり楽しめるかと思う!!!!!

製作・企画が高橋がなり、原案はテリー伊藤、監督は久保直樹という
特殊な感じの濃いメンツ。
ソフト・オン・デマンドの初の一般映画制作の作品らしい…。
でも、エロさを期待してはダメ。
大真面目に下らな〜い“格闘ゲ−ム的人情ドラマ”が見事に繰り広げられている、
TVスポットがとっても気になっていた2004年公開の「あゝ!一軒家プロレス」。

人気プロレス団体“ZERO”の看板レスラー獅子王耕太(橋本真也)。
彼の愛妻、麻美(粟田麗)の夢である念願の一軒家がついに完成!
その白い豪邸で新築完成パーティが行なわれていた。
最上階の部屋では白いピアノを弾く麻美。広い家ではしゃぐ息子。
続々とやってくる客を接待しているのは、
マネージャーで麻美の妹の石塚那美(ソニン)。
そこへ、獅子王の成功に一役かっているテレビ局プロデューサー山路(佐野史郎)、
招かざる客、獅子王と因縁深いマーク・一条(ニコラス・ペタス)がやって来る。
この一条がふっかけ、若手レスラー達が喧嘩を始め、
とんでもない大乱闘に発展した上、爆弾まで仕掛けられ、
まだ莫大な金額のローンが残っているにも関わらず、
夢のマイホームが一瞬にして崩れ去ってしまった!
麻美の命は無事だったが大怪我で入院。
愛する妻の病気を治すため、またマイホームを再建するための資金を作るべく
無理なスケジュールでの興業を組むわ、レスラー達への給料もままならないわ、
興行主に払うお金も無くなるわ…レスラー達も逃げ出す始末。
そんな所へテレビ局プロデューサーの山路が“おいしい話?”を持ってきた。
今建築中の家をテレビ局が出資して完成させ、
その屋敷内で“殺人プロレス団体”と試合をし実況放送する。
“ZERO”が勝てばその家は獅子王のものにしてやるというのだ。
一度は断ったこの極悪なレスラー達との試合。
でも麻美の奇病は酷くなる一方…
ついに獅子王はこの“おいしい話”に乗る決意をする。
さぁ!どうなる?“ZERO”と獅子王一家!!!

* * * * * * * * * * * * * * * *

『もしも〜わたしが〜家をたてたなら〜♪』
そう、あのメロディーを白い家の白い部屋で白いピアノを弾く麻美さん(笑)。
清楚で美しい妻のために建てた豪華な白い一軒家。
これのために繰り広げられるとんでもない大珍事&大格闘!
レスラー達によってボロボロにされる部屋。
鳩時計に仕組まれた爆弾!
崩れ去る…ああ!マイ・ホーム!!

“ZERO”という団体名に、まずムフッ♪
「もっとちゃんとショーをやれ!」と怒る橋本にジ〜ン。
おちぶれてゆくプロレス団体の妙にリアルなエピソードあり、
トイレでの大格闘、遊廓まがいのタイコ橋や電気風呂、
シャンデリアのあるガラス張りルーム
“ZERO”のためにお手伝いする二人組の無茶なファイト…などなど
ありえない場所での小道具もり沢山のとんでもない格闘が満載♪
人を選びすぎるが、端切れのよい潔さがなかなか好感の持てる作品。
思った以上の出来で意外と凝ってると思ったら
制作費5億円って? 本当か??

獅子王演じる橋本の生真面目な演技、
金髪の人だの、プレデターだの、妙に演技の上手いニコラス・ペタスだの、
人魚病(そりゃなんじゃ?)の皮膚がメリメリッと剥がれるトコロ、
ソニンのムキムキの戦闘シーンとカプッと獅子王を噛むあたり、
が各種マニアにはたまらないかも。
義妹の義兄への道ならぬ密かな愛にもジ〜ンとくる。
とにかくソニンちゃんが健気で可愛いのなんの…。
怪し気な医者と現場監督役の浅草キッドのお二人、
こき使われるラーメンズの人、視聴率に情熱を注ぐP役の佐野史郎、
あのシチュエーションで妙に浮く感じ。
これがまた嘘っぽくてサラッと観ることが出来る。
セリフで「大ボス」って言えてしまうところがいいな。

ストーリーはベタな B級ながら、テンポの良さといい、
所々の気の利いた演出といい、格闘シーンといい、
あまりにも下らな〜いラストシーンといい、心地よくつっこめるので、
個人的には「いかレスラー」よりはこちらがツボ。
橋本さんのご冥福をお祈りしつつ、気持ち良く鑑賞完了♪
 
あゝ! 一軒家プロレス
ソニン 久保直樹 橋本真也
B00076RFT6

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May 03, 2005

「SAW ソウ」

[DVD映画]★★★★☆

なんて緻密に仕組まれているのだろう!
いたる所は伏線だらけで一瞬も気が抜けない。
人間不審に陥ると共に、衝撃のラスト。
そして観たあとじわじわ効いてくるあの場面この場面…。
すっかり監督と犯人の術中にはまっている。

オーストラリア出身の公開時27歳という若者2人組、
監督・原案は本作で長編デビュのジェームズ・ワン、
同じく原案・脚本・主演を兼任したリー・ワネルによる衝撃のダーク・スリラー!!!
低予算、短期間で撮影・制作したというイキの良い作品だった。
音楽はナイン・インチ・ネイルズなどのプロデュースを手掛ける
チャーリー・クローザー
ヘヴィーなサウンドや時には少しセツなさもあるメロディがこの映画にぴったり。
2004年のサンダンス映画祭で評価され、話題になったのも頷ける「SAW ソウ」。
 
以下結末は書きませんが若干ネタバレ有り。
これから観る方はこの先を読まない事をお勧めします。

暗闇のなかで青い光が動く。
「俺は死んだのか?」
溺れそうになりバスタブの中で目を覚ました1人の男アダム(リー・ワネル)。
そして…もう1人男ゴードン(ケアリー・エルウェズ )の声。
スイッチを見つけて明かりをつけると…そこは汚れた古いバスルームだった。
二人は部屋の両端にそれぞれ片足を太い鎖で繋がれ、動けない。
そしてその中央には、頭部を撃ち抜いた血まみれの死体が転がっている。
状況をなかなか把握出来ない彼等は、
混乱しながらも、この密室のあちこちにメッセージを見つける。

