「幸せになるためのイタリア語講座」
[DVD映画]★★★★☆
なんて素敵な大人達の恋愛だろう!!
ロネ・シェルフィグというデンマークの女性監督による
ハートフルな人間ドラマ「幸せになるためのイタリア語講座」。
2001年ベルリン映画祭銀熊賞作品。
北欧、デンマークの小さな街に新任牧師がやってきた。
教会で紹介してもらったホテルのフロント係は
イタリア車に乗っていると言うと何故かイタリア語を使ってみたりする。
パン屋レストランでもイタリア語が使われたり…。
そう、この街では市役所主催で週に一度のイタリア語講座が行われているのだ。
妻を亡くしたばかりで生真面目な新任牧師
アンドレアス(アンダース・W・ベアテルセン)。
ホテルのフロント係で、お人好しでインポテンツに悩む独り者
ヨーゲン(ピーター・ガンツェラー)。
スタジアムのレストランで働く、元サッカー選手だった
ハル・フィン(ラース・コールンド)はイタリア語が堪能。
そのレストランのウエイトレスでイタリア娘の
ジュリア(サラ・インドリオ・イェンセン)はヨーゲンに片思い。
不器用過ぎるパン屋の店員
オリンピア(アネッテ・ストゥーベルベック)は、偏屈な父と二人暮らし。
アルコール依存症で入院中の母を持つ美容師
カーレン(アン・エレオノーラ・ヨーゲンセン)は苦労人だが意外な程情熱的な女。
小さな街で繰り広げられる、
ちょっと不幸で不器用な大人たちによる人間模様・恋愛模様。
さまざまなトラブルや悩みを持ち、決して幸せではなかった孤独な6人の男女。
イタリア語の初級講座に通う事で、同じ立場での人とのふれあいが始まり、
不幸な現実に傷つきながらも、数々の驚くような出来事や不思議な偶然で
バラバラだった彼等が少しずつ繋がり始める…。
“独りでいる事に慣れていた”彼等が出掛けた、講座のみんなで行くベニス旅行!
そこで見せるとびきりの笑顔を映画の最初では想像出来ただろうか?
そして、彼等と関わる人々もそれぞれの道を歩んで(色んな意味で)旅立つのだ。
マルチェロさんはお気の毒だったけど、
出来過ぎたエピソードも小さな街での出来事ゆえに結構面白い。
ドグマ95による規制
『撮影はロケのみ』『カメラは手持ち』『音楽は自然音や曲以外禁止』
『人工的な照明は禁止』『画像処理やフィルターの禁止』…etc
などが良い方向へ作用したと思える、ナチュラルな映像とリアルな親近感。
だからこそ、言葉以上に語る彼等の視線が印象的。
特にアンドレアス、ヨーゲンの優しい眼差し、
ハルとオリンピアの少しおどおどした瞳。
目の前のモノを真直ぐに見つめるカーレンと恋する女、目を伏せて頷くジュリア!!
少し新しい事を始めると、とても多くの出会いや出来事が起こるかも!
そんな可能性を教えてくれた心温まる、観た後元気になる作品。
“ Grazie mille ! ”
(どうもありがとう:milleは1,000の意)
公式サイト
↓
http://www.zaziefilms.com/italian/
幸せになるためのイタリア語講座 デラックス版
ロネ・シェルフィグ ヨーゲン・ヨハンソン
ピーター・ガンツェラー ラース・コンルード
by G-Tools
ドグマ95公式サイト
(英語のみ)↓
http://www.dogme95.dk/











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