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July 27, 2007

「時をかける少女」(アニメ版)

[TV放映映画]★★★★☆

いやはや見事によく出来たリメイクアニメ版!!!
主人公のスタンスが少々違うけれどちゃんとメッセージが伝わってくる。
20年以上前の原田知世主演の映画版が苦手な方にもおすすめ。

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「時をかける少女」(アニメ版)

製作国:日本(2005)
監督:細田守
アニメーション制作:マッドハウス
プロデューサー:渡邊隆史/齋藤優一郎
原作:筒井康隆『時をかける少女』(角川文庫刊)
脚本:奥寺佐渡子
音楽:吉田潔
キャラクターデザイン:貞本義行
作画監督:青山浩行/久保田誓/石浜真史

声の出演:
紺野真琴(仲里依紗)
間宮千昭(石田卓也)
津田功介(板倉光隆)
芳山和子(原沙知絵)
藤谷果穂(谷村美月)
早川友梨(垣内彩未)
紺野美雪(関戸優希)

「時をかける少女」(アニメ版)オフィシャル・サイト
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実写版映画の20年後の現代の設定…となっていました。
なぜか絵の履修家になっている和子の姪っ子
おてんばな現代っ子マコトの物語。

これがヒットしたのも頷ける
なかなかいい青春ドラマになっていた。
チアキとコウスケといつも野球にいそしんでいたマコト。
ある日滑って転んだ実験室で何かが起こり
タイムリープする事が出来るようになった
高校生のマコトちゃん。
身の危険に遭遇すると、記憶はそのままで時間が逆戻りし
もう一度やり直す事が可能だなんて。
こりゃ便利と何度もタイムリープしていたが
ある日手についた数字を発見。
そんな時に大事件が…

いつまでも男女関係なくずっと遊んでいたい。
仲が良ければ尚更…そして淡い恋心…♪
ああ…その気持ち解ります…
それこそ20年程前の記憶ですが…(汗)
そして恋した彼は手が届かない存在に。
単細胞であっけらかんとした現代っ子だが
素直に泣きじゃくるマコトちゃんには共感できます。

さすが映画のファンだったという監督。
リメイクアニメながらもちゃんとツボをおさえていますな。
「未来で待ってる」というセリフも効いているし。
和子おばさんの存在と体験をうまく利用し
ちゃんと観客にメッセージを届けようとしています。
流される昭和の女子高生和子とは違った
活発で意志を持ったマコトちゃんがいきいきと見えますね。
知世ちゃんの映画が苦手なワタシは
個人的にはコチラに軍配。
ああ…青春…

B000MEXAOM時をかける少女 通常版
仲里依紗 石田卓也 板倉光隆
角川エンタテインメント 2007-04-20

by G-Tools

時をかける少女 限定版
仲里依紗 石田卓也 板倉光隆
B000MEXAOC

時をかける少女 オリジナル・サウンドトラック
サントラ 吉田潔
B000FGG80K

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July 21, 2007

「時をかける少女」

[TV放映映画]★★☆☆☆

ある日突然タイムトラベラーとなってしまった
女子高生の青春ファンタジー。
実はそれにはある日の事件が…

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「時をかける少女」

製作国:日本(1983)

監督:大林宣彦
製作:角川春樹
プロデューサー:山田順彦/大林恭子
原作:筒井康隆
脚本:剣持亘/大林宣彦
音楽:松任谷正隆

出演:
芳山和子(原田知世)
深町一夫/ケン・ソゴル(高柳良一)
堀川吾郎(尾美としのり)
深町正治(上原謙)
芳山哲夫(内藤誠)
津田ゆかり
岸部一徳
根岸季衣
入江たか子
松任谷正隆

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なんて懐かしい〜
明日のアニメ版の放映に合わせたようですね。
映画を深夜やっていたので、つい観てしまいました。

筒井康隆の原作短編は結構好きだったのですが、
尾道三部作以降特に大林監督は少し苦手。
主演の原田知世も、彼女と同世代のワタシには当時苦手。
さらに彼女が歌う主題歌の『時をかける少女』の
あまりの下手さに度肝を抜かれたり…
この映画「時をかける少女」はあまり好きでは無かったのですが
尾見としのり好きではあったりして
テレビで何度も放映されていたのを
これまでも何度となく観た記憶があります。

今ではいい役者さんになった原田知世ちゃんですが
がドラマ「セーラー服と機関銃」でデビューした時の
極めて地味なルックスとか細い声
衝撃的な棒読み演技がダメでして…(笑)
世の男どもがメロメロなのが
どうしても理解出来なかった記憶もあります。
今思えば清楚で凛とした清潔感と透明感
そして何となくはかないあのキャラは
アイドル界では新鮮で男心をくすぐりますね。