それぞれのポケットに入っていた
“PLAY ME”と書かれたテープ。
中央の死体からテープレコーダーを抜き取り、再生すると
アダムには「この地下室でお前は死ぬ。今日自分の死を見るか、うまく逃げ出すか…」
ゴードンには「6時までにアダムを殺さないと家族を殺しあんたもここで朽ち果てる」
と、ある“ゲーム”の開始を宣告する声。
しかもゴードンの妻アリソン(モニカ・ポッター)と
娘ダイアナ(マッケンジー・ヴェガ)の命も犯人の手中で危機にさらされている。
完璧な人生だったのに…誰が何のためにこんな事を?
そしてどうすれば皆が生き残る事が出来るのか?
これまでの経緯を思い出し、あらん限りの神経を使い、
この『生死のゲーム』に勝つための方法を探し出さねばならない。
二人の記憶や犯人からのメッセージから徐々に現れててきたのは
ある種の人間を選びだし監禁し、それぞれを制限時間ありの危機的状況、
生死の狭間に置きプレイさせる恐怖の『ゲーム』を利用した連続殺人事件。
直接は手を下さず、犯人の指示する極めて困難なルールに従い、
その『ゲーム』をクリアせなければプレイヤーには死が待っている…。
医者であるゴードンはこの事件の容疑者として一度尋問されていた。
今までの生還者は1人のみ。
この連続殺人事件の犯人を執拗に追い続けた
タップ刑事(ダニー・グローヴァー)と相棒シン(ケン・レオン)刑事。
判明したゴードンとアダムとの微妙な接点…。
タイムリミットが迫り極限状態から脱するために…彼等が行った事は!!!

シーンや写真のフラッシュバック画像や極端な早送り映像が多用され、
回想シーンと現実を交差させながら、ちらばった情報と時間経過を融合させていく。
最初から最後まで多くの謎、先の読めない展開で、緊迫感と共に一気に突き進む、
後味の極めて悪い、ジェットコースター的な室内アトラクションのようだった。

彼等がこの『ゲーム』に選ばれた理由を理解し
犯人が彼等に求める真意をとらえ事を行わなければクリア出来ない
ある種偽善的でもある犯人の身勝手な規則に従わせるこの殺人『ゲーム』。
第1のプレイヤーは自殺遍歴のあるポールでカミソリワイヤーで死亡
第2のプレイヤーは放火魔のマークでロウソクの火で焼死
第3のプレイヤーアマンダ(ショウニー・スミス)が唯一の生還者
ジャンキーだった彼女は「彼には感謝している」と言う。

・死体が持っていたテープレコーダーと拳銃
・犯人からのメッセージテープ
・2本のノコギリ
・一発の弾丸
・2本のタバコ
・携帯電話
・カメラ
・写真
・鍵
・ハート
・X
・?
・時計
・病院
・暗闇
・生と死
・ペンライト
・最前席
・マスク男
・ジブソー・パズル
・タイトル“SAW”の意味

全ては映画で語られているはずなのだが、
衝撃的でラストシーンにノックアウトされた後、
前述のとおり、自らこの映画の迷宮に入り込んでしまう意外と深い作品。
心臓にも精神的にも悪いが古典的かつ斬新的な部分があるので
あれこれ勘ぐるのが面白い。
まさか、○○が××だったなんて…!!!
そしてやはり、◇◇は皆強い!
映画「オールド・ボーイ」もそうだったが、
日々の言動には気をつけなくては…。

特典映像
・ジェームズ・ワンとリー・ワネルによるコメンタリー
・トレイラー
・主題歌ミュージック・ビデオ
・ミュージック・ビデオのメイキング

必ず観賞後に観よう!
若干ネタバレ有りのオフィシャルサイト
http://sawmovie.jp/

SAW ソウ DTSエディション
ケアリー・エルウェズ ジェームズ・ワン ダニー・グローヴァー モニカ・ポッター

サウンドトラック
SAW
フロント・ライン・アッセンブリー チャーリー・クローザー フィア・ファクトリー
SAW

ノベライズ
ソウ—SAW
行川 渉 James Wan Leigh Whannell

by G-Tools

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April 16, 2005

「オールド・ボーイ」

[DVD映画]★★★★☆

こりゃ凄い!
評判どおり。なかなか見応えのある作品だった「オールド・ボーイ」。
チェ・ミンシクの凄みのある演技は絶品!
最近観た韓国映画の中でも傑作のうちの一つだ。

監督・共同脚本は「JSA」のパク・チャヌク
出演は「シュリ」のチェ・ミンシク、「春の日は過ぎゆく」のユ・ジテ
「バタフライ」のカン・ヘジョン
音楽はチョ・ヨンウクのプロデュースで
若くして素晴らしい才能を発揮しているイ・ジス
チェ・スンヨン、シム・ヒョンジュンの3人の作曲家で3人の人物を描き競作。
2004年のカンヌ映画祭でグランプリを受賞。
とにかく前情報無しで観て楽しもう!!

以下結末は書きませんが若干ネタバレ有り。
これから観る方はこの先を読まない事をお勧めします。

冒頭、とある雨の日。
まるで新橋の酔っぱらい状態の極々普通のサラリーマン、
オ・デス(チェ・ミンシク)は、
妻と幼い娘の待つ我家へ娘の誕生日祝いの天使の羽のプレゼントを買い、
電話ボックスで“帰るコール”をしていた所を、
紫の傘を持った男達に誘拐され狭い小部屋に監禁される。

いったい誰が、何の目的で?

何故監禁されているのか不明。
外は見えず場所も分からない。
食事や身の回りは世話される。
ただ…テレビの試聴は可能。

そこでオ・デスは自分が妻殺しの容疑者になっている事を知る。
孤独との戦い。蟻にまみれる妄想。謎のガス。催眠術師の女。
いつしか彼はは自力で脱走すべく鍛え始めるのだ。
そして…15年が過ぎた時…
突然解放された。

お前は誰だ?何故俺を15年も監禁した?

持たされていた携帯電話に謎の男からメッセージがあり、
一軒の寿司屋に入ったオ・デス。
そこにいた美しい手の冷たい女の板前ミド(カン・ヘジョン)と共に、
犯人を探す事になるのだが、これすらも犯人が仕組んだ罠だった…。
妻を殺され15年の自由を奪われた復讐に燃えるオ・デスは、
監禁時に与えられた餃子を作った店を探し食べ歩き、
ついに監禁された場所を突き止めた。
そんな彼等の前に現れた謎の男ウジン(ユ・ジテ)は、
お互いの命を賭けた“ゲーム”を強制。

5日以内に謎を解き明かせ。解き明かせなければお前を殺す。
 解きあかせば…オレが死んでやる。

もはや、オ・デスは監禁した犯人を突き止め復讐するしかないではないか!!!

どうして監禁されたかではなく、どうして解放されたか。
オ・デスの舌は喋り過ぎた。
今までの人生を復習しろ。そして思い出せ。

オールド・ボーイ=卒業生。15年の意味。
情報を集め、無くした記憶をたどり、自らの軌跡をたどり、
思いもかけない事実にたどりついた時、
オ・デスはおぞましい新たな事実を知る事となる…。

“まさかこんな商売が!”“復讐しあう?”
というアイデアがとにかく素晴らしいと思ったら、
1996年から1998年にかけて「漫画アクション」連載されていた漫画、
オールド・ボーイ —ルーズ戦記土屋ガロン・作/嶺岸信明・画が原作。
おそるべし!日本コミック界のパワー!!
そしてこれをパク・チャヌク監督に勧めたのが、
殺人の追憶」のポン・ジュノ監督だというではないか!!!
さすが…サブカル・オタク!やっぱりセンスが良い。

さて映画だが、もちろんこの面白い設定だけではなく、
伏線を含め非常に上手く作られている。
オープニングからエンディングまで細部に凝りまくった濃密な映像。
更に語り口とテンポの良さ。
模索しながら少しずつ掘り進むトンネルが一気に開通した時の衝撃。
重いテーマをちゃめっけでカバーした演出がニクイ。
まず、オ・デスのダメおやじから進化した魅力的なドレッド風ヘア。
自主筋トレとイメージ・トレーニングで強化された怒るオ・デスのファイティング!。
トレードマークのハンマーの差す先、赤いライン。
韓国ではなかなかめずらしいベッド・シーン。
催眠ガスで眠る彼等を切なげにガスマスク着用で眺めるストーカー野郎。
監禁部屋探しの餃子の食べ歩きはなかなかツボだった。
何より必見なのはチェ・ミンシクの役者根性の入った肉体改造と迫力の怪演!!!
そして、激痛・グロテスクシーンが意味深げに多用されている。
“あんな生き物”を生で食べたり、
“こんなもの”をスポンと抜いたり
“まさかのそんなもの”をジョキッとなど…
アタタ…なシーンには要注意!。

傷ついたものに復讐は最高の薬だ。やってみろ。

だが、復讐の先にあるものは明るい未来であるわけが無い。

獣のような自分だが、生きているいる価値があっても良いではないか

舌は災いのもと。だがまさか“あんな理由で…”とは!!
男女の愛。家族の愛。親子の愛。究極の愛。
どこかで歪んでしまった愛情はその歪みが大きい程、
狂おしく、より激しく突き進む。
重い…重すぎる!!!
それでありながら、確認のためにもう一度観たくなる、濃厚な一本。
 
オフィシャル・サイト
 ↓
http://www.oldboy-movie.jp/

オールド・ボーイ プレミアム・エディション
チェ・ミンシク パク・チャヌク ユ・ジテ カン・ヘジョン

by G-Tools

切なく印象的なワルツが良かった!
オールド・ボーイ オリジナル・サウンドトラック(CCCD)
サントラ

原作コミック
オールド・ボーイ —ルーズ戦記
土屋ガロン 嶺岸信明
オールドボーイ—ルーズ戦記 (1) オールドボーイ—ルーズ戦記 (2) オールドボーイ—ルーズ戦記 (3) オールドボーイ—ルーズ戦記 (4) オールドボーイ—ルーズ戦記 (5) オールドボーイ—ルーズ戦記 (6) オールドボーイ—ルーズ戦記 (7) オールドボーイ—ルーズ戦記 (8)

オールド・ボーイオフィシャルブック
メディア出版部

ノベライズ
オールド・ボーイ
大石 圭


 
■コミック「オールド・ボーイ —ルーズ戦記」レビュー
 

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January 17, 2005

「ストレート・トゥ・ヘル」

[DVD映画]★★★★★

まさに、地獄へまっしぐら!!
とにかくバカバカしくてテンポの良いB級お遊びムービ!
1987年イギリスの作品「ストレート・トゥ・ヘル」。
シド・アンド・ナンシー」「ウォーカー」「レポマン」などの
パンク・ムービーの巨匠?であり、
日本のテレビドラマ私立探偵 濱マイク 11話「女と男、男と女」も担当した、
アレックス・コックス監督によるマカロニ・ウエスタン。
共同脚本はこの作品に出演もしているディック・ルード。
サイ・リチャードソンジョー・ストラマーディック・ルード、コートニー・ラヴ、
デニス・ホッパージム・ジャームッシュエルビス・コステロ
グレイス・ジョーンズザ・ポーグス etc…豪華俳優とミュージシャン多数出演。
出演ミュージシャン達によるサントラの音楽もマッチし、
見事に遊び心満点の痛快なマカロニ・ウエスタ風コメディに仕上がっている
この作品は、18年たってもまだ笑えるので、ひょっとして名作なのか?