さて、本編ですが…
土曜日の実験室でのシーンが印象的で
すっかり忘れていたスキー合宿のシーンにまずびっくり。
やはり、こっぱずかしいセリフのてんこもりですが
こんなはじまりだったとは…

そして登場した高柳良一氏にまたびっくり。
すっかりサラリーマンになったらしい彼…
そういや角川作品にがっつり使われていた男前スターでしたね。
りりしいお顔はすっとぼけた尾見くんと対照的。
でも演技は知世ちゃんと同じくらい棒読み(笑)
やっぱり尾見くんキャラが好きですねぇ…

恋した花好きの青年の秘密、叶わぬ切ない恋…
尾道を舞台にしたのは大正解。
坂道だらけの時間が止まったようなレトロな町…
何が起きてもおかしくないような美しく不安定な所があり
この雰囲気にかなり救われる。
ラベンダーの香りで…のタイムスリップのシーン
その強引さと合成のつたなさは
今観ると逆に新鮮で面白い。

しかし『桃栗三年』の歌の酷さ。
ラストのエンディングが最高です。
見事に主題歌「時をかける少女」のPVになっていたのに
もはや拍手しそうでした。これは一見の価値有り!!!
とっても正しいアイドル映画になっております。

20年以上経って観てみると
色々新たに発見する事もあり意外にも楽しめました。
髪型は、当時流行っていたな…とかしみじみ。
大林監督の作品では「転校生」「青春デンデケデケデケ」
だけが好きなんですが、この考えもゆらいできました。
おばちゃんになってから解る事もあるんですねぇ。
今年は「転校生 -さよなら あなた-」を撮っているそうだし
機会があれば観てみようと思いました。

B000IU3A2M時をかける少女
原田知世 高柳良一 尾美としのり
角川ヘラルド映画 2006-10-20

by G-Tools

DREAM PRICE 1000/原田知世 時をかける少女
原田知世
B00005V4D5

時をかける少女
サントラ
B00005FQ3U

時をかける少女 〈新装版〉
筒井 康隆
4041305217

時をかける少女 通常版
仲里依紗 石田卓也 板倉光隆
B000MEXAOM

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October 24, 2005

「蝿男の逆襲」

[DVD映画]★★★★★
 
画面はモノクロに退行しているのに、
物語はサスペンス・タッチに進化していて、なかなか面白い。
前回の「蝿男の恐怖」に続きついでに続編も借りてみた「蝿男の逆襲」。
これがまた気に入てしまい、やはり激安だったので、結局共に購入。
何だ…最初から買っておけば良かった…。

こちらは翌年の1959年に製作されたモノクロ作品で、
原題は「THE RETURN OF THE FLY」。
今度は小さかったあの息子のフィリップが成長し、親の後を継ぎ研究を続ける。
監督はエドワード・L・バーンズ。原作はジョルジュ・ランジュラン
前作に引き続きヴィンセント・プライスがフィリップの叔父をつとめる。
 
 
衝撃的な事件から10年以上が過ぎ、
エレーヌがこの世を去った所から新たな物語が始まる。
前作の「蝿男の恐怖」のラストで幼いフィリップ(ブレット・ハルゼイ
がフランソワ(ヴィンセント・プライス)に言った言葉…。
「パパのように探検家になっていい?」
実はその言葉どおり、彼は父親の研究を密かに完成させようとしていた。
「油断しなければ大丈夫」だと固く信じ、まさか同じ体験をするなんて…。
弟のような悲劇を二度と起こすまいと、気のらないフランソワをなんとか説得し、
彼の資金援助を受け、あの別荘の地下の実験室で
友人のアランと供に『物質転送機』の完成に熱を燃やす。
別荘には管理人マダム・ボダールとその美しい娘セシールが暮らしていたのだが、
またもや悲劇が起こってしまう…。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * *

続編なのに、しかも予算不足?なのかモノクロなのに、
ただの2番煎じとなっていなくて、うまくエピソードをリンクしながら、
サスペンス・タッチで描かれている。
知らず知らずこの奇妙な物語にグイグイ引き込まれてしまうのだ。
前作とは違い、人間の汚い部分を利用している所が面白い。
研究者で親友のはずのアランの野望が膨らみ、どんどん犯罪を犯してゆく。
横領から始まり、追って来た警官の殺害、
その時に『物質転送機』を利用して知った、このマシンの恐ろしい威力。
それを利用し、フィリップと蠅をマシンに突っ込み、
更に逃げるためにフランソワに発砲…。
まさに絵に書いた犯罪者の図。

人間の私利私欲が産みだす、恐ろしい思惑と犯罪。
前代未聞の発明にはつきものなのかもしれない…。
例の事件で蠅嫌いになってしまったのに、友人アランに裏切られ、
よりによって、父のように『蠅男』になってしまう可哀想なフィリップ。
そして…『蠅男』の逆襲が始まった!
だが、彼には叔父のフランソワや恋人のセシールという味方がいたのだ。

今回印象的だったのは。
マウスから伸びたもぞもぞ動く人間の手。
人間からだらんと伸びたマウスの手。
「セシール!セシール!!」と
恋人に助けを求める『人間蠅』の悲痛な叫び。
それを見てびっくりした警官の顔ったら…。
『蠅男』はもはやインパクト無し、
騙した人間のみを襲いまくり、恋人の悲鳴でぶっ倒れどこか弱々しい。
叔父のフランソワは、ずっと密かにフィリップを守ろうと奔走。
「ビーチャム警部にしか話さない!」
傷を負い動けなくて、前作のラストに出て来た警部に蠅探しを頼み、
見つけた彼はフィリップの再生を試みる。
おそらく、フィリップは彼の息子のようなものなのであろう。
(彼の母親エレーヌも愛していたし)
でも、やはり一番驚いたのは、ハッピー・エンド。
そういえば、前作もそうだった!

ちなみに、今回この『蠅男』シリーズを観なおしてみて思ったのが、
ローテクながら非常に優れた作品だという事だ。
『物質転送機』なんかはまるで電話ボックス。
転送のさい目の保護のため、ゴーグルを着用するのだが、
ガタガタと震えるマシンが壊れないか、相変わらずドキドキ…。
『蠅男』だって、仮面ライダー的なかぶりもの。
だが、この異常な事態と、人間に潜む悪意、科学に対する脅威などに
どんどん興味が移りそういう事はどうでも良くなる。
優れた作品というのは、そういうものなんだな…。

[特典映像]
「ザ・フライ」シリーズのオリジナル劇場予告編4本。
「蝿男の恐怖」と同内容。

蝿男の逆襲
ビンセント・プライス エドワード・L・バーンズ
B0009J8CFC

蝿男の恐怖
アル・ヘディソン カート・ニューマン
B0009J8CF2

キャンペ−ン中により↓コレより↑バラで購入したほうがお得。
蝿男シリーズ DVD-BOX
アル・ヘディソン ビンセント・プライス カート・ニューマン
B00005V2ZK

「ザ・フライ」衝撃的かつ悲しみの伴うこの2本!
これまた親子の数奇な別の物語。
ザ・フライ コレクターズBOX
ジェフ・ゴールドブラム エリック・ストルツ デビッド・クローネンバーグ
B00005L9G2

 
■「蝿男の恐怖」レビュー
 

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October 23, 2005

「蝿男の恐怖」

[DVD映画]★★★★★
 
やっぱり好きだな〜。このくらいのユルい感じ。
かぶりもんの蠅男より、蠅に合成された小さな人間蠅が忘れられない。

今、なぜ、これ? 
かというと、昔録画したビデオが伸びてしまい、
この前激安で売られていたので…
翌日レンタルに並んでいるのを発見し、改めて観なおす。
で、結局購入してしまう(^^;)。
お気に入りの王道ものは何度観ても見飽きないので!

原題は「THE FLY」。
そう、あのデビッド・クローネンバーグによるリメイク作品
ザ・フライ」のオリジナル版。
こちらは1958年の作品なので、もちろんCGなんて無い時代、
古き良きアメリカ映画のSFホラーテイスト満点な「蝿男の恐怖」。
エグイ蠅男ではなく、なんだかセツなくなる蠅男なる科学者とその妻の悲劇の物語。
監督はカート・ニューマン。原作はジョルジュ・ランジュラン
そういえば、SFによく描かれる物質の電子転送装置は、
現在も未だ発表されていない…。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * *

いきなり殺人現場から、この物語は始まる。
「プレス機で夫を殺した」と夫の兄フランソワ(ヴィンセント・プライス)に
電話をかける妻エレーヌ(パトリシア・オーウェンズ)。
だが、彼女の様子はどうもおかしい。
蠅の飛ぶ音に反応し、たたき殺そうとすると激怒し、
執拗にある『頭の白い蠅』を探し続けている姿は異常であった…。
警察からの尋問などが始まる中、フランソワになだめられ、
やっと彼女は口を開いて、数ケ月前の信じられない出来事を話し始めた…。