おまぬけ銀行強盗4人組み、
冷静沈着なボス、ノーウッド(サイ・リチャードソン)
クールだがヤサ男のシムズ(ジョー・ストラマー)
可愛い系キレ・キャラ、ウィリー(ディック・ルード)の3人の殺し屋と、
妊婦でノーウッドの妻ヴェルマ(コートニー・ラヴ)
彼等は逃走中に砂漠のまん中の危険な香りのする荒くれ者の町、
エル・ブランコにやって来た。
この町のボス、マクマホンの部下エンジェル・アイズ(スパイダー・ステイシー)と
ブルーノ(シェイン・マクガウナン)と決闘の最中、
マクマホンを狙う賞金稼ぎのジャーマンを撃ち殺したので、
彼らはこの凶暴でコーヒー好きのマクマホン一家に恩を受ける事になった。
ところが、町に入る前に埋めた盗んだ金の事がバレてしまい、
マクマホン一家はあの手この手で場所を聞き出そうとし始める…。

夫のバイクを洗うのに何というポーズ!!
町の雑貨屋の嫉妬深い夫ジョージ(ミゲル・サンドヴァル)の
妻フェビーヌ(ジェニファー・バルゴビン)の野性的な色気に魅せられるシムズ。
そのシムズも、車のオイルでリーゼントをなでつけるあたりも男の色気ムンムン。
彼等の激しすぎるキスシーンは忘れられない。
マクマホンを率いるフランク(ビフ・イエーガー)の
妻レティシア(スー・キル)にも「抱きな」と脅されやっちゃう色男。
娘ルイーズ(ミシェル・ウィンスタンレー)との純愛を信じるウィリーくん。
妊婦ヴェルマはマクマホンに誘惑され、どうやら4人組みがバラバラに…
それを冷静に見ているノーウッド。
ある日、マクマホンのグランパ(ジム・ファイナー)が、孫娘サブリナに殺され、
これ幸いと大銃撃戦が開始された!!!

この町に立ち寄る怪しいファーベン夫婦(デニス・ホッパー、グレイス・ジョーンズ)
そして誰もが恐れるデイド(ジム・ジャームッシュ)、
パンクなアイリッシュ・ロック・バンド、ザ・ポーグスの面々、
ウインーぼうやカール(ザンダー・シュロス)に執事(エルビス・コステロ)、
銃をかついだいかつい牧師(ザンダー・バークレー)、
キュートで美しくそして誰よりも恐ろしい女達!!
キャラクターと俳優陣が濃いのなんの…
そして、やはり思うのは女は強いぞ、恐るべし生命力!!!

そして、嬉しいのが映像特典「バック・トゥ・ヘル」が約束通り?
約26分も収録されている事だ。
公開当時のエンディングで“Coming soon…”となっていたが、
14年後やっと実現されたわけだ!!
これは監督が撮影・製作当時の関係者にインタビューしてまわったドキュメント映像。
かなりのスタッフと出演者が熱く語る涙もの。故ジョー・ストラマーの晩年の姿も。
予算の無いスペイン・ロケのエピソードと共に、
お遊び感覚で作られたなれそめが堪能出来る。やはり…、このヌケはそれだったか…。
おバカ映画やロック好きには超おススメの逸品。
そいうえば、ザンダー・バークレーって、「24」のシーズン1と2に出演されていた
“あの人”。どこかで観たと思ったらこれだったか!!!
 
ストレート・トゥ・ヘル
サイ・リチャードソン アレックス・コックス ジョー・ストラマー 
ディック・ルード コートニー・ラブ デニス・ホッパー

大変よく出来たサウンドトラック
ストレート・トゥ・ヘル
ザ・ポーグス ジョー・ストラマー マクマナス・ギャング


関連音楽:出演アーティストのアルバム
Very Best of the Pogues グローバル・ア・ゴーゴー ベスト・オブ・エルヴィス・コステロ 

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November 05, 2004

「チャイニーズ・ブッキーを殺した男」

[DVD映画]★★★☆☆

コズモ役のベン・ギャザラがシブイ。
1978年のジョン・カサベテス監督の「チャイニーズ・ブッキーを殺した男」
ストリップ・クラブに夢を懸けた男の姿をリアルに描いた作品。

ロサンゼルスの裏通りにあるストリップ・クラブのオーナー、
コズモ(ベン・ギャザラ)は踊り子達も演技に口うるさい。
彼は、このストリップ・クラブを最高のものにしたいのだ。
ところが、ポーカーで大負けしたコズモはマフィアに借金を作ってしまう。
そして、借金を帳消しにする代わりに、
暗黒街のボス"チャイニーズ・ブッキー"を殺せと持ちかけられたのだ。
選択の余地が無いコズモはこの計画に参加するのだ。

コズモの追い詰められあせる感じ、緊迫感が生っぽく伝わる。
やはりカサベテスはこの辺りがたいへん上手い。
ストリップ・クラブで働く人々を細かく描いており、
(これがちょっとたるいのだが)
裏社会をリアルに表現している。

とはいえ、カサベテスの作品の中では、
非日常的な感じがするからか、
ちょっと客観的に観てしまう作品である。

チャイニーズ・ブッキーを殺した男 【TBD-1059】 =>20%OFF!《発売日:02/05/24》
チャイニーズ・ブッキーを殺した男

■監督:カサベテスファミリー・カテゴリー

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October 20, 2004

「キル・ビル Vol.2」

[DVD映画]★★★★☆

先日のVol.1に続きVol.2を。
元いた暗殺集団に裏切られ幸せを壊された、ザ・ブライドの復讐を描いた
ヴァイオレンス映画の第二部である「キル・ビル Vol.2」
監督・脚本は鬼才・天才・変態クエンティン・タランティーノ
2004年のアメリカの作品。

前回はアメリカ→日本での復讐を果たしたザ・ブライド(ユマ・サーマン)。
次なる標的はビルの実弟バド(マイケル・マドセン)。
テキサスの荒野へのバドが寝泊りしているトレーラーハウスへ向かうのだが…。
中国拳法の達人パイ・メイ(ゴードン・リュー)の修行を思い出し、
何とか窮地を脱したブライドは、
最終目的の元師匠でありボスであり恋人であった
ビル(デビッド・キャラダイン)への復讐に向かう。
しかし、そこには何と娘が?!

「ザ・ラブ・ストーリー」というだけあって、
今度は愛憎入り乱れての超接近戦。
狭いトレーラーや室内などでの少人数での決闘となる。
その分、対する人物に対する感情も明解になるわけだ。
哀愁のある丸い人間になってしまった、それでも抜け目のないバドへの復讐。
エル・ドライバーとの女の嫉妬を含んだ醜い対決。
そして…ビルとの決闘!。

もちろん『復讐』へと至る謎も明らかに。
そりゃこんな怖い姉さんをそんな目にあわせたら怒るわ…。
ただし前回のただただ怒るブライドでは無い。
今回は、少女の様だったり、母の様だったり、
恋に愛に生きるザ・ブライド=キドーが描かれる。

生き埋めシーンでの妙なリアルさがツボに入った。
が、あきらかに現実離れしたパイ・メイとの修行シーン。
Vol.1のジョニー・モーに続き拳法の達人パイ・メイも
ゴードン・リューが演じている。
今回は「燃えよ!カンフー」「少林寺36房」へのオマージュ満載。
とはいえデビッド・キャラダインはVol.1から顔は見えずとも出演してますが…。
更にこの作品、1人2役も多く、
前回保安官だったマイケル・パークス
がまたとある人物でご出演。
気に入ったらとにかく熱く使いまくるタラちゃんなのでした。

今度のシメの『怨み節』…♪。
今回はマリアッチとかメキシカンな感じにして欲しかった。
さすがにちょいと浮き過ぎ。前回とのつながりだとせめてオープニングとか。
まあ、好きなものはしょうがないか。

キル・ビル Vol.2
キル・ビル Vol.2

キル・ビル Vol.2 プレミアム BOX
キル・ビル Vol.2 プレミアム BOX
 

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October 17, 2004

「キル・ビル Vol.1」

[DVD映画]★★★★☆

結婚式当日にすべての幸せを奪われた女性殺し屋の、
復讐に燃える活躍を描いたヴァイオレンス映画の第一部。
監督・脚本は鬼才・天才・変態クエンティン・タランティーノ
2003年のアメリカの作品。
先日DVDで「キル・ビル Vol.2」が発売になり、ツインパックを購入。
「キル・ビル Vol.1」から改めて観なおし。

毒ヘビ暗殺団で最強と言われたザ・ブライド(ユマ・サーマン)。
彼女は自分の結婚式の最中に、かつてのボス、
ビル(デイヴィッド・キャラダイン)とその手下たちに襲われ、頭を撃ち抜かれたのだ。
友達も夫も、腹の中に宿っていた子供もみんな死んだ。
そんなブライドが4年間の昏睡状態から蚊に刺され?奇跡的に目を覚ました!

全てを思い出した彼女は復讐の旅に出る。

まずは今ではすっかり娘を愛する母親になっている、
ヴァニータ・グリーン(ヴィヴィカ・A・フォックス)の自宅へ。
そして日本、沖縄の服部半蔵(サニー千葉)から刀を作ってもらい、
日本の暴力団のボスに君臨するオーレン・イシイ(ルーシー・リュー)
を殺すため東京へと向かう。
オーレンのいる料亭青葉屋に乗り込み、彼女の手下である暗殺集団クレイジー88、
そして、オーレン本人との対決に!


観終わってお腹いっぱい!
まあ何とバカバカしく現実離れした映画だろう!
しかも、日本のサブカル・マニアでもあるのタラちゃんの趣味の世界。
オマージュだらけ♪
これを2作にも分ける程の映画に出来た才能と
これまでの彼の成功にあっぱれ。

オーレン・イシイの幼少期のエピソード部分のアニメーションは、
大ファンの「イノセンス」などのプロダクションI.Gに発注。
石川光久さん(代表)、石井克人
さん(映画監督/ウォーレン・組長などのキャラデザン)
田島昭宇さん(漫画家)、西田稔さん(背景画)
の特典映像でのトークで皆さんそのように語られてます。
例えば、プリティ・リキ(髪かきあげるヤクザ・こんな名前もあったのね…)は
やたらタラちゃんのリキが入っていた…とか。
どうやらファンとなって色々オーダーしていたみたい。
これで逆にプロダクションI.Gと石井克人監督はネームバリューも更にアップしたし、
タラちゃんの愛にもあっぱれ。

ひたすら携帯電話で連絡とりまくるオーレンの秘書のソフィ(ジュリー・ドレフュス)、
少女の殺し屋ゴーゴー夕張(栗山千明)のクールなキレ具合。
片目で嫉妬に燃えるエル・ドライバー(ダリル・ハンナ)のファッション。
そして、妙にハイテンションな演技の服部半蔵(千葉真一)などなど…。
キャラクターの妙も改めてみると面白い。

でもやっぱり…。
服部半蔵とかゴーゴーとの会話は良いが、
オーレンとの日本語の会話、あれだけは…、やはりいただけなかった。
タラちゃんの気持ちはわかるんですが…。
せめてもう少し練習して欲しかった。
で、梶芽衣子さんの『修羅の花』『怨み節』♪。
「修羅雪姫」「女囚701号 さそり」へのオマージュも満載。ホント好きなのね〜。

これは子供のまま大人になったタランティーノ監督の宝箱。


キル・ビル Vol.1
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キル・ビル Vol.1 プレミアムBOX
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October 09, 2004

「修羅雪姫 怨み恋歌」

[DVD映画]★★★★☆

昨日の小池一雄、上村一夫原作の劇画「修羅雪姫」の映画化作品、
「修羅雪姫」の続編となる作品。
監督は同じく藤田敏八、制作年は1974年。
原田芳雄、吉行和子、南原宏治、岸田森、伊丹十三などの、
これまた濃ゆい個性派俳優陣に負けない、梶芽衣子の存在感!!!