ごくごく裕福で幸せな夫と子供と家政婦のいる家庭。
天才科学者であった彼女の夫アンドレ(アル・ヘディソン)は、
『物質転送機』をある日ついに完成させた。
それは『物質を原子レベルで分解し、ケーブルによって電気的に転送、再構築する』
世紀の大発明であったのだ。
だが日本製の皿の文字、“MADE IN JAPAN”が反転、
猫は転送されず、原子猫となって空中をさまよう…など、
もっと改良が必要な未完成品であった。
ある日、ずっと研究室にこもっていた夫の所へ行くと、
「重大な命に関わる事故が起きてしまった。
 話す事が出来ないのと食事がとれないので、ラム酒入りのミルクをくれ。」
とドアの隙間からメモが差し出される。
それを持って行くと頭から黒い布を被った夫が自分を見ないように、
離れているように言う。そして、
「『頭の白い蠅』を探し、生きたまま捕まえてくれ」と妻に救いを求めるのだ。
そう、自分自身を実験台に転送した時に装置内にまぎれこんでいた1匹の蠅。
彼の頭部と腕の一部は、転送し再構築するさいに蠅とミックスされてしまったのだ。
その蠅はちょうどその日、彼の息子が見つけた『頭の白い蠅』だったのだが…。

48年前の作品である。映像は当時独特の甘さのある美しい画面。
会話を中心にまったりと進み、ゆっくりとこの悲劇の真相が明らかになる。
衝撃的な蠅男のシーンも、現在の映像作品を見慣れているので
着ぐるみ的に可愛らしいとすら思えるが、
複眼で『蠅男』が見ているであろう画面など、上手いっ!!!
『物質転送機』もこれで大丈夫?と思えるようなローテク・マシーンなのだが、
スイッチ入れる度に、これ…壊れない?かと心配になり、ドキドキしてしまう。
だが、のんびり進むストーリーの登場人物に次第に心が同調しはじめる。
一心不乱に愛する夫のために『頭の白い蠅』を探し、彼を励ます妻。
妻に危害を加えまい、科学者としてこの危険な装置と証拠を残してはいけないと、
どんどん蠅へと退化する脳で必死に苦渋の決断をするアンドレの絶望。
文字さえ満足に書けない妻に向けて彼の書いた“LOVE YOU”の文字…。
両親の事情はよく理解出来ないが、どことなく気を使う幼い息子。
弟夫婦のために協力を惜しまぬ兄。
ラストで蜘蛛の巣にかかった蠅男の悲痛な叫びと表情が忘れられない。

この絶望的な悲劇が、実にハッピー・エンド?で終わる所がレトロ。
女は母は強いのだ!!!

[特典映像]
「ザ・フライ」シリーズのオリジナル劇場予告編。
 この「蠅男の恐怖」の予告編が、なかなか上手い。
 クロネンバーグのリメイク版の予告編も有。
 
蝿男の恐怖
アル・ヘディソン カート・ニューマン
B0009J8CF2

蝿男の逆襲
ビンセント・プライス エドワード・L・バーンズ
B0009J8CFC

キャンペ−ン中により↓コレより↑バラで購入したほうがお得です。
蝿男シリーズ DVD-BOX
アル・ヘディソン ビンセント・プライス カート・ニューマン
B00005V2ZK

「ザ・フライ」衝撃的かつ悲しみの伴うこの2本!これまた親子の数奇な別の物語。
ザ・フライ コレクターズBOX
ジェフ・ゴールドブラム エリック・ストルツ デビッド・クローネンバーグ
B00005L9G2

■「蝿男の逆襲」レビュー
 

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May 23, 2005

「ドリームキャッチャー」

[DVD映画]★★★☆☆

タイトルとキャッチ・コピーに騙された!
導部からは思いもかけい展開と結末に唖然!!