日露戦争後の日本。
無実の罪で殺された両親の仇をうった鹿島 雪(梶芽衣子)は
死刑を待つ身で獄中にいた。
ところが絞首刑執行の日、とある人物によって助けられ、
それとひきかえに、秘密文書とその持ち主の命を狙う刺客となることに…。
そして政治的動乱にどんどん巻き込まれてゆく雪の先には、
またもや鮮血の花が咲くのである…。

この「修羅雪姫 怨み恋歌」は前作の“劇画の映画化”とは違い、
独立した物語となっている。
『怨み恋歌』というタイトルにもあるように、
修羅の子雪がなんと助けられた街医者(原田芳雄)に恋をする。
この『怨み恋歌』では雪の人間的な一面、
正義感による依頼者への裏切りや愛する男への愛などが描かれている。
もう彼女は親の仇に生きる修羅の子からは解放されたのだ。
とはいえ、凄腕の刺客である雪が放っておかれるはずは無い。
やはり親ではないが、依頼者の怨みを晴らさねばならないのだ…。

貧民窟の街医者(原田芳雄)と徳永乱水(伊丹十三)はもちろん。
特高警察長官菊井(岸田森)、蜍(南原宏治)この二人の怪演がものすごい…。
ひたすら痛い目にあう丸山警部(山本麟一)、
初々しく美しい吉行和子の大胆な格闘シーンも含め、
とにかく登場人物が皆怪しく光るの作品なのだ。
そして、雪…梶芽衣子さん!

前作よりもたちまわりも上達し、
ちょっとけだるいかんじの梶芽衣子さんが粋。
特典のインタビューで『最も忙しく、とにかく疲れていた時期』と語っておられた。
その力の抜けた感じがまたソソるわけであった…。
ちなみにこのインダビューは、女優へのきっかけなど
貴重なエピソードが満載。
インタビューが終わって、一瞬『素』に戻る顔にドキッ。
そういえば先日始まった「大奥」にも梶さん出演されていますね。
日本髪と着物。やっぱり現在もお似合い…。

この他DVD特典にはもちろん原作者の小池さんのインタビュー、
上村さんの原作画集、及び内封に上村さんの原画ポストカードなども有り。
満足の逸品!!

修羅雪姫 怨み恋歌
修羅雪姫 怨み恋歌
 
上村一夫の作品
■ 上村一夫の作品紹介1はこちら
■ 上村一夫の作品紹介2はこちら

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October 07, 2004

「修羅雪姫」

[DVD映画]★★★★☆

小池一雄、上村一夫原作の同名劇画「修羅雪姫」の映画化。
怨念を背負って生まれた娘、お雪が仇を討つまでを描いた娯楽アクション。
監督は藤田敏八、制作年は1973年。梶芽衣子さん、さそりで大活躍の頃の作品。
タランティーノ監督がこれをベースに「キル・ビル」を作った事は、
あまりにも有名な「修羅雪姫」

明治初年、とある村で悪辣な方法で金儲けを企てる一味に夫と子供を殺され、
自分は二日二晩犯された小夜は、
獄中で生まれてきた子・雪にその怨念を託して死ぬ。
その赤ん坊、雪は『修羅の子』として厳しく育てられ、母小夜の代わりに生き、
紺の蛇の目傘に仕込んだ白刃で復讐を果たしていくのだ…。

原作に極力忠実に描こうとしたからか、若干説明的。
(仇のひとり“おこの”が劇画と似ていてちょっと笑える。)
とはいえ、あの劇画の世界をよくここまで表現出来たと思う。
雪の子供の頃の修行のシーンなど、まさかこのシーンがあるとは…といったほど。
そして、何より梶さんの初々しい殺陣の立ちまわり、和服の着こなしも見ドコロ。
黒沢年男、大門正明、西村晃、岡田英次、赤座美代子といった俳優さんも、
若い若い…!!!

DVDになって特典がまた嬉しい。
最近の梶さんのロングなインタビュー!!と小池監督のインタビュー。
そして、上村一夫のイラストも入ってます。
見応えありでした。
梶さん…歳を重ねても美しくかっこよい…。
あのように歳をとりたいものです…!!!

修羅雪姫
修羅雪姫

ちなみに、彼女の主演の作品はほとんど主題歌を歌っているそう。
『修羅の花』
は「キル・ビル」にも使われていましたね。
カップリングは『怨み節』

修羅の花
修羅の花

原作本がダウンロードで読めます♪

修羅雪姫 (1) 修羅雪姫 (2) 修羅雪姫 (3) 修羅雪姫 (4) 修羅雪姫 (5)

上村一夫の作品
■ 上村一夫の作品紹介1はこちら
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October 06, 2004

「女囚さそり 701号怨み節」

[DVD映画]★★★☆☆

もはや、笑えるので意外と好きなこの作品「女囚さそり 701号怨み節」
篠原とおるの人気漫画を梶芽衣子主演で映画化した
「女囚さそり」シリーズの第4作目。
前、3作とは全く別の作品と思おう。制作年は1973年。
監督が伊藤俊也から長谷部安春に代わりドロドロした人情感が希薄となった。
ゆえか、梶芽衣子主演の『さそり』も、これが最後。
超豪華な俳優陣、モダンな構図・衣裳・演出が印象的。

刑務所を脱走し結婚式場に潜伏しているさそりこと松島ナミ(梶芽衣子)。
今度は児玉刑事(細川俊之)刑事に追われる事になる。

ストリップ劇場のトイレに傷付き倒れ込むナミ。
それを見つけたのがここで照明係をしていた工藤(田村正和)。
どうやら彼も児玉刑事に恨みを持つ元学生運動家で
それを思い出してか、ナミを助ける。
ナミと工藤は児玉宅を襲撃するが、誤って児玉の妻を死なせてしまうのだ。
久々にこの『男』工藤を信頼し、愛してしまったナミ。
もちろん、このままハッピーエンドになるわけがなく、
怒り狂った児玉は工藤をリンチにかけてナミの居場所を聞き出して
またもや『男』の裏切り?によって監獄へ、
そして、遂にナミは死刑囚独居房に送り込まれ、
執拗なまでに児玉刑事にいじめられまくるのである。
安らかに死刑の執行日を迎えるために指導する、
妙に悟りをひらいた看守長が妙にインパクト有。
この、看守達の衣裳もベレ−帽被って妙にモダンな感じ。

最初から最後まで『そりゃないだろと』、突っ込み所満載のB級娯楽映画。

何が笑えるかというと、俳優さん達のメイクの濃さ。
細川俊之と田村正和のアイシャドウには、ニヤリ。
梶さんは相変わらず美しい…。
気のせいかいつにも増して表情が堅い気も。

女囚さそり 701号怨み節
女囚さそり 701号怨み節
 

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October 05, 2004

「女囚さそり けもの部屋」

[DVD映画]★★★★☆

さすがにコワイ。復讐鬼さそり、そこまでヤリますか…。

梶芽衣子主演の女囚バイオレンス第3弾。シリーズ3作目。
原作:篠原とおるの人気劇画の映画化。
監督はこれも伊藤俊也で彼の『さそり』はこれが最後。
昭和48年7月公開の作品「女囚さそり けもの部屋」

またもや脱獄し、指名手配中のさそりこと松島ナミ(梶芽衣子)。
地下鉄車内で二人の刑事に追われて、ついに手錠をかけられてしまったトコロを、
つながれていた権藤刑事(成田三樹夫)の右腕を出刃包丁で切り落としてまた逃亡!!
地下鉄の構内から昼間の都会へ、
切れた刑事の右腕をぶらさげながら走って逃げるナミ…。
この衝撃的なシーンがオープニングなのだ。

墓場でその右腕を食いちぎろうとするナミ。
まるで、人喰い鬼のような形相のナミを見つける娼婦のユキ(渡辺やよい)。
彼女は精神障害の兄と『暮らす』ために体を売って生活をしているのだ。
ユキの紹介でお針子として生活を始めたナミだったが、
そこでも土地を仕切る鮫島興業に正体を知られ、ヤクザの子分や
鮫島興業のボスのケバ〜イ化粧の情婦(李礼仙)…ナミと同じ元女囚に、
ムショ内での事を復讐すべく虐められる。
ヤツらの『女』達への汚いやり方にも怒りを覚え、
ナミは彼等に復讐する決意を固めた。
そして、一人、一人と消して行く。鮫島興業のボスさえも…。

警察に追われるナミは下水道に潜伏。
「さそり〜、さそり〜」
と声をかけ、下水道にマッチとパンをを投げ入れ励ますユキ。
そこへ右腕を切り落とされた執念深い権藤刑事はガソリンを流しこみ火を放つ。
マンホールからも吹きあがる炎…さすがのさそりも死んだだろうと権藤刑事は笑う。

しかし、不死身のナミは生きていた!
今度は自ら鮫島の情婦を消すべく再び刑務所へ…。
ナミの怨念は、それを果たすまで続くのだ。

じわじわナミに追い詰められて、
「さそりに殺される〜、さそりに殺される〜」
と鮫島の情婦がさそりの妄想におびえ壊れてゆく様は見事。
殺されるより、つらいであろう復讐。

冒頭のシーンや近親相姦など、ちょいとショッキングな『けもの部屋』。
今度のさそりは酷い目に合う女にはめっきり弱い。
初めて見せるナミの涙…。
今回は都会の陰に生きる、彼女らのために復讐をしたのだ。

心にしみる『怨み節』…♪

お兄さん達!お姉ちゃんに酷い事したら、さそりに殺されますぞ〜

女囚さそり けもの部屋
女囚さそり けもの部屋
 

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October 04, 2004

「女囚さそり 第41雑居房」

[DVD映画]★★★★☆

白石加代子の怪演が光る!今度は脱走劇だ!!

梶芽衣子主演の女囚バイオレンス第2弾。シリーズ2作目。
原作:篠原とおるの人気劇画の映画化。
監督はこれも伊藤俊也。
1972年(昭和47年)12月公開の作品「女囚さそり 第41雑居房」

冒頭で、シャッ、シャッと刃物を研ぐ音が…
今度のさそりは独房から始まる。
松島ナミ(梶芽衣子)に法務省の巡察官の目の前で片目をナイフでえぐられた
刑務所長・郷田は、日々ナミに壮絶なリンチを加えていた。
だがナミは諦めず怨念をつのらせつつ耐える。常に、脱獄のチャンスを狙って…。

そして、移送の時に護送車から、5人の女囚たちと一緒に脱獄を果たしたナミたちは
ゴーストタウンの炭坑街へ逃げ込み、女囚たちは個々の『過去』を語り出す。
『連れ子いびりの再婚相手を絞め殺した女』『不倫相手の妻を毒殺した色情狂』
『てて親殺し』『レズビアンの放火魔』『売春婦』
彼女達にも深い事情がそれぞれあって、それぞれの思いを遂げる運命にある。
バスジャックなどを重ねながら警察の手を逃れるのだが、次々と仲間の彼女達が…。
ナミは警視庁の捜査官や自分を苦しめた看守、刑務所長たちへ
1人1人と復讐を果たしていく…。

女囚のボス、大場(白石加代子)がとにかく強烈!!
モーレツな『怨み』『妬み』『狂気』を幻想的な手法を使って表現。
仲間ながら、ナミと対立するのだ…
いつも無口で冷静で美しく、『敵』をその大きな黒い瞳で見据え、時に牙をむくナミ。
何事にも屈しない。
女の強さ、弱さ、美しさ、醜さ、汚さが満載で、アングラ色も強い作品。
毎年夏の公演『百物語』の怪談でも有名な女優
白石加代子の怒りに狂った顔が本当にコワイ…。

そして『怨み節』…♪

最近カラオケで歌っても認知度アップ!
「キル・ビル」人気も捨てたもんぢゃない!!!
タランティーノ監督、サンキュ!!