“夢の番人、ドリームキャッチャー
 いま、ひとつの悪夢が、その網をくぐり抜けてしまった。”

スティーヴン・キングの同名ベストセラー小説の映画化。
監督は「わが街」「白いドレスの女」の巨匠ローレンス・カスダン
2003年アメリカの作品「ドリームキャッチャー」。

郊外の小さな町に住んでいた4人の少年、
ジョンジー、ヘンリー、ピート、ビーヴァー。
上級生からいじめを受けていた不思議な力を持つ少年ダディッツを助け、
仲良くなった彼等は、ダディッツの力を分け与えられ、その秘密を共有する事になる。

20年後、ジョンジーが交通事故で重症を負うが、奇跡的に一命を取り留め、
あの少年時代のダディッツが怪我をしたまま道路の向うで呼んでいたというのだ。
ジョンジーの怪我が少し癒えた頃、大人になった4人は恒例のハンティングで
メイン州の雪深い山小屋で再会していた。
頭の倉庫の持ち主 ジョンジーダミアン・ルイス
医者の ヘンリートーマス・ジェーン
おバカな ピートティモシー・オリファント
弱虫 ビーヴァージェイソン・リー
歳をとっても揃えば皆少年に逆戻り。下らない冗談。それぞれの近況。
懐かしい話に花が咲く…。
その山小屋には、ダディッツの教えてくれたインディアンのお守り
ドリーム・キャッチャー”が飾られている。

その頃、雪が降り積もるその山奥で異変が起きていた。
異様な臭気を放つ怪我をした人間。
森から逃げ出す動物達。
住民達も隔離。
そして、何かを追う軍のヘリ…。
指揮するのは常軌を逸したカーティス大佐(モーガン・フリーマン)!
ここで一体何が起きているのか???

念のため、以下ネタバレ有り。

まず、長いっ!2時間を超えるこの長さ!!
だが最初のメジャー感溢れるホラー・サスペンス調からB級パニック調に。
そして全編に敷かれた少年達の友情ストーリーで、
少年ものに弱く、B級パニックものが好きなワタシは意外と楽めた。

彼等の少年時代のエピソード。謎の少年ダディッツ。大人になった彼等。
ここまでは謎だらけで何もわからない。
だが、山で現れた無気味なクリーチャー(生き物)。
尻の穴から入り込み、生き物に寄生するにょろにょろするアイツが出てきてからは…
ヒヤヒヤするものの、どうも笑ってしまう。
だって、そいつらは人間の弱味につけこみ寄生し、恐るべき生命力で増殖、
地球を我が物にしようとする、グロテスクなエイリアンの幼虫!!
成長するとあの“エイリアン”さながらの奇怪な姿や、時には変な宇宙人風にもなり、
テレパシーで語りかけ、赤いモクモクとしたカビ?を吹き出すんだもの♪

感染者を知らずに助けた事から4人の身にも危機が迫り、
ビーヴァーはトイレでのバトルで、ピートはお酒で気がゆるみ、餌食となってしまう。
だが、ジョンジーとヘンリーはここでダディッツの力と彼の記憶で命拾いをする。
ダディッツはそういえば、まるで宇宙人の様だったと気付き、
病気療養中の彼(ドニー・ウォールバーグ)に協力を求める事にする。
どうやら最初からエイリアン退治のために地球に来た彼は、
瀕死の状態なのに「スクービードゥービードゥ、お仕事だよ〜♪」と
今や、地球征服に手をかけようとしているアイツに戦いを挑むのだ!
子供の頃使っていた、あのランチボックスに薬をつめて、
二度と帰らぬ子供を送りだすダディッツの母にホロッ。

忘れてはならぬのがモーガン・フリーマン粉する特殊部隊の指揮官カーティス大佐。
ヘンリー達を邪魔しまくり、長年のエイリアン担当で狂気すら感じる
部下の将校(トム・サイズモア)にすら発砲する
この異常なキャラがなかなかめずらしくてよい!
ヘリの窓からギロッと山小屋を覗く、怖い顔が印象的だった。

特典映像の別バージョン・エンディング、あのしょぼい戦いだったらかなり興醒め。
本編で実際使用された、あのバトルと友情オチはくどいけれど大正解!!。
スティーブン・キングのドラマ「IT(イット)」と少し似ていたが、
「IT」オチはあんまりにもあんまりで…笑うにも笑えず。
キングものって冒頭のドキドキとオチとのギャップがいつもスレスレ。
アタリかハズレかヒヤヒヤする。まぁここが魅力でもあるか。

ドリームキャッチャー 特別版
モーガン・フリーマン スティーブン・キング ローレンス・カスダン トーマス・ジェーン
B000666SUY

オリジナル・サウンドトラック「ドリームキャッチャー」
ジェイムズ・ニュートン・ハワード サントラ
B00008Z6W1

原作本
ドリームキャッチャー〈1〉
スティーヴン キング Stephen King 白石 朗
4102193278 ドリームキャッチャー〈2〉 ドリームキャッチャー〈3〉 ドリームキャッチャー〈4〉
 

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