女囚さそり 第41雑居房【DSTD-2152】 =>20%OFF!《発売日:03/02/21》
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October 03, 2004

「女囚701号 さそり」

[DVD映画]★★★★★

『復讐』のためならどんな事でも耐え、どんな事でもやり遂げる女“さそり”。

梶芽衣子主演の女囚バイオレンス第1弾。原作は篠原とおるの人気劇画。
監督は伊藤俊也。1972年(昭和47年)の作品。
シリーズの中では最もお気に入りの「女囚701号 さそり」

信じた男悪徳刑事杉見に裏切られ、無実の罪を着せられて刑務所に投獄された、
梶芽衣子演じる松島ナミ。
刑務所内でも命を狙われ、刑務官からのリンチ、女囚同士の対立やいじめ…
ナミはそれらにほぼ無言・無表情でひたすら脱獄のチャンスをうかがい続けるのだ。
そして、ついに脱走のチャンスが訪れ、女の復讐劇が始まる…。

梶芽衣子の『眼』その鋭い眼光と長い黒髪が目に焼き付く。
この「さそり」シリーズは、U局などで、昼間TVでこれまで何度も放映されていた。
子供心に「女刑務所ってやだな〜、絶対入りたくないな〜」と思って観ていた。
「この女の人はキレイな眼をしているな〜。黒い髪って綺麗だな〜。
 どうしてこの女の人はこんな強いのだろう。どうして泣かないんだろう。」
この時から印象的だった。

今、改めて観ると、
「女囚なのにお化粧しすぎ」とか
「あんな目立つ復讐が出来るはずが」とか
つっこみドコロは非常に多い。
が、「松島ナミ」のキャラクターが大変魅力的なのである。
「松島ナミ」の『美しさ』『強さ』『優しさ』『愛情』『憎悪』…。
どんどんその魅力に引き込まれる。
梶芽衣子の他に、何人もの女優さんがこの「松島ナミ」を演じてきたが、
彼女を超える「松島ナミ」はいないと思う。
復讐時のナミの衣裳といい、全編に渡るモダンな絵面、レトロな効果も見所!。
昭和の香り、たっぷり…。
もちろん、『怨み節』流れてます♪。

当時のクセのあるキャスト、
渡辺やよい、扇ひろ子、夏八木勲、渡辺文雄、横山リエ、根岸明美…
などなども怪演。

BS-iでもリメイクされ放送された「さそり」。
やはり評判は…。
梶さんのあの眼力とムードに叶う女優はなかなかいない…。

女囚701号 さそり
女囚701号 さそり
 

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September 06, 2004

「グロリア」

[DVD映画]★★★★★

ジーナ・ローランズが最高にかっこいい!
1980年のジョン・カサベテスのあまりにも有名な作品「グロリア」

1998年にもシャロン・ストーン主演で完全リメイクされ、
(シャロンさんも頑張ってましたが、ジーナさんの強烈さには完敗かと)
「レオン」もこの作品から生まれた…。
ワシの最も大好きな作品の一つ。

ギャングに襲撃されようとしている一家。
そこへたまたま母親の友人だったグロリアが立ち寄り
その家族の6歳の息子フィルを連れ出し助ける事になる…。
元ボスが愛人だったギャングからもフィルの誘拐犯として警察からも追われる二人。
子供とは縁の無かったグロリアに徐々に愛情が生まれ、
フィルのためにギャングと対決する事に…。

ギスギスしていたグロリアとフィルの関係が、
どんどん変わっていくのが好き。
何気ないフィルの一言や態度に対するグロリアの表情が、
やわらかくなってゆく…。
ただし、ギャングと対する時は別だ。
『先手必勝』で拳銃をぶっ放す。
度々、風呂に入るのはそんな彼女ゆえか…。
なぜか東洋チックな部屋の内装と着物ガウンが印象的。

フィルの大人びた顔と小さな体のアンバランスさも
この映画の魅力的な要素。
口では生意気言っていても、まだまだ子供。
ラストシーンの目を擦ってかけてゆくシーンは、
何度観てもいいものです。

グロリア
グロリア
 
■監督:カサベテス・ファミリー カテゴリー

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September 05, 2004

「シリアル・ママ」

[VIDEO映画]★★★★★

この「シリアル・ママ」
昨今においては非常に不快な映画なってしまったので
苦手な方はすっとばして下さい。
アメリカの変態監督ジョン・ウォーターズによる1994年の作品。

キャスリーン・ターナー扮するママの家族は、
美人でキレている鳥好きのママ、すっとぼけたダンナ(歯医者)、
スプラッター映画好きの息子、ミーハーなハイティーンの娘の4人。
でも………
社会の規則、愛する家族の平和を乱す奴にはママのお仕置き=殺人が待っている!
という、基本的にコメディなのにとんでもない映画。

 シートベルトをしない!(ガツン)
 娘を振った!(グサッ)
 ムシャムシャ鳥を食った!(グサッ)
 レンタルビデオを巻き戻さない!(ゴン)
 秋に白いパンプスなんて!(ガン)

こんなコトで殺された日にはたまったもんではない。
しかも、裁判で弁護人をさしおいて、陪審員を味方につけて、
自分で無実にしてしまう頭の回転の良さ!
こんな母が無実になって帰って来ても家族は複雑…

キャスリーン・ターナーの表情がスゴイ。
にっこり笑ったと思えば彼女の機嫌をそこねるとみるみる怒りをあらわに。
かの『牡丹と薔薇』の香代さんなんて、目じゃないのだ…。

10年程前映画館で見た時は、かなりブラックだが笑えた映画だったのに、
本当に最近は笑えない!
監督の意図が現実とずれてきたかも。
もっとつまらないコトでも殺人事件は起こっている今の日本。
こんな事が明日、起こってもおかしくない社会なんてイヤですねぇ…。

サントラはこちら

シリアル・ママ
シリアル・ママ
サントラ, L7, バリー・マニロウ
 

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